電子商談システムでコストダウン~全世界のSM業界が注目するアジェントリクス | ニュースブログ

ニュースブログ

最新の店舗やショップ情報のニュースをご紹介。

ディスカウントストア、ドラッグストアなどの新興勢力の台頭により、低価格帯の商戦を強いられているスーパーマーケット業界。薄利多売により、利益が残らず、頭を悩ませている企業や経営者も多いだろう。そのため小売各社のバイヤーはメーカーとの価格交渉の際、1円でも安く仕入れる努力を毎日、行なっている。まさに血と汗のにじむ思いをしながら、しのぎを削っている状況だ。だが、そのような交渉に使う労力をネット上で簡単にできるのならば、どれだけ効率が良くてコストを下げられるのだろうか?

アメリカはシカゴに本社のあるAGENTRICS社(アジェントリクス)は世界中の製造業、小売業に共同サプライチェーンのプラットフォームを提供する企業。世界企業であるカルフール(フランス)やテスコ(イギリス)などとパートナーシップを結び、電子商談システムを供給している会社だ。日本においてもイオン、CGC加盟企業、日本生活協同組合連合会などの大手をはじめ、250社以上が加盟しており、そのネットワークは日本国内においても急速に拡大している。

具体的には、同社の電子商談システムを使用することにより、スーパーマーケットなどで使用するレジ袋、ポリ袋、ミートペーパー、ラベルなどの包装資材を電子商談により短時間で安く落札できる。たとえば、ネットオークションは商品に入札額を入れていき、期限内に最高値をつけた人が落札するシステムであるが、アジェントリクス社の電子商談システムはこれの逆。小売業者は欲しい商品に入札し、期限内に最安値を付けた業者の商品を落札できるというシステムとなっている。これはリバースオークションと言われ、世界の流通企業の間では主流になっているそうだ。商談にかかる人件費、時間などを考えれば、従来よりも大幅なコストダウンが期待できるという訳だ。

現在、アジェントリクス社の日本法人である(株)アジェントリクス・エーピーの九州地区統括パートナーは経営コンサルタント事業を展開するHKパートナーズ(本社:福岡県春日市、金子浩一代表)が担当している。電子商談システムの利用者のなかには、商材によるものの30%~70%のコストダウンに成功した企業もあるそうだ。まだ、福岡をはじめとした九州地区には営業活動を始めたばかりだが、今後、地場のスーパーマーケット業界においても、注目されるシステムになりそうだ。

出典:NET-IB NEWS