これまで、「スラムダンク」は、まったく読んでいなかった。

テレビ放送もしっかり見たことがなかった。


亡き父親は、山形県のバスケットボール協会の会長に20年間も就任していた「バスケ大好き人間」


しかし、自分にはバスケ部の友人は多勢いたが、個人としては、中学校は剣道部、高校は応援団と、まるでバスケットボールとは接点はなかった。

むしろ、バンド活動やロックンロールに没頭していた学生時代であった。


子供たちのスポ少も、野球、テニス、ラグビーと、応援に行くのは野外スポーツであった。


妻と子供たちは、「スラムダンク最高!」「めちゃくちゃ面白い!」と話していたが、その頃は、ケーブルテレビ山形を立ち上げ、番組制作で明け方までスタジオに入っていたので、関心領域に無かった分野までは、なかなか進出できなかった。


そんなバスケットボールとは縁遠い人間が、バスケットボールのプロクラブの設立に関わり、結果として、パスラボの社長に就任したのは、青天の霹靂であった。


最初のクラブの人員は4、5人。

全員が、ダイバーシティメディアからの出向と転籍であった。


自分も含めて、斉藤と武田以外のほとんどはバスケットボール未経験者。

そういえばと、「スラムダンク」のコミックスを購入して、皆で読むように指示を出す。


それから数年が経ち、自分が読もうとしたら、半分くらい無くなっていて、当時の斉藤常務と洋一GMが、BOOKOFFなどで掻き集めてくれた。


そして、このお盆休み中に読もうとしたが、どうせなら全巻再購入しようと思い立つ。




今では3タイプの「スラムダンク」が出版されているが、オリジナルの31巻バージョンにする。


久しぶりの大人買い。

全31巻を購入する。


初めて見る「スラムダンク」の1巻目は、字が細かすぎて、とても読みづらさを感じた。

しかし、2巻目の途中から字も大きくなり、3巻目からはストーリーに引き込まれてしまった。

8巻目のラストで初めて涙した。




(年季が入った真っ黒なスラムダンク)


今では、30秒が24秒に変更されたり、あの頃のルールから変更になったモノもあるが、物語の本質である「諦めない気持ち」や「夢を追い求める心」は、きっと今のバスケットボール選手たちのバイブルになっているのだろうと思った。




伝説となった「スラムダンク」

コミックスの累計発行部数は、1億2000万部と驚異的な数字を上げている。

(参考:ドラゴンボールは1億6000万部)




コミック連載終了から26年が経過し、今年の12月3日(土)には、いよいよ映画「スラムダンク」が公開される。

どの時期の、どの物語を、切り取っているのか?

まったく違う物語が出現するのか?

今から既に、大盛り上がりである。




そういえば、山形ワイヴァンズの村上駿斗選手も、山形南高校卒業後に、「スラムダンク奨学金」の第7回奨学生として、アメリカへ留学した経験を持つ。


たぶん、Bリーグも、映画とのコラボレーションは考えているだろうが、ムービーオン等の映画館と山形ワイヴァンズも、何かコラボ企画を展開したいと考えている。


きっと、盛り上がる2022-23シーズンになるに違いない!


まずは、最後まで、「スラムダンク」を読まなければ。。。