【不振店ばかりをオープンさせてしまう店舗開発と、繁盛店を生み出せる店舗開発の大きな意識の違い】
数十店舗を擁するチェーン企業にもなれば、
ほとんどの場合、「店舗開発」の部署があります。
店舗開発とは、文字通り、
店舗を開発していくことです。
すなわち、数多くの候補物件の中から、
出店に見合うものを見つけ出し、
店舗としてオープンさせることです。
どんな企業も、店舗数が少ない時代は、
経営者が自力で店舗物件を探しますが、
数が増えてくると、一人では探しきれないため、
その専門の部隊を作るのです。
そして、ショップビジネスのチェーン企業の隆盛は、
この店舗開発部がカギを握っていると言っても過言ではありません。
チェーン企業は、お店をどんどん増やしていくことが、
至上命題のひとつであるわけですから、
売れるお店がどんどん増えていけば、
それだけチェーン全体が潤うことになります。
一方で、出す店出す店が失敗続きになってしまえば、
なかなかそれ以上増やし続けることは難しいですし、
ひどい時は、チェーン規模を縮小せざるを得なくなるでしょう。
それくらい、「売れるお店を出店できるか」は、
チェーン企業の命運を分けることになり、
その業務は、店舗開発部に任されているわけです。
店舗開発が、利益の取れる物件をどんどん開発すれば、
チェーンはぐんぐん成長していきます。
一方で、いまいちな物件しか開発できない店舗開発もいます。
その違いは、いったいどこにあるのでしょうか?
当然、 「立地を判定するノウハウを持っているか」ということも、
その重要な理由のひとつにはなってきます。
しかし私たちは、長年様々な企業の店舗開発と接してくるうち、
店舗開発には、ノウハウ以前に、
「優秀な店舗開発部員とそうでない店舗開発部員には、店舗開発に対する大きな意識の違いがある」
ということに気付いてきました。
今回は、そのことについてお話します。
引用元:店舗開発に対する大きな意識の違いがある

