(かつて存在した『パナウェーブ研究所』のHPより転載)
これらの記事のURLは、
http://www.panawave.gr.jp/Docs/h_11.html
http://www.panawave.gr.jp/Docs/h_11.1.html
http://www.panawave.gr.jp/Docs/h_12.html
http://www.panawave.gr.jp/Docs/h_13.html
http://www.panawave.gr.jp/Docs/h_14.html
http://www.panawave.gr.jp/Docs/h_15.html
http://www.panawave.gr.jp/Docs/h_15.1.html
http://www.panawave.gr.jp/Docs/h_16.html
でした。
(1)の続き
11.科学者の大発見が重力を打ち負かした
「BREAK THROUGH SCIENTTISTS REAT 」(科学者の発見が重力を打ち負かした)
by Robert Matthews and Ian Sample
世界初の反重力装置の全容がフィンランドの科学者達によって明らかにされようとしている。装置の幅は約30m。物体が何であれ、その装置の鉛直上にある物体の重量を減少させるという装置である、と言う。
技術革命の発火点ともなり得るこの主張に関して、科学者達は綿密な調査を行なった。そして来月、科学雑誌に掲載されることとなった。重力はこの宇宙に最も広く存在する"力"であり、それに抗することが出来るということは、交通から発電に至るまでの総てが変容してしまうことを意味する。
サンデー・テレグラフの得た情報によると、NASA(アメリカ宇宙局)は、この主張を真剣に受け止め、反重力効果がどのように飛行手段を変革できるかについての研究に資金援助を行なうようである。この装置の効果を発見したフィンランドのタンペレ技術大学の研究者は、この装置によつて液体を発電タービンに送りこむ方式を使えば、新しい電力源の中心的存在となり得ると言う。
他の使用方法はまだ想像の域を出ないが、ビルのエレベーターはこの装置に取って代わられるかも知れない。上に行きたい人は、反重力装置を作動させるだけでよいーその人の重量が消えー小さな力で押してあげればその人の行きたい階へと上がって行く。
地球の引力に抗する為、ロケット技術は常に費用と危険を伴ってきた。それに比べると宇宙旅行も日常的なものとなるであろう。この装置を使って液体を重力に反して持ち上げ、そして既存の重力を使って地上にある発電タービンへと落下させる。この装置は発電技術に革命をもたらすかも知れない。
この調査を行なったエージン・ポドクレトノフ博士によると、発見は偶然に起こった。それは博士の研究対象であつた"超電導"の研究の最中のことであった。超電導とは、ある物質が持っている非常に低い温度において電気抵抗を失う能力のことを言う。クライオスクツトと呼ばれる低温の容器の中で、三つの電気コイルが磁場を発生する。その磁場の中に浮かび、高速で回転する超電導セラミックディスクに関する実験を調査チームは行なっていた。
ポドクレトノフ博士の言。「友人がパイプを吹かしながら実験室に入って来ました。すると、彼の吹かすたばこの煙がクライオスタツトの上に来ると常に天井へと上って行くのが見えるのです。何故そうなるのか私達には説明が着きませんでした」。この装置の鉛直上にある物体には、小さな重量の減少が見られるという実験結果が得られたらまるでこの装置が、物体を重力の影響からシールドでもしているかのようである。ほとんどの科学者にとっては、このような効果はあり得ないことだ。「私達は、これは何かの間違いではないかと考えました」と、ポドクレトノフ博士。「しかし、(実験には)細心の注意を払いました」。それでもこの不可思議な現象は見られ続けた。調査チームは、この装置の鉛直上の大気圧すら小さな減少が見られることを発見した。この装置の鉛直上では、研究所の全ての階でその効果が見られた。最近多くの"反重力"装置と言われるものがアマチュア、専門家の双方から提唱されているが、その全ては学会から拒絶されている。この最新の反重力装置のどこがそれらと異なるかと言えば、それは、それに対し懐疑的な独立専門機関による綿密な調査を通り抜けてきたことにあり、また、英国物理協会の出版しているJournal of Physics-D:Applied Physicsに掲載されることとなったことにある。
そうとは言え、他の研究チームが追実験を行なうまでは、ほとんどの科学者にとって"反重力"というアイデアはあまり気分の良いものではないであろう。この反重力効果とは、長らく探し続けられてきたアインシュタインの一般相対性理論の二次的効果と言われているものではないかと考えている科学者もいる。それは、この二次的効果によって回転する物体が重力に歪みを発生するというものである。今まで、このような効果は研究室で計測するには余りにも小さく、計測できないのかも知れないと考えられてきた。しかし、アラバマ大学の研究員であるニン・リー博士は、超電導体内の原子がその効果を大きく拡大しているのかも知れないと述べている。彼女の研究にはアラバマ州ハンツビルにあるNASAのマーシャル・スペース・フライト・センターが援助している。また、そのアドヴアンス・コンセプツ・オフィスのウィット・プラントリー氏は「現在調査中です、調査しないことには何も分かりませんから」と言っている。フィンランドのチームは既にプログラムを拡張し、反重力効果を増幅できるかどうかを研究中だ。最新の実験では、この装置が鉛直上にある物質の重量を二%減少させ、もう一つこの装置を鉛直上に置くとその倍の減少が計測されることが分かった。
〔1996年9月1日号「サンデー・テレグラフ』(英国)、P3より〕
11-1.追跡調査談話
その後、Journal of Physics-Dには、フィンランドの科学者による論文は掲載されなかった。9月9日エージン・ポドクレトノフ博士から来月(10月)出版されるJournal of Physics-Dから彼の論文を削除するよう申し出があった。彼の申し出は受諾され、出版元のIOPは、この件に関してこれ以上の措置はとらないこととなった。
(サンデー・テレグラフ科学関係担当Robert Matthewsのレポートより)
「高速で回転する超電導セラミック・ディスク」から偶然発見されたとは驚くばかりですが、こうして、一般の目に触れる形で公表されたのも意外でした。というのは、こうした研究は常になにものかの妨害にあい、闇に葬られることが多いのです。ですから今回の発表には、なんらかの含みが隠されているのかもしれません。事実Journal of Physics-Dへの論文掲載は実現していません。
ただ、今回の発表は、スカラー兵器と戦っている私たちに、重要な手がかりを示唆しています。というのは、重力波とも呼ばれるスカラー波は、重力の変化に従い性質が変化してしまいます。攻撃の意味をなさなくなる可能性が大きいということです。残念なことに、このフィンランドの科学者による研究は、超電導を使用しておりこれには、液体窒素や、液体ヘリウムの冷却前提となっているため、どこでも再現できるといった実験ではないのです。
12.追加情報
それは、なんと20世紀初頭革命前のロシアのツングースカで、ものすごい大爆発が起こりその事件は、テスラが、未知のエネルギー兵器(スカラー兵器様のもの) で、発射実験を行ったことにより起こったのではないかという内容の記事でした。 米国の協力者からのものだそうです。スカラー兵器存在の傍証として、紹介したいと思います(奇しくも、科学雑誌クオーク2月号で、「ツングースカ大爆発は小惑星だった」という欧米の科学者の調査を紹介しておりますが、これもS波兵器隠蔽工作かもしれません。そのあたりも加味して御読みください)。
マーク・シーフアー博士によると、1930年代中半に、テスラが措いていた"芸術的構想"とは、"ビルには直径16・5フィートの円筒状の塔を設置し、塔の上に直径10メートルの球体を取り付ける(それに1914年の特許にあるような半球上の殻が被さっている)"というものであった。この発明家は1935年、一年を通して"テスラが前金を払えばすぐにでも始める準備のあった"アロカ・アルミナム"の人々とコンタクトをとっていた。2年後、テスラ81才、彼はユーゴスラビアとチェコスロバキアの閣僚が出席する昼食会で、侵略者から国を防衛するためのデス・レイ(死の光線)や、月や他の惑に衛撃を与えることの出来るレーザー様の機械等を含め、数種のビーム発信機を作成したと発表している。
シーフアー博士によると、テスラはデス・レイ(死のビーム)をジュネーブで開かれる世界平和会議に持って行くとも言っている。"詳しい内容を..."とコラムニストにせがまれると、テスラ博士は、"これは実験段階のものではなくすでに作成し、実演もし、使いもしました。世に出すまでには、あとほんの少しの時間がかかります"と言った。
テスラが"デス・レイ"(死のビーム)を作ったと信ずるもう一人のテスラ研究家では、オリバー・ニケルソンがいる。彼はテスラに関して、"ニコラ・テスラの長距離兵器(1989)"を含め多くのものを書いている。
世界の反対側の通信社から発せられた"デス・レイ"(死のビーム)に関するものを取り上げると、5月30日にコロラド・スプリングス新開がその地域の興味あるものを載せている。"テスラはここで行った実験で"デス・レイ(死のビーム)"を発見したと題するもので、ジョン・ジャコプ・アスターに支援されたテスラの1899年の研究が、地方を誇る気持ちと共に紹介されている。その地方の人々は、テスラのコロラド・スプリングスでの実験をよく覚えている。 大きな銅製の半球を衆せた、100フィートのポールが彼の研究所から高くそびえ、発生させたポンテンシャルによってそこから、135フィートもの電光が発せられていた。 エネルギーの放出に伴う雷鳴は、15マイル離れたクリプル・クリークでも開くことができるほどであった。道を歩く人々は、歩くと足と地面の間にスパークが起こるのに驚き、水を一杯飲もうと蛇口をひねると燃え立つようにそこから電気が発生した。実験塔から一〇〇フィート内にある電球は、スイッチが消されていても明るく光っていた。普段元気で落ち着いた馬も鉄製の馬蹄からのショックで馬小屋を飛び出した。昆虫さえその影響にさらされた。蝶も感電し力なく弧を描いて飛んでいた?蝶の羽からは"セイント・エルモ山の噴火"のように青い光りが噴き上がっていた。
最も影響が顕著にでたのは、そしてまたデス・レイ(死のビーム)の発明者の興味をも引いたのは、コロラド・スプリングス社の発電機に起こったことであった。テスラが高出力の実験を行なっていたある日、研究室内でパチパチいっていた音が突如止んだ。テスラは研究室に駆け込み、アシスタントになぜコイルの電気を切ったのかと詰め寄った。アシスタントは何もしていないと抵抗した。町の発電機からの電気が切れたのではないか、とアシスタントは言った。怒ったテスラは電力会社に電話をしたが、電力会社側も電気は切っていない、テスラの実験が発電機を破壊したのだと怒って応答してきた。
オリバー・ニケルソンによると、テスラが頭に描いていた防衝システムは、コロラド・スプリングスの稲妻マシーンの拡大版であった。飛行機や船が電気タワーの電場内に入ると、高エネルギー粒子の流れが侵入者へと作られ、侵入者の電気システムを破壊する。沿岸に接近してくる敵に村して稲妻のような電気を打ちつける巨大なテスラの発信装置の問題点は、防衛範囲内を非居住地区としなければならないことである。防衛ゾーンに入ってくる者は誰であれ、侵入者として感知され、打ち倒される。今日、海上石油掘削プラントの発達によつて、海上にこの防衛システムを配置すれば、この欠点は克服され得るかも知れない。
死の光線やビーム兵器テクノロジーが未来に影を投げかけており、その上更に破壊的な兵器システムの存在をも、テスラは彼の著作の中でほのめかしている。テスラが1900年の論文「増大する人類の(消費)エネルギーの間遁点について」で指摘しているが、オリバー・ニケルソンによると、テスラは、経済界からの圧力があるが故に、燃焼燃料を使用しない電力供給が可能な、新しいタイプの発電機の開発が進んでいないということに気が付き、彼は"電気エネルギーを、媒体を通してどのような距離でも移動させることができれば、これは太陽のエネルギーを収穫し人類の為に使用するという大きな難題に対する最高の解決方法であると認識した"とのことである。彼のアイデアでは、ダム近辺に位置した比較的少数の発電所が、彼の超高エネルギー発信機に電力を供給し、彼の発信機が地球に電力を送り込み、どこでも電力を得ることができるようになる。
この計画は、一億ボルトの電圧で地球に莫大な量の電力を押し込んでいくもので、テスラの発信機を数台必要とする。地球は莫大な電気ポテンシャルで膨れ上がった巨大なポールのようになり、テスラの与えた脈動に対してパルスを発信する。
この高圧の電力貯蔵場からエネルギーを得るには、ただ地面に棒を刺し、地球の電気的な動きと同調している受信機とつなげるだけでよい。この発信機は1000アンペアーで一億ボルトの電圧、つまり1000億ワットの電力を作り出すことができる、とテスラは言う。もしこれが2MHzのラジオ周波数で共振しているとすれば、一振動の間に発せられるエネルギーは100000000000000000ジュールとなり、およそ10メガトンのTNTの爆発に相当する。
つまりこの発信機によって、核弾頭に相当するエネルギーをラジオ周波数を使って発射できることになる。世界のどこであっても、光のスピードで消滅することができることになる。
多くの科学者がテスラのワイヤレス電力発信器機が技術的に不可能ではないかと疑ったことは、想像に難くない。地球を通して電力を拡散させる秘密は、電気エンジニアリングの理論にではなく、高エネルギー物理学に見ることができる。テスラの電力発信システムは古典電気力学では説明不可能であり、これはむしろ、高エネルギー分野の相対変換に関連していることがアンドリヤ・プハリッチによって初めて指摘されたのは1976年であった。ディラックの電子理論によると、電子と陽電子が遭遇すると双方の粒子が消滅する。エネルギーは破壊されたり創造されたりすることはないので、二つの粒子は電磁波に変換されたことになる。また、その逆も成り立つ。もし十分強い電場があれば、もともと電化のない所に二つの反対の電荷を持つ電気が形成される。このタイプの変換は通常、原子核付近の場の密な所で起こっている。しかし、電場が充分強ければ、核を媒体とせずともそれを証明することができる。 プハリッチは、数学的処理を施し、テスラ発信機の電力レベルは、この(電子?陽電子)ペアを作り出すのに充分なものであることを論証している。
(電子?陽電子)ペア生産のメカニズムは、電力を大地を通して送信することに関しての非常に興味ある説明を提供してくれる。通常の電流は、大地をさほど移動することはない。土は電気に対して高い抵抗値を持っており、電気は急速に熱エネルギーとなつて浪費されてしまう。ペア生産の方法であれば、物理的粒子を人他の中で移動させることなく、電力をある場所から他の場所へ移すこと可能となる(発信機から強い場が発生し、受信機では粒子が発生する)。
現代物理学の観点から、大地を通して電流を送ることができるのであれば、問題は、果たしてテスラは実際に電力発伝機を応用して兵器を作ったのか、それとも、この発明家にとっての実現されることのなかった計画の一つとして残ったのか、にある。状況証拠は、この兵器が実際にテストされたことを示している。
ツングースカ事件は1908年6月30日に起こった。TNT10-15メガトンに相当する爆発が中央シベリアのストニー・ツングースカ川付近で起こり、500、000エーカーに渡って松林がなぎ倒された。トナカイの群れも全滅した。爆発音が聞かれたのは、半径620マイルに渡る。爆発の原因と思われる隕石の形跡を発見する為、1927年にこの地域の探査が行われた。しかしクレーターは発見されなかった。隕石の主要成分であるニッケル、鉄、石を求めて地面が掘られたが、118フィートの探さまで何も発見されなかった。
ツングースカ事件に関しては多くの説がなされた。公に認められたのは、主に塵と氷で出来たエンク彗星の100、000トン破片が、時速62,000マイルで大気圏に突入し、熱せられ、地表で爆発、火の玉と衝撃波が発生したがクレーターは出来なかった、というものである。この災害に関する他の説の中には、これを変節したミニ・ブラックホールだという説や、宇宙人のスペース・シップが地球に衝突しエネルギーを放出した結果できたものという説があった。
オリバー・ニケルソンによると、歴史的事実関係から、この事件はテスラがエネルギー兵器の試射を行ったことによって発生したものである可能性がある、とのことである。テスラは、1907年と1908年に、彼のエネルギー発信装置に破壊的な効果があることを記している。彼がワーデンクリフに作った発信装置は、発電所のジェネレーターを破壊したコロラド・スプリングスにある装置より更に大きかった。彼の新装置は、コロラドの装置の何乗もの威力を持っていたかも知れない。
1915年、彼は「不可避であれば、・・・資産や人を破壊するのに使い得る」発信機を既に組み立てたと言っている。最後に、1934年テスラがJPモーガンに宛てた手紙は、これはテスラの自伝を著したマーガレット・チェニーによつて公となったものだが、エネルギー兵器の試射によるものであることを決定的に指し示しているようである。彼の防衛システム建造のための資金を調達しようと、彼は以下のように書いている。
航空機は世界を完全に退廃させた。ロンドンやパリといった都市は、人々が空爆による死の恐怖にさいなまれている。私の完成させた新たなる手段は、この攻撃に対しまた他の攻撃解体に対し完全な防御を供給するものである。限られたスケールにおいてではあるが私が実験的に行ったこれらの新発見は、大いなる感銘をもたらすであろう。
またもや状況証拠のみではあるが、犯罪操作の言語を用いれば、テスラにはツングースカ事件を起こす動機と手段があったことになる。また彼は、1915年以前にそのような試射が行われたことを告白しているようである。彼の発信機は10メガトンかそれ以上のTNT相当の破壊力を放出するであろうエネルギー・レベル、周波数を発生し得たであろう。そしてこの社会に無視された天才は死に物狂いになっていた。
また、ツングースカ事件は、ワイヤレス・パワーの突発的放出によって起こるであろう事象と、矛盾してはいない。200000000ポンドの物体が大気圏に突入したのであれば、燃えている物体についての報告が予想されるが、その当時、専門家及びアマチュアの天文学者からそのような報告は出ていない。爆発の直前にその地域の空が明るくなったことを何人かの目撃者が指摘しているが、1970年代に地質調査団が発見したように、この光りは地面からきたものであったかも知れない。地震の直前、地下の圧縮された岩石が電気的な効果を作り出し、空気が発光する原因となる。
オリバー・ニケルソンによると、爆発がワイヤレス・エネルギー発信機によって起こった場合、地質学的な圧縮も電流それ自身も空気の発光を起こすであろう、とのことである。最後に、隕石ならば衝撃によって作られたクレーターが存在していない。衝撃を起こす物体が存在しないが故に、爆発は広範囲に渡る力によって起こったものであり、これはクレーターを残さないであろう。
テスラが普通の平和的な性格を持っていることから考えて、例え彼が緊急の経済的問題を抱えているからとは言え、何故動物やそれら動物の群れの番をしている人々を傷つけるような試射を行ったのかは理解し難い。その答えは恐らく、彼は生物を傷つけることを意図しておらず、はでなアッピール効果を目指していたが、文字通り標的を誤ったためではないか。
1908年末、世界中は北極点到達を目指すピアリーの恐れ知らずの冒険に注目していた。ピアリーは1909年春極点に到達した。が、その前の冬に、彼は極点から700マイル離れたエレズミア島の基地に戻っている。 もしテスラが世界の報道機関の注目を浴びようと思っていたのであれば、ピアリーの遠征中北極の氷上で劇的な爆発があったという言葉が発せられるよりも印象的なものは他に余りなかったであろう。そして、テスラはマスター・クリエーターと呼ばれ得ないのであれば、不思議な新破壊力のマスターと見られ得たであろろう。力の送信をコントロールし、テスラの考えた正確なスポットに誘導することは困難なことであったに違いない。エレズミア島上のカナダ、アラート(恐らくアリユート・アリューシャン列島のミスブリ)とツングースカ地域は、ロングアイランドのショアハムからは全て同じ大円周上に位置する。(エレズミア島とツングースカ)双方は、極点を通る軌道上では二度を少し越える程度の差でしかない。発射された破壊的電波は標的を越えてしまった。
テスラの発明したデス・レイ(死の光線(ビーム))は多種の方法で使用され得る。スカラー波曲射砲、世界レーダー、地震発生機、脳波操作、粒子ビーム兵器、連続波インパルス、携帯位相調整器、その他無限な種類の機器となり得る。
このテクノロジーの良い面には、フリーエネルギーがあり、町やコミュニティ、施設に浸透不可能なエネルギーの殻を形成するテスラ・シールドがある。テスラ曲射砲によつて、いかなる大都市のコミユニケーション・ネットワークも破壊され得る。数百万ボルトの衝撃が的確に打ち込まれる。空襲は宇宙からのものとなり得る。テスラが発明したものの多くは、軍事的応用が無数にできる(注)。
「The Fantastic Inoventions of Nikola Tesla」1993.8 by Nikola Tes la and David H.Childress
(注)但し、これは米国人の意見で、宇宙人ユミットが"プラズマ兵器だけは世界大戦に開発、使用してはならない。全人類の滅亡と地球上の材質変化しか後に残らない"と警告しております。それを旧ソ連人は、日本に自分の国の再現を夢見て、対生物スカラー波、プラズマ兵器使用を許している訳です。
13.ソ連「地震兵器」開発目前 地殻変動利用?核爆発で誘発-陸軍少将語る
さて、今回は、以前物議をかもした、地震兵器に関する記事を紹介いたします。後半では、郵政省による電磁波対策に関しての最新情報をお知らせします。
【モスクワ三日=浅海保】
ソ連の週刊誌「メガロポリス・エクスプレス」は、三日発行の最新号で、ソ連は地球表面の地殻変動などを利用し、敵領土内に人工的に大地震を発生させる「巨大地震兵器(地殻変動器)」の開発直前にあると伝えた。
研究スタッフの一人イワン・アヌイレイエフ陸軍少将が、同紙のインタビューに答えたもの。例えば、地殻を構成するプレート(板)の変動により、大きなひずみが生じた地点に小さな核爆発を起こすことで、大地震を誘発させるというのがその仕組み。地殻の分布状況によって、核爆発を起こす地点(震源)と実際に大地震が発生する地点が、何千キロも離れていることも可能、というのが特徴。とくに、地殻構造が複雑で、ひずみの発生しやすいユーラシア大陸の山岳地帯や米大陸西岸などで有効、ともいわれる。
これまでも西側諸国では、北極海のノバヤゼムリヤ島で行ったソ連の核実験が、イラン地震を誘発した?などの報告があった。アヌイレイエフ少将は、このような説には「証明されていない」と否定的だが、「一日も早く、開発中止のための手を打つことが必要だ」と訴えている。
〔1991年5月四国読売新開朝刊 国際面(五面)〕
これもまた、プラズマ兵器同様、旧ソ連のものです。ここでは、核爆発と言っておりますが、これは、恐らく核爆弾によるものではなく、スカラー兵器によるものだと考えられます。そのことは、前回紹介した、「ツングースカ事件」に関してのオリバー・ニチェルソンの見解に「ニコラテスラによる電磁兵器によつて、核弾頭に相当するエネルギーをラジオ周波数を使って発射できることになる。」というくだりがあり容易に推測できます。このような方法でスカラー兵器を用い、地震を起こして、都市を壊滅させ、多くの人びとが、阿鼻叫喚のなかで死んでゆくのでしょう。
本シリーズで、各省庁の電磁波対策に関する取り組みの状況をお知らせしましたが、そのなかに、「97年より郵政省は、電磁環境課を新設」とありますが、最初は、その名称の案だったが、この課は、今後名称変更され、平成9年6月より実施される予定である連絡をうけました。今後電磁波被害の訴えを起こす場合に、重要なキーワードになることを踏まえ、参考になさってください。次の文書は、郵政省が、昨年12月23日報道機関に発表した内容です。
12月23日付 平成9年度組織改正要求
平成9年度組織改正要求については、以下のとおり認められました。
電気通信局電波部電波環境課の新設
(1)目的
国民が安心して無線機器等を利用できる電波環境の整備を図る。
(2)具体的事務
1.電波環境監視体制の整備
2.生体電磁環境問題への対応
3.電磁障害問題への対応
4.基準認証・相互認証制度の検討
大臣官房総務課
14.ベクトル・ポテンシャルの変遷
予告したマインドコントロールによる通信技術に関しては、関連周波数が、記載されている関係で、掲載を見合わせることにいたしました。また、検討中であったマックスウエルの電磁方程式につきましては、関西の方から、マックスウエルの原著「A Treatise on Electricity & Magnetism」の復刻本の存在を知らされました。現在翻訳作業中です。次回は、基本となる電磁方程式を、文科系の方にも分かるように紹介する予定です。
いよいよマックスウエル(Maxwell)の電磁方程式から削除されたベクトル・ポテンシャルの核心に迫ることになりました。今月はまず、一般に知られている(ベクトル・ポテンシャルの削られた)マックスウエルの方程式について簡単に説明したいと思います。これらの説明は物理を専攻された方には自明のものですが、今後の展開をそれ以外の方にもわかっていただくという目的をもっていることを念願において下さい。

(H・・磁界 , E・・電界 , D・・電束密度 , B・・磁束密度 , i・・伝導電流密度 , p・・電荷密度 , t・・時間)

(1)式はAmpere(アンペール)の回路定理rot=iにマックスウエルが右辺に項を加えたものです。(1)式はベクトル解析によつて導かれたものですが、イメージが湧きにくいと思いますので積分してみましょう。…?
この式は、伝導電流iのまわりに図1のように磁場Hが発生することを意味しています。これは文系の方も記憶にあるコイルに電流が流れると右ねじの進む向きに磁場が発生するというアンペールの法則のことです。
(2)式は積分してみると?になります。
すなわちこれは変動する磁場B(磁束密度)に対し、電場Eが発生するというもので、磁石をコイルの中で出し入れすると電流が生じるというファラデーの法則として知られているものです。
(3)式は一目ではわかりにくいですが、積分すると?になります。
電気力線はプラスの電荷から発散し(div)、マイナスの電荷に吸い込まれることを意味しています。これは静電場のガウスの定理と呼ばれています。
(4)式も同様に積分すると?になります。
この式はN極から磁場が発散する(div)。S極に磁場が吸い込まれることを意味しています。これは静電場のガウスの定理と呼ばれています。これが3式の静電場のガウスの定理と対称性をもっていないのは(右辺が0)、電気は、プラス、マイナスの電荷が単独で存在しますが、磁場は必ずN極S極が対になって現れて、N極のみS極のみの単極子(モノポール)は見つかっていない為です。N極から発散(div)したはずの磁場が、すでに対になっているS極に吸い込まれたもので、その状態が循環していることに(4)式は対応しています。
こうしてみると、マックスウエルの電磁方程式は当時知らていた電磁気に関する方程式を統合したものであることに気がつかれたと思います。しかし、ただ統合するだけでは総電荷が保存しなくなるため、マックスウエルは電荷保存法則を満たすよう変位電流の項を仮説として導入しました。これにより当時実験では発見されていなかった電磁波存在の予言と、光の電磁波説を打ち立てたわけです。
さて、ここからが本題に入っていくわけですが、ここで問題となるのは、電磁波存在の予言として打ち立てられたマックスウエルの最初の電磁方程式から何が削り取られたのかということです。今回は本題に入る前に、その予告としてAharonov-Bohm効果を検証したとして有名な外村彰さんの著作『ゲージ場を見る』(ブルーバックス・講談社)からの大変興味深い記述を紹介することで終わりにしたいと思います。
マックスウエルが、ベクトル・ポテンシャルを用いて電磁気の方程式を完成させたとき、マックスウエルはベクトル・ポテンシャルは物理量と考えた。ニュートンの運動方程式によれば、"運動量"の時間変化が力に等しくなる。運動量とは質量と速度をかけ合わせたものである。一方、マックスウエルが得た電磁場の方程式では、ベクトル・ポテンシャルの時間変化は単位電荷に働く力"電場"になる。かくして、マックスウエルは「ベクトル・ポテンシャルは電磁気的な運動量である」と考えた。ところが、30年後、ヘビサイド(O.Heaviside)やヘルツ(H.Hertz)は、マックスウェル方程式からベクトル・ポテンシャルを消し去ってしまう。彼らは無用なベクトル・ポテンシャルを捨て去り、「物理的意味をもつ電磁場だけを用いて電磁気を表現することによって、すっきりさせることができた」と主張している。以来、ベクトル・ポテンシャルは物理的意味を持たない、数学的な量だと考えられるようになった。この式が、現在、我々が大学で習うマックスウエルの方程式なのである。
外付彰『ゲージ場を見る』P134より
15.AB効果とは
前回は、マックスウェル電磁方程式(ベクトルポテンシャルの削除された)の意味を紹介しました。今回は、ベクトルポテンシャルとは何か見てゆきたいと思います。
ベクトルポテンシャルは、長い間数学的な量(注、ベクトル解析には便利ではあるが、実際には存在しないもの)として考えられてきました。これは、最初のマックスウェル方程式からヘビサイドやヘルツが、「物理的意味を持つ電磁場だけを用いて表現する」ということを主張し、ベクトルポテンシャルを切り捨ててしまったことに端を発しています。ベクトルポテンシャルを実体をもつ物理量とみなすことで、古典電磁理論は、ポテンシャルによつて書き換えられることになります。これはわかりやすくいえば電磁場は、ポテンシャルによって発生する力場だということです。まずポテンシャルありきというわけです。
この説明では、まだイメージ湧かないと思いますので、これに関連した物理現象として有名な、Aharonov-Bohm効果(AB効果)を簡単に紹介しましょう。
電子が、電磁場が存在しない空間で、物理的影響をうけるかどうかという問題を考えた場合、古典電磁理論から導かれる答は、"影響を受けない"です。このことは、文科系の皆様にも容易に御解りいただけると思います。ではそうでないことが起こったとしたらどのように解釈すべきでしょう。まさにそうでないことが起こっている物理現象をAB効果と呼びます。このAB効果は、1959年に、Aharonovと彼の先生であったBohm効果によつて量子力理論により導かれました。
コイルを使い、磁場が、内部には存在するが外部には全く漏れない状態を作り、一点からでた電子線を二つにわけコイルの両側に通しその後、電子バイプリズムで重ねあわせるとしましょう。この重ねあわせにより干渉縞が観察できます。すなわちこの干渉縞により電子の振る舞が観測されるわけです。電子は、電磁場の存在しないコイルの両側を通過しておりますので、従来の古典電磁理論に従えば、物理的影響をうけないことは先ほど述べた通りです。このことは、干渉縞に波面のずれは観測されない(均一に縞ができる)ことを意味します。ところが、実際の結果は、波面のずれが生じるのです。これは、1980年代に日立中央研究所の外村博士により検証されました。
…A(ベクトルポテンシャル 補足)は、大変考えにくい量だが、電子の波に物理的影響をあたえ、しかも干渉縞のずれの形で観測できるとなると、物理量であるとしか考えようがない。
(『数理科学』1977二一月刑電磁気に見るゲージ原理 外村 彰)
この検証によりベクトルポテンシャルは、一部の頑強な否定論者の抵抗はあるものの、現在正統科学では、物理量として扱われております。
ここで、AB効果を知らなかった読者の方は、次のような疑問を抱かれたかもしれません。「ベクトルポテンシャルが、正統科学で物理量として定義されているのなら、スカラー波の間違が正統科学で、充分に検討されていないのは何故か?また物理量として定義されたことにどのような意義があるのか。」
これらの疑問に、容易に答えることができないことは理科系の識者の皆様は、充分ご承知のことと思います。というのは、まだスカラーポテンシャルの問題が、残されているからです。これらの問題は、次回から徐々に取り組んでゆく予定です。
15-1.付録
幸いにも、最近ベクトルポテンシャルが削除されていないマックスウエル方程式の資料提供がありました。皆様の研究に御役立て下さい。

( A・・ベクトルポテンシャル , φ・・スカラーポテンシャル , H・・磁場 , E・・電場 , D・・電束密度 , B・・磁束密度 , i・・伝導電流密度 , p・・電荷密度 , t・・時間 )
(参考文献)BULEBACKS「ゲージ場を見る」外村彰『数理科学』1997年2月〈参考文献)
16.ヘモグロビンヘの水素結合を干渉する結果としての低酸素血症
タイムリーに、米国の協力者から、ベアデンの新たな文献が提供されました。その中で、電磁気のポテンシャル・エネルギーによる生物学的、化学的影響の見直しが行われている筒所を紹介します。他の項目に関しましては、次回で紹介したいと思います。
さて、今度は、最近発見された血中ヘモグロビンへの水の水素結合作用について述べる。そこでは、水素結合の働きが、ヘモグロビンの酸素運搬能力を増加させていくのである。60~70個位の水分子がヘモグロビン分子(一個)を取り囲み、広範囲の水素結合を行っている。そのことによって、ヘモグロビンの酸素との結合及びその運搬の化学的な能力が増加していく。重要なことは、血液中の水の汚染によって、水素結合の有効性に強力に影響を与え、ヘモグロビンの酸素を運ぶ能力を減少させてしまう。そして、体内の血液が化学物質、農薬殺虫剤、煙などによって汚染されると、直接的かつ劇的に、体細胞への酸素の供給力が低下し、その結果、ほとんどの身体細胞中で持続的な"酸素飢餓"状態(hypoxia)がもたらされる。
水の水素結合構造は高い動力性を持ち、かつ絶えず適応可能で、それは高次の内部秩序を持つ、という事が今では知られている。一範囲、あるいは多量の範囲での水素結合構造の集合体は、水素結合ポテンシャルと考えることができる。なぜなら、対立勾配の総量はストレスポテンシャルを生成するからである。従って、ヘモグロビン分子を取り囲んでいる水素結合流体中において、水素結合スカラーポテンシャルが存在し(*ストレス・ポテンシャルはスカラー・ポテンシャルと同一だからです)、それはウィティカー/ジオルコフスキー(Whittaker/Ziolkowski) の"W/Z"の還元(分解)によって、多重波構造を有することになる。流体へのあらゆるそして全ての汚染は、電磁場や電磁信号、又は化学物質などによる物も含め、水素結合構造を変え、それは水素結合ポテンシャルの内部的W/Z構造(*多重波構造)を変える事になる。血液の水素結合が粗悪化すると、赤血球のヘモグロビンによる酸素輸送が減少し、最終結果として体内の細胞中で持続的な低酸素血症状状態が引き起こされる。
ウィティカーによって示されたように、どの様な電磁信号も、個のスカラー電磁ポテンシャルの干渉の結果生じる。それは、スカラー電磁ポテンシャルが持つ内部的な電磁波構造の干渉の結果である。電磁的放射線の多重信号は、多数の対スカラー電磁ポテンシャルの干渉と見なす事が出来る。これらのポテンシャルの干渉は、体内の原子核まで通過浸透して行き、体の深細胞制御の中で作動している個人の内部的量子ポテンシャルと相互作用を起こす。また、この電磁的放射線の多重信号は、どれほど弱かろうと、血液中の水素結合構造と直接相互作用を起こす。電磁的放射線が単一信号の場合でもすでに体内に存在している弱い場と反付物(場)となって形成し、やはりW/Z構造ポテンシャル(*多重波構造ポテンシャル)を形成する。
体内におけるそのような多くのポテンシャル、及び内部的構造の干渉から、赤血球及びヘモグロビン上にもまた、勾配(力場)の相互作用が生成する。短く言えばそれは、ちょうど他のあらゆる汚染物質同様、背景にある低位の電磁的放射線はヘモグロビンの水素結合と相互作用を起こすことができ、その酸素輸送能力をひどく低下させる。外部的電磁環境の濃度がより高くなるほど、干渉度は大きくなり、酸素運搬での水素結合への干渉が増加する。
つまり、信号(電磁的)の濃度が非常に高い環境内へ押し出されると、それに晒された個人の中には"累積的な水素結合干渉の線量"を受ける事となり、それは既に現存していた投与量へ追加することで、その場合は、個々の量子ポテンシャル中で点火された逆信号によって細他の中へ"指示された"身体的症状を引き起こすのに充分なのである。
最近の湾岸戦争において、多くのアメリカ人が突然歴史上最も高濃度な電磁信号の環境に押し込まれたが、この超短期間の戦争から帰還してから間もなく、ベテラン(熟練兵)の多くは、現在"湾岸戦争シンドローム(症候群)"として知られている遅延性の健康上の変化を経験している。軍はこの症候群を"ストレスによって引き起こされた"感情的な精神的外傷であると説明しようとしているが、これらベテランたちのほとんどが、テストを受けた時には感情闘のストレスは、第二次世界大戦、朝鮮戦争、あるいはベトナム戦争時と比べると遥かに少なかった(湾岸戦争での戦闘死はわずか200日たらずである)。本質的には湾岸戦争は殆ど"屋内射撃練習場"のようなものであったので、軍が述べたように戦闘によるストレスが湾岸戦争症候群の原因であるというのは、全く実際的ではない。
(出典‥「電磁場及び放射線の生物学的影響と癌及び未解決の健康問題」T・E・ベアデン)
(3)に続く