レーザー加工屋のあれやこれや
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梅雨入り

こんにちは。

とうとう関東地方も梅雨に入ったようですね。

ここ数年、趣味で自転車を転がしているので、天気には一喜一憂してしまいます。

自転車乗りにとっては、とっても憂鬱な時期です(ノ_-。)



■最近の仕事

レーザー加工屋のあれやこれや-紙カット

表彰状です。
どんな授賞式なのかまでは、言えませんので、一部を掲載いたします。

素材は、画用紙ほどの厚紙です。

写真で乗っているのは、一部ですが、全体を細かく抜く加工なので
物凄く時間が掛かります。

厚紙なので、レーザーで抜くと少々焦げっぽくなっています。


紙のカットをお考えの方はご参考にして下さい。







よくある質問その4

梅雨入りの季節ですが、まだそんな気配は感じないですね。
今年は、本当に天候不順です。

今日の記事は、前回の予告どおり「アクリル」のレーザーカットについてです。

アクリルは、レーザーでの加工に適した材料で、その他の樹脂版に比べて仕上がりも綺麗です。
因みによくある質問なんですが、「塩ビ」のカットは、レーザーでは対応出来ません。

サイン&ディスプレイ関連、模型関連、ノベルティその他、様々な業界からお仕事が来ます。


アクリルには2種類あります。
用途によって向いている材料がございますので、ご参考にしてください。

■押し出し
ローラーで押し出して作る製法で、大量生産に向いている。
・特徴:低価格、精度が高い。
・レーザー加工での使われ方:レーザーカット、レーザー彫刻(裏彫り)
※レーザー彫刻をするとキャストに比べて、彫刻面が薄くなりますが、裏彫りで使用するなら意外と問題ないかも。

■キャスト
ガラスの間に原材料を注入して硬貨させて作る製法。
・特徴:押し出しに比べて、硬度が高い。溶液などに強い。
・レーザー加工での使われ方:レーザー彫刻、レーザーカット(押し出しに比べて厚みの精度が低いのと高価です。)
※レーザー彫刻では、押し出しに比べて明らかにくっきりと彫刻できます。

【サンプル】
レーザーでカットしたアクリルの断面


レーザー加工屋のあれやこれや-アクリルカット001
・透明アクリルの切断面

レーザー加工屋のあれやこれや-アクリルカット002
・クリアレッドのアクリルの切断面


レーザー加工屋のあれやこれや-アクリルカット003
・複雑な図形のカット

画像のように、レーザーでアクリルをカットすると切断面は、溶けたように透明になります。

最後にカットできる厚みですが、0.5㎜~30㎜まで可能です。


それでは、失礼します。


よくある質問その3

ゴールデンウィークも終わりみなさんどう過ごされていますか?
あっという間にうっとしい梅雨の季節が目前に迫っていて何だか憂鬱ですね。

更新が滞ってしまっていましたが、再開します。

前回の続きで、レーザーカットについてお話します。

お問合せの時に、よく各素材の仕上がりについてお話いたします。
ただ、話だけでは中々伝わりません。

そこで、今回は、各素材の仕上がりを画像を掲載してお伝えします。

素材1:木材


木材の場合、レーザーの熱によって焦げが付きます。
その焦げの具合は、木材の種類(硬度)、厚み、データの複雑さによって変わってきます。


レーザー加工屋のあれやこれや-メープルカットサンプル レーザー加工屋のあれやこれや-ケヤキカットサンプル レーザー加工屋のあれやこれや-MDFカットサンプル

左からメープル3.0t、カエデ3.0t、MDF4.0tを実際にカットした断面です。

メープルは、比較的焦げ目が付かない木材です。
その他、ヒノキ、ヒバのような柔らかい木材は、焦げ目が比較的少ないです。

カエデは、筋が多くて硬い為、焦げ目が付きやすい木材です。
因みに黒檀のような非常に硬度の高い木材のカットは、焦げ目を通り越して炭化してしまいます。

再度にMDFですが、木材の粉末を圧縮して固めた素材の為、木材というより紙に近い感じの素材です。
そのため、カット面は、非常に強く焦げますが、5.5㎜位の厚みのMDFは、非常に加工性は高いです。


次回は、アクリルのレーザーカットについてお話します。

それでは!


よくある質問その2

今日は、今年初の夏日だそうです。

明日の天気予報みるとビックリ!

明日は、雨でしかも最高気温10度・・・

異常気象ですね。


よくある質問その2です。

前回の記事で書きましたがレーザー加工には、彫刻(刻印)、マーキング(浅彫り)、切断加工があります。

今回は、切断加工(レーザーカット)についてです。

■レーザーで切断できる素材は?

・樹脂系素材(アクリルなど) ※塩ビ、ポリカは不可。
・木 材 ※黒檀などの硬度の硬い素材は、不可。
・紙 系
・皮 革 ※合皮も可能です。
・金 属
・布 系 ※フェルト生地も可能ですが、切断面が溶けるような仕上がりになります。
・ゴ ム
・カッティングシート ※台紙残しも可能。
・ベークライト

よくあるお問合せにガラスがありますが、ガラスはレーザーでは切断できません。

■レーザーカットできる範囲

・2400㎜×1200㎜

※紙、布、カッティングシート等の薄い素材の場合は、600㎜×300㎜まで。

以上です。

次回も引き続き「レーザーカット」についてです。



よくある質問その1

4月に入ってもう6日目・・・

時が経つのはあっという間ですね。

桜も満開で、花見をしないうちに散ってしまいそうです。

でもでも、桜のあとの綺麗な新緑も好きです。


毎日、色々なお客様からお問合せがあります。

その中で、よくある質問をまとめてみましたので、シリーズとして記事にしていきます。


今回の質問

【値段が知りたい】

唐突に聞かれることが意外と多いです。

突然、料金だけ聞かれてもお答えできません。


なぜか?


何をされたいのかをお伝え頂かないと料金の計算ができないからです。

チラシ印刷やコピー機のように、部数と色数で料金表がある訳ではないので。


レーザー加工の場合、最低でも材料の種類、形状、刻印or切断、数量などをお伝えいただきたいです。


レーザーの場合、刻印、切断、刻印・切断と3通りの加工がございます。


刻印加工の場合、刻印する材料や形状、面積、深さ、数量。

切断加工の場合は、素材、素材の厚さ、カットの形状、数量。

これらの条件で料金を算出いたします。



例:木製のウェルカムボードを作成したい。


1)木材の種類は?材料は、持込ですか?

・例えば、持込で、シナベニアの15㎜厚・・・とか


2)ボードのサイズは?

・A3サイズ・・・


3)データはありますか?

・イラストレータであります・・・

※データがない場合は、手書きのイメージで構いません。


4)数量は?

・1枚・・・

※数量によって、単価が変わってきます。


5)詳細な仕様は?

・文字は、1㎜程彫り下げて、その他の部分は、浅く彫りたい・・・


6)納期は?

・一週間ほど・・・


以上です。


上記のような流れになります。



同じウェルカムボードのご依頼でもお客様毎に内容はまったく違ってきます。


フォーマットが決まっているものと違ってオーダーメイドの加工なので、料金の算出は非常に難しいですね。



レーザー加工をご依頼の際は、細かくご指示くださいね。


それでは。


レーザー加工 複合技

寒いですね。

この時期の気温低下は「寒の戻り」で、

4月を過ぎての気温低下は、「花冷え」と言うそうです。

日本語は、面白いですね。


確かの昨日は、寒かった。

車の運転をしていて、フロントガラスに打ち付ける雨が

妙にシャリシャリとし始めました。


これでは、桜の芽も萎んでしまいますね。




ステンレス板で社名板を製作しました。

レーザー加工屋のあれやこれや-社名板001 レーザー加工屋のあれやこれや-社名板002

文字部分を切り抜いています。

黒い部分は、シルク印刷。


レーザー加工とシルクの複合技です。

レーザー加工単体だけでなく、複合的に組み合わせてご提案もしています。


お気軽にご相談ください。(‐^▽^‐)

治具


今日は、ゲームセンターの定番ゲームのアイテムにレーザー彫刻しました。

ゲームセンターに置くものなので、数量もそれなりにあります。


レーザー加工の場合、印刷と違い、版代は掛かりませんので単品での対応は可能ですが、

数量が多い方が単価は下がるのは、印刷と同じです。


では、レーザー加工の場合なぜ単価が下がるのか?


下がる理由として。


下の写真のように治具を製作することによって、効率が上がるからです。

レーザー加工屋のあれやこれや-治具001

如何に効率の高い治具を作るか。

これは、大事な事です。


数量が多ければ多いほど、数秒、数分の差がかなり大きくなりますからね。


治具を巧く作れた時。


何とも言えない快感です。





レーザー加工 長時間運転

レーザー加工屋のあれやこれや-導電ゴム彫刻002


本日は、長時間運転です。


えーと。

ざっと、6時間位ですかね。


長時間運転っていっての車の運転ではありません。


レーザーの稼動時間です。


レーザー加工機の長時間運転。


時々あります。


特に多いのが、広域で深度の深い彫刻と超細かなカットの場合です。


今日、加工したのは、導電ラバーという特殊な素材です。

それを全面パターン彫刻する加工です。


ラバーという素材は、意外とレーザーの出力を必要とします。

深く彫る場合、やはり出力の高い方が、加工時間が短く済みます。


当社の導入しているトロテック社は、トロダット社という世界的なスタンプメーカー

のグループ会社です。


スタンプメーカーから派生したので、流石にスタンプの製作には強いです。


レーザー加工屋のあれやこれや-導電ゴム彫刻001





適材適所


レーザー加工屋さんでよくあるパターンとして、

レーザー加工(自分で出来る範囲)以外の案件はお断りするケース。


非常に勿体無いと思います。

当社は、何が何でもレーザーでやらなくてはとは思ってません。

適材適所というか、内容的にレーザーよりも違う加工の方が向いている案件の場合は、クライアントにお伝えします。


クライアントが求めているのは、結果であって過程ではないんです。


それが当社の姿勢です。

(なんだか畏まってしまいました・・・)


だからといって何でも屋になるつもりはなくて、あくまでレーザー加工を軸においてでの事です。

腰痛

朝もだいぶ暖かくなってきましたね。

エアコンを入れなくても平気です。

でもでも、朝起きたら腰が痛い。

仕事中もずっと痛くて、立ち上がろうとすると激痛になる。

これ以上痛くなったら病院に行ってきます。


以前、ぎっくり腰を経験しているので・・・。

あの時は痛かった~!

腰があんなに重要だとは!

痛みを持って知りました。


そんな日に限ってバタバタと動かされる一日でした。


3月は、年度末なので何だか忙しいです。