同業店のできないことを、見つけ、それを強く宣伝、活動できたら最高だと思ってください。
そのためには、常日頃から、同業店がどんな営業をしているか、情報を集めておくことです。
直接出向いてお客として観察しても良いですし、自店舗のお客からそれとなく同業店のことを聞き出すのも良いでしょう。
仮に、自店より同業店が、より駅に近い場所にあるなど、立地上の優位にあるようなら、その店前で自店舗の割引券を配るのも良いでしょう。
また、郊外なら、同業店の直前に自店舗の存在をアピールする野だて看板を設置するのも良いと思います。
以上、立地改善のための4つの方法を示して来ましたが、それでも客数が増えない、売上げが増えない、ということになったらどうしましょう。
その時になって初めて、コスト軽減を考えれば良いのです。
ちょっと業績が悪くなると、すぐにコスト削減を行う店やチェーン企業がありますがこれは愚の骨頂です。
まず、営業力を見直す。そして、立地改善を施す。それでもだめだったら、コスト削減です。
それでも利益が出ない時はどうしたら良いって?残念ながら、とるべき道は一つ。閉店です。
そうならないためにも、出店立地はよくよく考えてくださいね。
図1
「すき家」が出店する前。2Fのテナントが存在を強くアピールしているために、1Fが目立たないおそれがあった。
図2
「すき家」が出店した後。2Fのテナントが霞んでしまうほど、しっかりと看板を掲出してある。
図3
「すき家」は、並みの看板でアピールできないところでは、さらに強い看板を掲出している。
図4
「なか卯」は、超巨大な看板を2階部分に取り付け、目前を車が通っても見えるようにしている。
引用元:撤退の前に営業力を見直す、立地改善、コスト削減




