いやー、11月に入ってからオフィスでぶっ倒れて、病院へ運び込まれるわ、緊急入院になるわ、退院したと思ったら今度は病院でぶっ倒れるわで、半ばを過ぎるまで最悪の体調でした。さすがに映画を観に行く気力もなく先日の日曜日、三週間ぶりの映画鑑賞でした。今更ながら大病だということを思い知らされます。自分の体力の過信と抗癌剤治療をなめてたのと愚かさが身に沁みます。
そして久々鑑賞の作品が「エターナルズ」。結構、映画の宣伝してました。病院でも見ましたが、マーベルコミックのアベンジャーズ姉妹作品になるのかな?イマイチ、ネームバリューの力量に欠けるんですがこっちは紀元前メソポタミアの時代から現代まで数千年の歴史を誇るヒーローたちです。
無限に広がる全宇宙はセレスティアルズなる万物の創造主たちが作り上げた。だがその星の中の一つ、地球にディヴィアンツと言う怪物が住み着く。セレスティアルズの第一人者、アリシェムは「エターナルズ」なる者たちを作り上げの地球へ送り込む。エターナルズとは不老不死でありそれぞれ特殊な能力を持つ者たち。治癒能力を持つ女性リーダー、エイジャックを中心に物質の変換能力を持つセルシ、空飛ぶエターナルズ最強戦士イカリス、様々な武器を使いこなす女闘士セナ、心優しき怪力の持ち主ギルガメッシュ、驚異の科学技術を持つ発明家ファストス、少女の姿ながら変身と幻影術を持つスプライト、指先からのビームを放つ陽気なキンゴ、視聴覚障害ながら瞬間移動の能力を持つ女性戦士マッカリ、相手をマインドコントロールできるドルイクの10人の守護者である。
紀元前5000年のメソポタミア時代の地球にやって来たエターナルズは容赦なく地球の民を捕食するディヴィアンツをたちまちのうちに倒す。それを目の当たりにした地球の民はエターナルズたちを神と崇めるのだった。
何千年にも渡り地球を守り続けてきた彼らは遂にディヴィアンツの殲滅に成功するが、私利私欲に走り争いを好む地球の民に対し、介入するか傍観するかでメンバーの中で意見が分かれチームを解散しそれぞれ地球の民として人々を見守ることになった。そして現代...。
何世紀もの間、地球の民として生きてきたエターナルズのメンバー、セルシ、イカリス、スプライトの三人は殲滅したはずのディヴィアンツと遭遇する。再び現れたディヴィアンツと対峙するためエターナルズの面々は再び終結する。だが万物の創造主たるセレスティアルズにはエターナルズとは違う思惑があった...。
けどなー、やっぱりややこしい話やわ。物語は7,000年前の地球にさかのぼる。時代はメソポタミヤ文化。戦うことを知らない平和ボケの民はただ、ただ、、ディヴィアンツなる怪物たちに捕食されるのみ。そこへいずこからともなく表れた10人の守護者たち。これから後、彼らは神として崇められのだが争う事しか知らない人類に見切りをつけエターナルズを解散することに...。いやはや人間という生き物は罪深い生き物なんですねぇ。エターナルズの面々は地球の民に呆れる一方、一緒に暮らしてみて初めて個人の心に触れ人々に慈しみを感じるようになります。だから、リーダーを継いだセルシは創造主セレスティアルズの思惑とは外れる行動に出ます。このへんは映画を観てください。人の愚かさ、と共にどうしてもそんな人間を放っておけないエターナルズ達の人間に対する複雑な思いが後半の見所かな?
そしてこのキャストの面々ですね。今回は完全脇役の女戦士役のアンジェリーナジョリーや韓国映画では観ない年はないと言うようなマ・ドンソクが心優しき怪力の持ち主として登場。賑やかな作品ですが物語があっちへ飛んだりこっちへ飛んだりは編成上仕方ないのかもしれませんが登場人物が多いだけにストーリーに付いていくのに必死ですわ。アベジャーズとの違いはアベンジャーズは個々、ヒーローだった者たちがある組織に人類のために作られたドリームチーム。本作のエターナルズは元々チームとして誕生したヒーローたち。だから派手さをちょっとでも演出するためアンジェリーナジョリーなんかを参加さしているんでしょうね。総合でどうしてもこの面々を見比べてしまうんやけれども、うーんやっぱり地味かな。
