キラキラ美しく、ポジティブで心地の良いスピリチュアルな世界と、サタニズム、悪魔崇拝との類似点に気づく人はあまりいないかもしれません。実のところ、類似どころか、表紙のデザインが違うだけで、中身は同じものだという話をしたいと思います。

60年代のミュージシャン達に絶大な支持を得て、ヒッピーカルチャーにも多大な影響をもたらした、アレイスター・クロウリーというカリスマ的な悪魔崇拝者のことはご存知でしょうか?彼は、「己を知ること」を説き、「汝の意志することを行え」が彼の法のすべてでした。ずばり、彼は「悪魔教の父」であると同時に、「ニューエイジ・ムーブメントの父」とも呼ばれているのです。クロウリーは、ヒンズー教、仏教、ヨガ、瞑想を深く研究し、サタンや悪霊とのコンタクトをとる手段にしていました。ある悪霊が「私はエデンの園にいた蛇と同じ者である」と彼に告げます。すなわち、サタン(悪魔)です。クロウリーは、その霊から、反キリストの時代の到来について、不法の者=666が若者に影響を与え、ニュー・イーオン=ニュー・エイジ(反キリストの時代)へと導くようになること、そして、西洋文化は間もなく若者たちによって変えられ、歴史的事実は書き換えられ、若者たちはそれを見極める賢明さを失うようになると告げられました。(クロウリーは「大いなる獣666」だと自称しています)その後、1960年代にサイケデリックドラッグによってニューエイジ(スピリチュアル)の思想が爆発的に普及しました。ちなみに、ファーマシー(薬学、薬局)の語源となっているファーマキア(pharmakea)という言葉があります。聖書では、神が忌み嫌うもので、厳禁とされている「魔術」に相当するギリシア語なのですが、他に、呪文、薬や薬の投与という意味もあります。サイケデリクスほど、この意味に合致するものはないのです。私自身も、ずっとヒッピー・カルチャーなどのカウンター・カルチャーを支持する側だったのですが、このヒッピー・ムーブメントは、目に見える領域では、CIAが絡んでいます。霊的な領域でも、反キリストの(つまり悪魔の)価値観を植え付けて、神に反逆させるよう仕向けることや、魔術やオカルトの実践によって、悪霊への扉を開かせて、その人を支配する足掛かりにする悪魔の目的のためのものでした。悪霊追い出しで有名なデレック・プリンスという牧師がこんなことを言っていました。「魔術の霊は反逆の霊だ」と。まさに、その時代に、魔術的なもの、東洋思想、ヨガなどが爆発的に流行し始めたのです。

クロウリーは、悪魔教会の設立者であるアントン・ラヴェイにも大きな影響を及ぼしています。クロウリーが1907年に設立したA∴A∴という結社があるのですが、入門者は、秘伝の知識を習得することになります。その内容は、ヒンドゥー教、カバラ、ヨガ、魔術、非二元性、アセンテッド・マスター、生命の樹、超越瞑想、ハイヤーセルフ、仏教、神秘主義、グノーシス、魔法、五芒星&六芒星の儀式、タロット・カード、ゾディアックetc...他にもニューエイジ、スピリチュアルの世界と重複するものが盛りだくさんです。

ところで、サタニズム辞典のようなウェブサイトJoy of Satan(悪霊に憑かれるといけないので、閲覧しないでくださいね!)のインデックスは、スピリチュアル系の人には馴染みのある言葉が並んでいます。占星術、オーラ、魔術、自己催眠、インセンス、ペンジュラム、ルーン、テレキネシス(心霊作用によって物体を動かすこと)、脳波、透視、過去生、チャント、松果体、チャクラ、呪文、クンダリーニ、トランスetc... 自分が、こういうものにどっぷり浸かっていたのかと思うと、本当に背筋が寒くなるのですが、スピのみなさんはいかがでしょうか?

中には、ブラック・マジックとホワイト・マジックは違う!意図が善なら良いものだ!って思われる方もいることでしょう。でも、残念ながら、パッケージが違うだけで、中身は同じです。サタンも天から落とされるまでは、光の大天使ルシファーだったのです。「サタンでさえ光の天使を装う」と聖書には書かれています。光の天使を装われると、私たちには見分けがつきません。だからこそ、聖書でフィルターにかけないといけないのですが、ニューエイジでは、ありとあらゆる誤った情報が意図的に広められて、聖書やイエス・キリストに対する信用が著しく貶められています。それもそのはずです。聖書だけが、唯一、サタンの手口、策略、目的すべてが暴かれているものなので、サタンにとっては最も不都合なのです。そして、聖書が、魔術、占い、霊媒行為を厳格に禁じているのは、それを実践することによって、人は、悪魔と関わりを持って滅びの道に迷い込むであろうことを神は知っておられるからこそなのだと今なら理解できるのです。しかも、「秘伝の知恵」系は、人のプライドやエゴをくすぐります。以前の私のことを振り返ってみても、「特別な何者かになりたい」というエゴの塊だったと恥ずかしくなります。このプライドこそ、神が最も嫌う最大の罪で、ルシファーが地に投げ落とされた理由です。プライドは神に対する反逆なのです。聖書では「神を恐れることが知恵の始め」とされ、真の神は、「へりくだる」心を歓迎されます。一方で、サタンの教えは、自分が高くなること、自分を称賛すること、自分が神のようになることが奨励されます。

あなたはどっちの神に仕えますか?天地とその間にあるものすべてを創造された神、イエス・キリストの神である真の神ですか?それとも、この世の神、ペテンの巨匠、サタンですか?「今日、どちらの神に仕えるか選びなさい」(ヨシュア記24:15)