空が高く、木々が彩ると、秋の訪れを感じる。


いよいよ、第18回山形国際ムービーフェスティバル・YMF2022の開幕まで、2週間を切った。




「才能よ、雪に埋もれるな。」をテーマに、毎年、この時期、日本中から若き監督やクリエーター達が、雪深い東北山形へ集まる。


一方で、日本の映画界を牽引する一流の監督やプロデューサーが、話題作を持ち寄り、その年の映画活動の軌跡を刻んでいく。




今年は、11月11日(金)、12日(土)、13日(日)の3日間の開催となる。




「野獣死すべし」などのハードボイルドの第一人者の村川透監督は、故松田優作さんの奥さんの松田美由紀さんとの舞台挨拶となる。

「ヘルドックス」や「関ヶ原」「燃えよ剣」などの話題作を手掛けた原田眞人監督はYMF初参加。

「ヘルドックス」の原作者、山形県在住の深町秋生さんも駆けつけてくださる。

4年ぶりの参加となる瀬々監督は、東北ロケの「護られなかった者たちへ」で舞台挨拶となる。

廣木監督は3年ぶりの参加で、新作「母性」での来場となる。

佐藤信介監督は、前日に海外から帰国し、その足で「キングダム2」の舞台挨拶へ。

YMF特別顧問であり最多の参加となる行定勲監督は、「BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK‘N'ROLL」のオムニバスに挑んだセントチヒロ・チッチさんと来場する。

初参加となる中村真夕監督は、「ワタシの中の彼女」で、主演の菜葉菜(YMFアンバサダー)と、女優の浅田美代子さんと共に来場する。

また、芥川賞の又吉直樹さんが書き下ろしたWOWOWの連続ドラマ「椅子」を、ご本人のトークを交えてご覧いただく。

さらに、特別出演の清水崇監督が、最新作の番宣初出し予定。

エンディングは、急逝した山形国際ドキュメンタリー映画祭の事務局長だった髙橋卓也プロデューサーを偲び、佐藤広一監督の「世界一と言われた映画館」を上映する。




今回の応募作品数は、昨年を凌ぐ282作品。

コンペティションの最終ノミネート作品は、10監督11作品。

現在もムービーオンでは、全ノミネート作品を上映しているので、いつでもご覧いただける。


11月12日(土)の午後6時過ぎからの表彰式で、今年のグランプリが発表される。




審査委員は、例年通り、日本の映画界、音楽界を代表する方々である。

今年も厳正な審査をしていただいている。


主催は、東北の17局のケーブルテレビ局で組成している「株式会社東北ケーブルテレビネットワークTCN」


特別顧問に、今年より、ワーナー・ブラザースの関口大輔チーフプロデューサーと、東映エージェンシーの村松秀信社長が加わった。




3日間の共通チケットは、2000円で販売中。


プログラムごとの入れ替え制で、先着順の入場となる。


新作の為「母性」は1300円で、別料金となる。




近年には無い、盛りだくさんの山形国際ムービーフェスティバルの開催となる。


多くの皆様のご来場に、心より感謝申し上げる。


まだコロナ禍が収束しきれていない中での開催であり、ロビーホワイエでの、参加者と観客で行うレセプションパーティーも、まだ今年は控えることとした。


来年こそは、完全開催へ。


是非、次の世代を担う映画監督の才能を、見届けていただきたい。

そして、日本屈指の一流映画監督の生の言葉を、たっぷり感じていただきたい。