6月26日、アメリカのトランプ前大統領が驚くべき発言をした。
なんと「イラン攻撃は広島・長崎の原爆投下のように戦争終結のためだった」と述べたのだ。

つまり、原爆投下を再評価し、戦争の終結には核兵器も正当化されるべきだという主張である。
被爆国・日本として、これを容認していいはずがない。

ところが、林官房長官はこの件について「歴史的な評価は専門家に任せるべき」と述べ、
「論評を避けた」のである。

さらに「基本的な考え方は伝えている」とだけ言って、
今回のトランプ発言に対する明確な抗議すら行っていない。

これは、事実上の黙認だ。


日本政府は、何を守っているのか?

日本は唯一の被爆国であり、戦後は「核なき世界」を掲げてきた。
にもかかわらず、アメリカの顔色をうかがって「原爆正当化発言」にさえ声を上げられない。

被爆者の苦しみも、平和への誓いも、政治の前では無視されるのか?

戦争を終わらせるためなら、核も使っていい──
そんな価値観を肯定するかのような沈黙に、私は強く怒りを覚える。


トランプのような政治家はいらない

今回の原爆発言。非常に残念だ。
トランプ氏の行動や言葉は、平和や人権を軽視し続けていることになる。

アメリカ国民が彼をどう判断するかは別として、
日本政府がこれにノーを突きつけなければ、
日本の「核廃絶の願い」など世界には何一つ響かない。


最後に

沈黙は同意と同じだ。
だからこそ、私たち一人ひとりが声を上げなければならない。

「原爆を正当化するな」
「核使用を容認するな」
「彼のような政治家はいらない」

これは、過去の問題ではない。
今の問題であり、未来の子どもたちへの責任でもあるのだ。