試験がいざ開始されると、わかっていても、頭に血が上るものです。
ケンカと同じです。
漢(オトコ)なら、
誰しも若いころはケンカに明け暮れたものだと思いますが、
血か上ってわけがわからなくなり、
見境なく相手の固いおでこなどを殴ってしまい、
自分のコブシを痛めて勝手に戦闘不能に
なってしまった奴を見たことがあります。
そいつは闘えなくなってしまったわけですから、
相手の反撃を食らってボコ・ボコにされてしまいました。
頭に血が上ってしまったせいで、
勝負を逃してしまったのです。
試験においても、やはり同じこと。
宅建試験はしかも、普通の試験ではなく、法律の試験です。
第一問目から法律用語の羅列が襲ってきます。
さらに、本試験場独特の魔物が棲む雰囲気です。
白状しますと、僕も頭に血が上りました。
落ち着こう、と思っていたにもかかわらず、試験が始まった途端、
うわぁああああぁぁああ!!という精神状態に陥りました。
真っ白です。
そして襲い掛かってくる法律用語の群れ!
わかっていても、頭に血が上るのです。
しかし、僕はそれも想定済みでした。
若いころに明け暮れた強敵(とも)達とのケンカ体験が
いきていました。
僕はそのための対策も考えていました。
最初から8問くらい、どんどん飛ばしたのです。
少し読んで頭に意味が入らない、すぐに飛ばして次の問題へ。
という感じで、どんどん飛ばしました。
しかも4択問題の4肢を全部読むのではなく、
肢の1つをちらっと読むと、次の問題の肢のひとつへ、という
具合に、とにかく大胆に飛ばしたのです。
すると、8問、9問、あたりで、すぅーーっと、問題文が
読めてきたのです。
よーし、来たっ!
と思い、飛ばしてきた問題、そして、これから解こうとする問題を
さっと見廻してみると、
なんと、僕の得意分野からの出題ばかりだったのです。
もし、冷静になれず、やみくもに問題に対していたら、
きっとそういうことも気づかないままだったはずです。
・・・!!?
・・・こ、これは・・いける・・いけるぞっ!!
精神的余裕を持った僕は、
冷静に時間配分も計算できるようになり、
思いっきり戦い抜くことができました。
そして、結果として「合格」を手にすることができました。