メジャーリーグ | kazuのブログ

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サラリーマン社長のムービートラベル

とうとうコ゜ールデンウィークに突入!されど仕事は全くなし、娯楽もなし、我々大人はともかく、子供はもっとかわいそう。卒業生、新入生、受験生。とうとう9月新学期という案まで出ています。どっかのだれかさん、今の子供たちに「運が悪かったとあきらめるしか」なんて言うなよな!「将来、君たちのために.....」はぁ?簡単に言うたるなよ!

 

我々、大人たちは耐えるしかない!自分たちが蒔いた種なんやから。責任取るべきところにとってもらうよう皆で働きかけよう!けどそれはすべてが終ってから...今は大人の我慢に付き合わされている子供らに何が一番いいか考えよう。きいとんのかそこのパチンコ行っとるおっさん!「暇やから」とか「人に迷惑かけへんとか」たわけたこと言うてるんやないで、一番危ないんや!そういう密集しとるとこが!くたばるならあんただけでくたばってくれ!医療従事者に迷惑かけんとな。

 

と、こんなこと言っても始まりません。数少ない家庭での娯楽にビデオ、ネットで先日「アウトブレイク」をご紹介しましたが今日は晴れぬ気分、ストレス解消のためにハリウッドの大ヒットコメディをご紹介。映画も観れない、スポーツも始まらない、ないないづくしで悶々とした日々を送っている方々にうってつけの作品「メジャーリーグ」(1989年)。

アメリカ、大リーグの球団クリーブランド・インディアンスは優勝から遠い年月が経ち万年最下位のお荷物球団となり下がっていた。そこへオーナーの急死と言うまさに未曽有の危機。悪いことは続くもので球団の新オーナーに就任したのが前オーナーの後妻。ショーガール上がりで球団経営なんてド素人、おまけに超が付くほどの性悪女。そんな彼女がぶち上げたのがマイアミ移転。なんでもクリーブランドの空気はお肌に悪いから太陽が燦燦と輝き空気もきれいなマイアミにホームグランドを構えたいのだとか。そこで年間観客動員数が80万人を

下回れば州との契約が切れると、徹底的に負け続けようと画策するため集められた選手はと言うと...

 

往年の名プレイヤーながら体はガタガタ、とうに盛りを過ぎているキャッチャー、剛速球を投げながら「死人が出る」ほどのノーコンと言う刑務所帰りのピッチャー、口は達者で足は速いがバッティングはからっきしという外野手、速球には滅法強いが変化球は全く打てないキューバから信仰の自由を求めて亡命してきたというブードゥー教信者の4番バッター、バッティングはいいが顔に傷が付くのが嫌だからとろくにボールを取りに行かない3塁手、体中にワセリンを塗りたくりツバや鼻汁まで付けて思いっきり反則球を投げるベテラン投手と、まあ揃いも揃ったポンコツばかり。シーズンが始まると当然のごとく負け続けるが、どうしたことか途中からなんとほぼ5割の戦績を収めてしまう。「なんなのあいつら!」とばかり性悪オーナーの妨害工作は一層過激になっていくのだが...

ある時、ひょんなことからオーナーの思惑が選手たちに知れることになり、ここからインディアンスの奇跡の大逆襲が始まる❕

 

プロ野球の開幕をクビを長ーくして待っている方々、家でウソかホンマかわからんええかげんなワイドショー番組を見ておられる方々、イライラがつのり家庭内がギクシャクしている方々、なにより学校にも行けず遊びにも行けず、好きなことに打ち込むこともできない少年少女の皆さん、たった1時間47分の間ですが少しでも気が晴れればと思います。家族みんなで観て笑ってください。最後はなんかジーンときますよ。こんな映画作らせるとアメリカはうまいねぇ。昔から気が晴れない時、落ち込んだ時、観ようと思うのはこの作品か「男はつらいよ」です。

 

主演はチームリーダーになる扇の要のキャッチャーにトムベレンジャー。悪玉も善玉もこなす、いい役者さんです。彼の恋人役にレネルッソ。先日ご紹介した「アウトブレイク」ではシリアスな女性博士役を演じてました。そしてノーコン剛速球投手に当時人気絶頂のチャーリーシーン。それからこの作品の後、一気にアクションスターとしてプレイクするウエズリースナイプスが俊足のトップバッターとして好演。ホント賑やかで華やいだ気分にしてくれる作品です。

ところがですね、この3年後、これと全く同じことが日本のプロ野球でも起こります。そう当時1985年の日本一依頼、万年最下位争いを演じていた我が阪神タイガース!なんとも怖いくらい不思議なんですねぇ。この時の中心選手がローテーションの柱となった中込投手(背番号99)。ヘッドスライディングで一世を風靡した亀山選手(背番号00)。ちなみにノーコン剛速球のエースを演じたチャーリーシーンの背番号が99。俊足のトップバッターを演じたウエズリースナイプスの背番号が00.。

 

映画は時代を反映する、または予言するといいます。先日の「アウトプレイク」もそうですが...映画の力って凄いですよね。