燃えよ剣 | kazuのブログ

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三週間ぶりの投稿になります。まだ死んどりません。

もうこの三週間、ほんましんどかったです。前回受けた抗癌剤治療が7回目。6回目が終わった時点で折り返しと言うことで検査したところ、一進一退の攻防といったところでしょうか...。と思っていたんですが。でも今回、会社で倒れて救急車で運ばれて、またまた病院で点滴の入院治療。退院した翌々日に病院行ったらまたぶっ倒れて...ハァ~なかなか前へ進みませんなぁ。まあ長期戦です。正直、最初の治療のときは「ああ、こんなもんか」って舐めてたのと、自分の体力の過信なんかがあったと思います。やっぱりキツイわ。でも、絶対このまま負けたないですからね!

で、最後に観た映画が「燃えよ剣」。もう三週間になりますが司馬遼太郎のこの原作。学生時代、読みましたねぇ。新選組のこと大好きだった時がありましたから、近藤勇、土方歳三、沖田総司、永倉新八、斎藤一、原田左之助、彼ら一人一人が魅力的で本作の「燃えよ剣」から「新選組血風録」、その他、夢中になって新選組に関する書籍を読みました。映画にテレビに何度もドラマ化されたこの「新選組」、「燃えよ剣」での主人公は土方歳三ですが、岡田准一、鈴木亮平らを主演に置き、久々の新選組の映画化。楽しみです。


武州多摩郡石田村の百姓の出である土方歳三は剣術と喧嘩に明け暮れて地元では「バラガキ」と呼ばれていた。剣術は天然理心流の道場、試衛館で近藤勇や沖田総司ら同門と汗を流す日々を送っていた。

時代は幕末、尊王攘夷派と公武合体派が衝突し風雲急を告げる京都。刃傷沙汰が絶えない京都の治安安定のため幕府により結成された「浪士隊」の中に近藤勇や沖田総司ら同門とともに土方歳三の姿もあった。だが浪士隊を束ねる尊王攘夷論者・清河八郎が浪士隊を 

自らの尖兵としてしか考えていないことを知り、元水戸藩士・芹沢鴨らとともに浪士隊を退出、京都守護職に任じられた会津藩主・松平容保の元、京の治安組織を創設。ここに「新選組」が誕生する。

だが局長に就いた芹沢鴨一派は京において狼藉の限りを限りを尽くし、京の人々の不満は極限に達した。土方は芹沢一派の排除を計画。寝込みを襲い、芹沢鴨、新見錦らを暗殺。近藤勇局長、土方歳三副長を中心とし、新選組は一新される。土方は局中法度の作り、破れば切腹と言う「鉄の掟」の元、隊士たちを束ねる。

「鬼の副長」として恐れられた土方であったが反幕府派の志士に襲われた土方の傷を介抱してくれたお雪に好意を持ち、たびたび住まいを訪れるようになる。

そして新選組の名は「池田屋事件」によって頂点を極める。

だがその後、時代の流れは急速に倒幕に傾く。将軍・徳川慶喜の大政奉還により徳川幕府は衰退の一途をたどる。新選組は「鳥羽伏見の戦い」のあと甲州で近藤勇が捕らえられたのち、沖田総司は病に倒れ、「鉄の掟」を誇った新選組も散り々になる中、今や朝敵となった土方歳三は会津、そして函館へ。お雪は土方の後を追う...。

 

ん?原作はこうやったっけ?なーんか途中から甘い恋愛小説みたいになったのが残念。鈴木亮平くんも個性を十分に発揮できなかったのが残念。正直、ジャニーズの人が出るとね、硬派のドラマも硬派で亡くなっていくのがいやなんです。原田監督って時代劇撮らせたら結構いいビジュアルを感じるんやけど。うーん、脚本イマイチかな。

それから、岡田、鈴木、芹沢を演じた伊藤英明あたりはまだ殺陣をやりしゃあ、まだ様にはなるんやけど、沖田総司以下の役者は様にはなりません。はっきりいって。うーん、大好きな題材だけに少し残念やったかな...。.