ラジオ英会話2024年7月10日放送分から | stl52のブログ

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どうも。

 

さっそく行きます。

 

OPENING

大西: 学習者の悩みの種の「時制の一致」。これ理屈がわかるととっても簡単なんですよ。

 

Rosa: Sensei! I'm surprised that you speak Japanese.

 

Onishi: Yeah. I know a few phrases.

 

Rosa: Hey everyone, this is Akino Rosa.

 

David: And I'm David Evans. That's good to hear, sensei. Keep practicing.

 

Onishi: Okay!

 

 

Lesson 68 リポート文 - 時制の一致

 

 

[KEY SENTENCE]

I thought she was great.

 

リポート文では、しばしば「時制の一致」が起こります。今回は、英語の持つこの面白いクセに注目しましょう。

 

 

DIALOGUE

トークショーの司会者ケリーが、俳優アーノルド・シルベスターにインタビューをしています。

 

Kelly: Arnold, I'm surprised that you speak Japanese. My husband is Japanese, so I know a few phrases myself.

 

Arnold: I do. In fact, a few years ago we made a movie in Tokyo.

 

Kelly: Right, I heard about that. There was one unknown Japanese actor.

 

Arnold: Yes, Yayoi was her name. I thought she was great.

 

Kelly: Did she speak to you in English?

 

Arnold: Yes, she did. She works for an international company.

 

Kelly: Sorry, what did you say her name was again?

 

Arnold: Yayoi. Spelled Y-A-Y-O-I.

 

Kelly: Got it. Thanks!

 

 

WORDS AND PHRASES

In fact, a few years ago we made a movie in Tokyo.

in fact 「実は」というフレーズですね。

 

She works for an international company.

works for ここが現在形となっているのは、「広く一般的な内容」を表しているんですね。「彼女はずっとそこで働いている」、そうした安定的な状況を表しているのです。

 

Got it.

Got it. これは「理解した」「わかった」という表現ですね。

 

"Get it"は一般的には日常会話でよく使われ、何かを理解したことを短く簡潔に表現するのに用いられます。

(ネイティブキャンプ 了解 を英語で教えて!https://nativecamp.net/heync/question/20219)

 

 

GRAMMAR AND VOCABULARY

I'm surprised that you speak Japanese.

私はあなたが日本語を話すことに驚いています。

 

am surprisedの後ろにthat節が置かれています。「説明ルール: 説明は後ろに置く」により、am surprisedの「説明」がthat以下ということになりますね。ここでのthat節は感情の原因を説明しています。I'm happy that you're here. (あなたがここにいてくれてうれしいです)など、ポピュラーな「説明」のあり方です。

 

 

There was one unknown Japanese actor.

無名の日本人俳優がひとりいました。

 

there文が出てきました。there + be動詞で「いる・ある」を表す形ですが、この形は使い方にコツあります。それは「未知のものを話題に引っ張り込むときに使う」というと。この文脈で「ある無名の日本人俳優」は初めて言及されていますね。there文は初めてのもの、聞き手にとって未知のものを「こんな人がいてね」「こんなものがあってね」と話題に上げるときに使うのです。その証拠に、例えば既知の すでに知られているthe boy や he などについてThere's the boy in the park. There’s he in the park.などと言うことはできません。

 

 

(ダイアローグの日本語訳)

アーノルド、私はあなたが日本語を話すことに驚いています。私の夫は日本人なので、私もいくつかの表現は知っていますけど。

 

ええ、話せます。実は、数年前に東京で1本の映画を作りました。

 

そうでした、それは聞いています。無名の日本人俳優がひとり出ていましたね。

 

はい、ヤヨイというのが彼女の名前でした。彼女はすばらしいと思いましたよ。

 

彼女はあなたと英語で会話をしたのですか?

 

ええ、そうでした。彼女は国際的な企業で働いていますから。

 

すみません、彼女の名前はさっき何とおっしゃいました?

 

ヤヨイです。Y-A-Y-O-Iとつづります。

 

わかりました。ありがとう!

 

 

TARGET FORMS

I thought she was great.

私は、彼女はすばらしいと思いました。

 

ゴガクルの解説より:「この文では「時制の一致」が適用されています。リポート文で頻繁に起こる「時制の一致」は、「主節動詞が過去なら、従属節内も過去」という英語のクセ。この文では主節動詞が過去形の thought であるため、従属節内も was となり「過去―過去」の連鎖を作っています。日本語訳の「すばらしいと思いました」を見れば、日本語にはないクセだとわかります。こうしたことが起こるのは、リポート文が「動詞(句)の内容を後続の節が説明する」形だからです。いわば動詞(句)は「箱」、後続の節の内容はその「中身」。「箱が過去に置かれたら、その中身も当然過去にあるはず」といった自然な類推に基づく形なのです。」http://gogakuru.com/english/phrase/285227

 

それではさっそく、キーセンテンスの練習を始めましょう。

 

 

PRACTICE

「箱が過去なら中身も過去」「箱が過去なら中身も過去」「箱が…」しつこいですね。

 

はい、それではさっそく読んでいきましょう

 

I thought she was great.

 

thoughtwasが連鎖を作っていることに注意しながら

 

I thought she was great.

 

 

それではその他の例も一緒に身につけていきましょう。

 

She told me she loved me.

彼女は、私を愛していると言いました。

 

told meが過去なので、その内容も過去となりlovedが使われています。

 

 

I thought you'd say that.

私は、あなたがそう言うと思いました

 

thoughtが過去だからその内容も過去。

you'dは you would。will が過去形wouldとなっています。

 

 

What did you say her name was?

彼女の名前は何と言いましたか?

 

ダイアローグの文。

主節がdid you sayと過去。そこで従属節内も過去となっています。

 

 

それでは今紹介した表現をデビッドさん、ろーざさんと一緒に声に出して練習してください。

 

David: Okay, everyone, it's time for today's practice. Hmm, "If the box is in the past, the content is in the past". I like it. Let's practice.

 

デビッド: はい皆さん、練習の時間ですよ。フム、「箱が過去なら中身も過去」ですか。いいですね。練習しましょう。

 

Rosa: Okay guys, repeat after us.

 

She told me she loved me.

She told me she loved me.

 

David: Great! Let's keep going.

 

I thought you'd say that.

I thought you'd say that.

 

Rosa: And one more.

 

What did you say her name was?

What did you say her name was?

 

 

David: Unlock your potential.

 

Rosa: Repetition is the key.

 

Rosa and David: Great work.

 

 

GRAMMAR IN ACTION

 

リポート文で時制の一致をいってみましょう。

 

1.

日本語: 私は減量する必要があると判断しました。それが、私がジムに入会した理由です。

 

ヒント: 入会する join

 

解答例: I decided I needed to lose weight. That's why I joined the gym.

 

decideは「決定する」「~という結論に至る」。

過去の決心の内容であるため、I neededと過去となります。

 

 

2.

日本語: マークは忙しいと言っていました。私は、誰かほかの人に助けを求めますよ。

 

ヒント: 誰かほかの人 someone else

 

解答例: Mark said he was busy. I'll ask someone else for help.

 

saidの内容であるため、he wasと過去形が選ばれます。

ask … for helpは「…に助け・援助・協力を求める」。

 

 

3.

日本語: あなたはどちらの出身だとおっしゃいましたか?岐阜でしたよね?

 

ヒント: NO HINT

 

解答例: Where did you say you were from? Gifu, was it?

 

did you sayと主節は過去。そこでyou wereと過去。もう慣れてきましたか?

そしてここではwh疑問文であるにもかかわらず、文末を上げて読んでいましたよね。相手に聞き返す、そうした状況ではwh疑問文でも上げ調子で読まれることがあることに注意をしておきましょう。

そしてGifu, was it?これは付加疑問文ではありません。Was it Gifu? そのGifuを前に出して「岐阜でしたっけ?」と言っているだけなのですね。

 

 

ENDING

大西: さて、ここでお知らせです。8月にラジオ英会話のスペシャル番組を放送します。テーマは「英語のお悩み相談」。皆さんが日々の英語学習で感じているお悩みや疑問を、私が、ずばっ!と解決します。番組ホームページの投稿フォームから、あなたの英語のお悩みをぜひお寄せください。

 

 

「南太平洋」というミュージカル映画の中でこんなやり取りがあります

Emile: Did you study French in school?

Nellie: Oh, yes.

Emile:Then you can read French.

Nellie: No. I can conjugate a few verbs.

 

エミール: 学校でフランス語は勉強したんですよね?

ネリー: はいそれはもう。

エミール: ではフランス語を読めますね。

ネリー: いいえ、いくつか動詞の語形変化ができるくらいですわ。

 

これを最初に見たとき「読めるかい!」と内心突っ込んだものですが、日本語のうまい海外の人って最近よく見ますよね。中には独学で日本語を学んだという人もいて、本当にすごいと思います。