このように交通量は多いか少ないか、あるいは以前より多いか少ないかよりも、その属性(性格)を見ていく方がよほど役に立ちます。
車の交通量はどうか?
図6は、道路交通センサス(平成22年)にある埼玉県の交通量データ(の一部)を時間帯別にグラフ化したものです。
だいたいの傾向が次の4つのようになることがお分かりになるでしょう。(1)朝に一番交通量が多くてあとは減ってしまう。(2)朝はそうでもないが夕方になると非常に増える。(3)朝と夕方の両方で交通量が多い。(4)一日中だらだらと同じように少ない交通量。
この中で一番商売に向いてない道路はどれだと思います。それは(1)です。この道は通勤というお金を稼ぐ(お金を使わない)ための強い目的動線になっているからです。
商売に向いているかどうかを知るには
通行量を測るのでしたら、男女比をとることをお勧めします。そして女性比率を計算しましょう。女性の比率が50%以上あれば良好です。
また、車の数を図るのでしたら乗用車比率を出しましょう。これは二輪車を除いたすべての車両を(バス+トラック+タクシー+特殊車両)対(乗用車)に分けて測定した合計に対する比率です。
この比率が90%を超えていたり80%を切っているようでしたら要注意です。
このようにやれば交通量は午後2時~4時の間に15分だけ測っただけでも十分意味のあるデータが取れますので、一度だけでもご自身で測ってみることをお勧めします。
店の前を往く人々をじっくり観察することで、商売のヒントになることが必ず見つかります。
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私は、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。お電話 048-711-7195 メール問合せは、こちら●通行量の調査はどうやって?(前半-1)
有)ソルブ 林原安徳
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●通行量 の調査はどうやって?(後半-1)
●通行量の調査はどうやって?(前半-2)
●通行量の調査はどうやって?(後半-2)
●交通量は売上にあまり関係ない
引用元:通行量を測るなら男女比を算出すること

