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ち 誓わずもこの身のすべて捧げたき 燃える思いのほとばしり出て
り 理非よりも大切なものあることを 身に刻み知る炎(ほむら)の中で
ぬ 沼の縁立ちて水面の映し出す 白樺の木にじっと見蕩れて
る 流浪せし魂そっと受け止めた やさしい胸を忘ることなし
を 遠方(をちかた)に遥か離れていようとも 肌に刻みし誓いは消えず
わ 侘しさは胸に畳んで静やかに だだ耐えて待ついつか逢う日を
か 仮初めと言えど誓いを結びたる 熱き心を人には見せず