先日、1年以上会ってなかった大切な人と、やっと食事をする機会を得る。
コロナ禍の中で、なかなか会えなかったが、この日は、お互いPCR検査の陰性判定後に鍋を囲んだ。
山形には、美味しいふぐ専門店があり、結構ふぐ料理と触れることは多いとされる。
最近では、温暖化の為、庄内浜でもふぐが獲れるといい、この日は、辰寿司のふぐ料理をいただいたく。
驚くほどの大きな皿に、鉄刺が盛られてきた。
ちょっとした感動。
辰寿司では、夏ふぐも料理してくれる為、一年を通してふぐ料理が食べられる。
辰寿司のふぐの唐揚げは、どこよりも美味しく、格別だと思っている。
ふぐの白子、ふぐの煮凝り、そして、何と言っても、メインのふぐちり鍋は、食べ応えがある。
鍋を囲んだ面々は、「美味しい!」「食感がいい!」と、絶賛していた。
最後の締めは、ふぐ雑炊。
たまごを放ち、ふぐちり鍋の出し汁をベースに、アツアツでいただく。
改めて、その上品な味と新鮮なネタに感動を覚える。
シベールの熊谷社長は、「食事のプライオリティーは、まず、誰と食べるのか?である。」と、生前話されていた。
初めて聞いたのは、15年くらい前で、ストンと、腹に落ちた言葉だった。
今回も、まさにそうであった。
辰寿司の料理は、とても美味しく素晴らしい。
されど、それ以上に、「大切な人との、大切なひと時」を理解してくださったことが、ありがたかった。
また1年後、お互い会えるように、願いたいと思ったのである。