57にもなつて「スパイダーマン」ですかと、言われる前に...気になっていることをひとつ。
高校野球をかじった経験のあるものからひと言。そう、大船渡高校の佐々木君のこと。岩手の決勝戦で投げささなかったことにファンから監督に非難が飛んだことに対して、あれは大英断!と反論する人もいます。
確かに時代は変っている。我々のころはシバかれ、シゴかれ、水は飲むな、休むなで延々とグランドを走らされ1年の夏には半分以上が
やめるというのが野球部やった。でも今、後輩たちの大会を観に見に行くとスタンドで応援してるベンチに入れなかった子たちまで回の合間にペットポトルをがぶ飲みしている。勿論、地球の温暖化だのなんだのと環境を取り巻く状況が変わっているのは確か。だから昔の人は「今の若い奴は」と言い、若い人は昔の人を「老害」「時代遅れ」とさげすむ。でも我々の若いころも「今の若い奴は」と言われたし、結局は今の若い人も年を取れば「老害」だの「時代遅れ」と言われる時がやってきます。
時は流れ、日々、能力も身体も進化しているのであります。我々の時は160キロなんて言う球を投げるピッチャーなんて考えられなかった。
金の卵だというのはよくわかる。しかしである....。体罰は駄目、しごきもダメそれもわかる。でも殴られないとわかっているから、教師に対して「殴ってみろ」と凄んでくる生徒が、いるのは正常なん?元プロ野球の人気球団のエースが「高校野球も球数制限をするべき」だとか「タイブレークを導入するべき」だとか言っててそれで長島や王、イチローを超えるようなスーパスターがこれから誕生する?100何十球完投というピッチャーに対してあれは「体罰」なんて馬鹿なことをのたまわっている、オカマのような元教師という教育評論家もいる。
甲子園も夢破れ、プロ野球選手にもなれなかったどころか大した高校球児じゃなかったサラリーマン社長が言っても響かないけどなんか間違ってるような気がするけど。
我々よりももっと古いうちの親父なんか、中5日だ、一週間だ、球数がどうだという話が出るたび「何、言うとんねん、稲尾なんか毎日投げとったわ!」と言う。だから元西鉄(今の西武)の稲尾和久さんや元中日の権藤博さんは投手生命も短かった。だから「投手分業制」なるものを考え出したのは権藤さんだそう。
けどこれがいいとは言わんよ!言っとくけど、「神様、仏様、稲尾様」や「権藤、権藤、雨、権藤」なんて流行語は彼らが時代のヒーロー
だったことを表している。こんなヒーローを一野球ファンとして望むのは罪なんでしょうか?そういえば先ほどの元人気球団のエースは
こう言われたことがあったね、「投げる不動産屋」引退の後の生活ばっかり考えとってちょっとでも現役生活を長らえようとする者、パっと咲いてパッと散る者。どちらも人生です。何度もいうけどどっちがいいとは言わんよ!
要するに自分の思い描く人生だけが正解!というのは間違いやと思うんやけど。で、佐々木君のことやけど私としては甲子園で観たかった!これが野球ファンとしての思い!で監督がそう決めたんなら彼の人生の出会いとか運命とか、そういうもんやったんでしょうね。正解かどうかなんて解りません。ないと思う。毎年、この時期が近づくと楽しみと同時にうっとおしいやつらがあちこちでSNSを上げる。ゆっくり野球を楽しみたいもんです。出来るならこれだけ身体能力が進化し続けているならこれからの指導者の方々には、100何十球投げても壊れない肩、灼熱の太陽に負けない体力。スポーツ科学が進歩し続けるならそういうことを勉強してほしい。温暖化だけはどうしようもないから甲子園を開閉式ドームにして気温が何十度になったら天井を閉じるとかいうのがいいんやろうけど阪神は金出さんやろね。なりましたが、そうそう「スパイダーマン」あのね、映画の良し悪しより、上映期間が、たったら行きたい時間に吹き替え版しかないってのはどういうこと?「吹き替え」「3D」は画業界の衰退ですよ!が持論の私はやはり「老害」なんでしょうね。

