6月13日(木)、パスラボ山形ワイヴァンズのヘッドコーチに河合竜児氏の就任が決まり、ダイバーシティメディアにて記者会見が行われた。



河合竜児氏は、1975年生まれの43歳。
OSGフェニックスの選手として活躍し、全日本実業団バスケットボール選手権大会で、1997年から3年連続で優勝を遂げている。
1999年から、OSGフェニックスでアシスタントコーチとして、指導者のスタートを切る。
2009年、浜松・東三河フェニックスのチーム統括就任。
2011年、浜松・東三河フェニックスのヘッドコーチに就任。
その後、信州ブレイブウォリアーズ、愛媛オレンジバイキングス、ライジングゼファーフクオカのヘッドコーチを歴任する。

2017-2018シーズンでは、B2に昇格したばかりのライジングゼファーフクオカを率いて、B2優勝を果たしB1に昇格する。



午後3時から「パスラボ山形ワイヴァンズ・新ヘッドコーチ就任記者会見」が始まる。

進行は、佐藤洋一GM。



河合竜児氏がステージに登壇し、自分からは感謝と御礼を述べる。



就任記者会見の模様を、ダイバーシティメディアでは、ライブ中継で放送した。

(記者会見の模様は、山形ワイヴァンズTVで、6月13日〜6月23日の間、午後9時より1時間の特番として放送)



自分からは、今回の就任に至る経緯と、招聘理由を話した。

〜今、山形ワイヴァンズに必要なものは何なのか?
それを皆で問うた時、一つ目は、「プロ意識やプロの覚悟」と「オフコートや私生活を通しての、バスケットボール選手としての自覚」をチーム文化として培いたいということ。
その為に、プロバスケットボール選手の魂を、磨き育める、選手の意識を醸成できる河合さんを招聘した。
二つ目は、「勝ち切る」「勝つチームづくり」が、これまでのパスラボ山形ワイヴァンズには欠けていた。
勝ちたいという思いはあったが、試合に臨む準備ができていなかった。
「卓越した指導力があり、勝ち切る方法を知っている」バスケット職人の河合さんに託したいと思った。



河合ヘッドコーチは、「福岡時代に山形ワイヴァンズと対戦した際、山形のブースターが紫のTシャツを着て、熱気と盛り上がりが凄かった。それを背負って指揮を取ることが、とてもワクワクしている。各選手のポテンシャルが高いので、それを引き出し化学反応させていきたい。私生活を通してのプロ選手の自覚無くして、一流のプレイヤーにはなれない。
チーム、フロント、株主、ブースター、スポンサーが一体となり、持続可能な「負けないチーム」を作っていけば、いずれ必ずB1に昇格するはず。」と話された。



ヘッドコーチが3年続けて交代なった件についても質問があった。

ヘッドコーチの都合で東京に戻られた方、途中からコミュニケーションが疎らで意思疎通が取れなくなった方など、様々なケースがあった。

小野寺さんについては、当初お互い決めていたボーダーラインを下回ったことでのフロント側の決断。
お互い十分話し合って出した結論であり、小野寺さんは今後は研修を積む予定。



河合竜児氏は、これまでのヘッドコーチの中では、キャリア、実績ともにナンバーワンである。

しかし、目に見える事よりも、彼の持ち味は、指導力とバスケット哲学である。

パスラボ山形ワイヴァンズの、新しい物語が始まると確信している。



多くのメディア関係者が集まる中、河合竜児ワイヴァンズのスタートである。