町が元気になる【まちゼミ】 | ホームページ改善、ITでお悩みのことなら「エニシア」 市川武史の奮闘記

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買い手に売り手や作り手の想いが伝わる「温かな消費」を創造していきます。また「買い手」が温かな気持ちになり、その空気感が家族や友人などに波及していくような温かな社会をお客様と共創します。

今日は事務所で仕事をしながら、CDで勉強をしていました。

ベルテンポ・トラベル・アンドコンサルタンツの高萩さんが主宰されている経営者の為のサービス勉強会「共創チーム」に入って勉強をさせて頂いております。

共創チームは名古屋だけではなく北海道、東北、関東、中部、北陸、近畿、中国、九州と全国にメンバーがいて、サービスについて学ぶ場です。また単に学ぶだけではなく、実際に行動をしてみて、その結果はどうだったのか、もっと改善方法がないのか、等々がちんこで話し合います。

セミナーや異業種交流会などに参加すると、理想論や精神論に終始してしまうことが多いのですが、実際のサービスの現場で起きていることについて考え方から話し合うので、考え方が整理できて、次の一歩が踏み出せる(行動する勇気を持っている人が集まっている)勉強会です。

もし関心ある方は共創チームのサイトをご覧ください。


共創チーム
http://www.beltempo-kyoso.com/



話が少し脱線してしまいましたが、本日、仕事をしながら聴いていたCDというのはその共創チームで高萩さんからお送り頂いたセミナーCDでした。

共創チームのメンバーで神奈川県大和市で自然食品店を経営されている方がいらっしゃいます。その方が商工会議所が主催する「まちゼミ」に参加されるということがCDの中で紹介されていました。


街ゼミ


「まちゼミ」とは「得する街のゼミナール」の略です。
以前に竹内文具店さんのことをご紹介した際に、「まちゼミ」についてご紹介させて頂いたかもしれませんが、「まちゼミ」についてもう一度説明をさせて頂きます。


「まちゼミ」とは、元々は愛知県岡崎市で始まった取り組みで、商店街のお店が講師となり、プロならではの専門的な知識や情報を無料でお客様にお伝えするゼミのことです。この「まちゼミ」にはルールがあり、「まちゼミ」に参加して頂いているお客様(受講者)には売り込みをしてはいけないというルールがあります。

また受講料は無料(材料費のみかかる場合はあります)のため、お客様は興味があることに気軽に参加することが出来て、お店の存在・特徴を知っていただく機会になります。


例えば、こんなゼミがあります。

司法書士事務所/「遺言」いつ書く?どう書く?何を書く?」
花屋/「フラワーテーブルコーディネート

私が大好きな竹内文具店さんでは、「初心者さまのための万年筆講座」を行われておりゼミを通してたくさんの方に万年筆にふれあう機会を提供しています。


街ゼミ 『初心者さまのための万年筆講座』終了しました!
http://www.takeuchi-os.co.jp/?p=1187



まちゼミを通して、お客様にとっては、「無料で知識が得られる・普段悩んでいたことを解決できる」「新しいお店の開拓、信頼できるお店が見つかる」、お店にとっては「お店を知ってもらうことが出来て、【結果的に】新しいお客様につながる」「商品を知ってもらうことでお店の商品・サービスについて知ってもらうことが出来る」等々の効果があるようです。


私が物心をついた時には既に商店街のコミュニティは結構希薄化していたので、昔のことはあまり分かりませんが、親や年上の方から話をお伺いすると、昔の商店街は、世間話をしながらお客様が困っていることを聴いて、解決する情報・商品を紹介していた、そんな関係性があったという話を聞きます。


そういうことを考えると、まちゼミは原点への回帰ということに近いですよね。
以前に竹内文具店さんに 伺った話によると、それに加えて、商店街のお店が集まって打ち合わせをしたり、コラボレーションでゼミの内容を企画する場合もあるので、「お店とお店の繋がりが強くなる」という効果があるようです。


それが結果的に「街全体の活性化」に繋がるのだと思います。


セミナーCDの中でも紹介をされていましたが、地域活性化のためによくあるのは、【地域を活性化するための外から人を呼び込む】という順番。
でも本来は、「地域の人もよく利用するような楽しい場所、面白い場所だから外からも行ってみたいという人が増える」ですよね。


以前に福岡天神の時計屋/ハナブサさん から「地元の高校生が天神の商店街の中を歩きながら、『ここの商店街、すごく面白い!』と聞いてすごく嬉しかった」と話を聞きました。地元の高校生が行っても楽しい場所なので、愛知県から私が行っても楽しいんですよね。


また、私は距離はすごくありますが、次の万年筆を購入するときには「竹内文具店」さん、次、時計を購入する際には、福岡天神のハナブサさん で購入すると決めているのですが、すごく信頼しているからです。


信頼をしてもらうためにはサービスの軸がしっかりとしていることはもちろんですが、知ってもらうための機会をつくること、自分の価値をきちんと、でも押しつけがましくなく伝えること、点を線として繋いでいくことが大切ということを改めて考える日曜日となりました。


さて、明日はセミナーを受講するために大阪に行ってきます。