第2に、「交差点の信号機によって、走る車を強制的に停止させる」からです。
これは、車ドライバーの視界性に大きな影響を与えます。
運転している時、ドライバーは正面しかみられませんが、停止すればどこを見ても良いのです。
交差点で停止することで、視界が広がり、とりわけ交差点にある店にも気が付きやすくなります。じっくり、見てもらえます。
第3は、IN-OUTの良好さが増すことです。
道路の反対側車線や交差する車線からのINやOUTが容易になりやすいのです。
例えば、図3のように、中央分離帯があって、本来なら C方向からのINが難しいか、不可能なのですが、交差点に立地していれば、一度右折してから店(駐車場)にINすることが容易になるわけです。
(1)商圏が広がる、(2)視界性が良くなる、(3)INし易くなる、という3つのメリットがあるから、多くの人が「交差点は良い立地」と見なしていると考えられます。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
例えば、図4や図5は信号機が交差点なので、車は一時停止してくれます。
しかし、道路はどうでしょうか?細い道路ですぐ行き止まりです。あるいは数百メートルも走ると別の道路になってしまいます。
これでは、商圏を広げる効果は望めません。
図6は信号機さえありませんから、一時停車しませんから視界性が良くなることはないでしょう。
図7では、東西に走る道路は、200mも行かない内に南北の道路とぶつかってしまいます。これでは、商圏を拡げる効果は、期待できそうにありません。
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