東映の珠玉の作品「孤狼の血」の上映会、並びに舞台挨拶が、昨日の5月19日(土)にムービーオンやまがたで開催された。



女優の真木よう子さん、白石和彌監督、原作者の柚月裕子さん、司会者で呉原東警察署長役でも出演した赤ペン瀧川さん。

東北の地・山形まで、よく来てくださった。




白石和彌監督とは、一昨年のYMF山形国際ムービーフェスティバルで、Netflixのドラマ「火花」の製作グループが全員来られた時に、お会いし、最終日の打ち上げまでいらした。

それ以来であるが、ちょうどその時から、「孤狼の血」の映画の監督をする話は出ていて、出資の話題にもなったのであった。

映画「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」ドラマ「火花」など、その際立ったセンスを感じさせる監督であった。



山形新聞へのコラムの連載や、東海大学山形高校の現代文明論の講師など、地元山形では知られていた柚月裕子さんは、一躍全国注目の時の人となった。

「孤狼の血」と、その続編「凶犬の眼」。
ムービーオンやまがた併設の八文字屋北店で舞台挨拶の前に、サイン会を開催し、長蛇の列ができていた。



そして、役所広司さん、松坂桃李くんと、3人目の主人公のような存在の、女優真木よう子さんが、舞台挨拶に立ってくださったことは、東映さんのご協力も含め、心より感謝申し上げたい。



今回の2人のプロデーサーの1人、東映の天野さんとは、久しぶりにお会いした。

行定勲監督作品で、何度かご一緒した。



2回の舞台挨拶であったが、どちらも満員であり、直接、この映画を作った方々からの話を伺えたことは、観に来てくださった方には、とても良かったと思う。



真木よう子さんは、やはり男に負けない強い女を演じたと話されていた。



柚月裕子さんは、地元山形に凱旋し、このように多くの方々から観ていただくのは、とても幸せですとのコメント。

彼女の存在は、山形市にとって、また1つの文化的な発信となる。



白石和彌監督。

現在は、撮りたくとも撮れないアウトローの映画を、真正面で撮影した。
それができたこと自体、本物の監督への一歩であり、きっといつか、深作欣二監督のような大監督になるに違いないと思う。



赤ペン瀧川さんは、役者兼映画のコメンテーター。
あの呉原東署の署長とは、誰も思わないだろう。



真木さんが、松坂桃李君を、マジ蹴りした話など、エピソードも多く聞けた。

最初は緊張気味の真木さんも、後半はとても山形に和まれて、ステキな笑顔で話してくださった。

真木さんとは、YMF山形国際ムービーフェスティバルで、以前上映した映画のことなどを話した。



孤狼の血…まだ観ていない人は、是非観て欲しい。



きっと、これから、東映の伝説の映画の1つになるであろう。

「仁義なき戦い」のように、シリーズになることを願っている。



しかし、あの、優しい柚月裕子さん、笑顔がステキな真木よう子さん。

女性の中にも、命がけの強さや、男性以上の強さを感じた。

「仁義なき戦い」は、男性の映画だったが、「孤狼の血」は、男性に留まらず、女性の映画にして欲しいと思ってしまうのだ!

キャンペーンのスタッフの皆さん、お疲れ様でした。