食ってやろうじゃないかと言う気分になることがある。 ツレアイはさかなとターキーとチキンのムネ肉しか食べなくなってもう10年以上になる。 でも時々無性にハンバーガーが食べたいという、ステーキではない。 ところがもう体のほうがビーフを受け付けない。 消化に苦しんで腹痛となるのだ。 かわいそうに。 それでも懲りずに食べるところが根性。


私はビーフの脂分のあるところが大好き。 ステーキも好きだが、ハンバーガーはいらない。 骨付きショートリブを買ってきて、まず焦げ目をつけたあと、もろみ酢と黒砂糖、しょうゆで味付けやわらかく煮込んだ。  これがおいしいのなんのっていくらでも食べられる。 


カンサスの田舎にて

後に残った骨はスミにやると一時間くらいかけてしゃぶっている。 これこそ一石二鳥。 でも駅前のお医者さんにはまたメタボを心配されそう。 ちぇ。 

3人の息子たちと久しぶりに夕食。 クマゴローの彼女は欠席、きっと一緒に来ると私は思ったんだけど、(サイノスケとの賭けに負けて5セント払う)。 この2人今ハネムーンをどこにするかリサーチをしているんだそうだ。 カリブ海のリゾートでスキューバダイビングをしたいとか。 生意気な。 私も一緒に行っていい?と思わず言って総スカンをくらう。 ちぇ。


リュウザエモンの来年度のクラスを決めるのに兄貴たちはアドバイス。 将来何になりたいかなんて19歳の子供にわかるかい。 兄貴たちと同じことをする必要は無く、したいことをすればいいのよ、と言う。 会計士は、福祉関係は、それとも数学の先生とか、とみんな一杯アイデアがある。 と言うより勝手なことを行って面白がってる(私も含めて)。 それでも弁護士とは決していわない私。 弁護士はこれ以上いなくてもいいだろう。


私はアメリカの典型的アジア人の親ではない。 (ステレオタイプは絶対医学校へ行かせるというスパルタ教育)。 アジア系の子供たちは数学ができてテニスをしてバイオリンを弾くというのも典型。


レストランで2時間くらいそれぞれの近況から映画の話、夏休みの計画、リュウザエモンの将来までしっかりしゃべった。 食べたものはこれ。 サラダとスープ、オードブルのハマスとピタパンはあっという間に食べてしまったので写真なし。 なんと言う飢えた4人だろう。

私とクマゴローがたべたファラフィルサンド。 私の発音のファラフィルがおかしいと笑う。 フン。カンサスの田舎にて
リュウザエモンの注文したチキンカリー。 お汁がしゃばしゃばしていてシチューみたいと気に入らなかった。 ご飯の上にトマトソースもおかしいという。 一番高かったのに。
カンサスの田舎にて
サイノスケの食べたベジタリアンサンプラー。 食べ放題のピタパンと。 オリーブだけはみんな嫌いなので私のもの。
カンサスの田舎にて

ひとまず仕事は一段落ついた。 週末に出勤しなくていいのは何ヶ月ぶりだろう。 冷蔵庫の中には卵が3つとしなびかけたキャベツ、たまねぎ一袋、あとは調味料のみ。 なんとさみしい。 フローズンのディナーにはすっかり飽きたし、サンドイッチももう当分見たくない。 


今日はサイノスケがMCATと言う医学校に応募するための統一テストを受ける日。 この子にしては珍しくかなりナーバスになっている。 昨夜も何度も目が覚めたというし、朝ごはんもあんまり食欲が無い。 思った点数が取れなかったらもう一度受けるというけど、230ドルまた払うのかい、やれやれ。 何回受けても大して成績は上がらないとも聞いた。 点数によって応募する学校を決めるのだ。 地元に言ってくれると安心なんだけど。


サイエンスはどうも性に合わないと言い出し(成績も悪くて)、専攻をかえるというリュウザエモン。 ツレアイぬきだが家族全員で集まってディナーの予定。 みんなでいろんな相談に乗る計画。 クマゴローと彼女もやってくる。



同じ歌をいろんな人が歌っているのを見て比べられる。 もう死んでしまっている人の画像が見えるのがありがたい。 マリア、カラスとミキ、モリのハバネラ。 パールマンとジョシュア、ベルの弾くブラームスのバイオリンコンチェルト。  そしていつも極めつきはスティング。


http://www.youtube.com/watch?v=R0vomV6qtf8


この曲はもともとこの人の作によるものらしい。 聞いたことも無い名前だった。 汗でてらてらの顔で歌っています。 英語のサブタイトルでどうやら私にも意味がわかりました。 わからなくてもしみじみ心にしみる歌です。 


http://www.youtube.com/watch?v=shjCk6Y8m6c&feature=related


マリーネ、デートリッヒがドイツ語バージョンで歌っているのもありました。




ぜのぱすさんのコメントで教えられて早速渡辺淳一の“遠き落日”を読んだ。 男芸者と呼ばれ一日も正直に働いて学校へ行くためにお金をもうけることも無く、人のお金でただ勉強をして研究をして東大派閥への憎しみをばねにのし上がっていった医学研究者。  面白く読んだ。 難をいえば、アメリカ人の奥さんメリーの人柄がいまいちちゃんと描ききれてないようだ。 アフリカへ一緒に行かなかったから、手紙をあんまり出さなかったからといって、それを全部アメリカ人だからと言うのは皮相にすぎるのではないか。 もっと掘り下げて欲しかったが、この作者の女性像はかなり独断の偏狭なところがあるから、無理な注文かも。


まったく関係ない話題を振る。 先週ブログにアップしたスティングのクリップ。 何度も眺めるうちに気づいたこと、スティングが左手を背中に回して歌っているのだが、その軽く握った手がまるでベースのコードを押さえているようにぴくぴくとしているのだ。 無意識にしているに違いない。 かわいいー。


クマゴローは来年二月にはタンザニアに2週間研修ローテーションに行く。 せめてベトナムくらいにしてくれたらいいのに。 (どこがいいのか良くわからないが、料理だけはおいしそうだから) その説明会でイエローフィーバーの予防注射をしなくてはいけないことなど聞いたらしい。 そうか、黄熱病はまだあるんだなあ。 こわーい。


そんなものあるはずが無い。 こちらでは風邪の時はチキンスープと言うことになっている。 チキンにはちょっと飽きたのでターキーの手羽先を2つ(トリの約10倍はありそう)を使ってスープ。  塩コショウして焼き色をつけてから煮込む。 写真は手羽先を煮ているところ。 これからやわらかくなったら骨を取り外し、野菜(たまねぎ、にんじん、セロリ、マッシュルームを入れる。 パスタを入れるか、ご飯にするか、バーリーを入れるかまだ決めてない。 私には珍しくこまめにあくと油をとったので低脂肪のスープになった。
カンサスの田舎にて
 

バーリーにして野菜はあるだけいろんな種類をいれて約4時間で出来上がり。


カンサスの田舎にて

たった一日帰宅したクマゴローから風邪をうつされてこの1週間というもの地獄だった。 典型的な風邪、仕事は普通に忙しいのでどうしようもない。 家人が死ぬか、自分が死にそうになるかしないと議会中は休みはとれないというだけあって、セキをゴホゴホしながら勤務。 もともと頑丈なので二次感染などない。 普段から痛み止めや、解熱剤など取ってないのでちょっと頭が重いからといって薬を飲むと効くこと! 私はアフリカの未開人か! 痛み止めを飲んだのはほぼ20数年ぶりである。


クマゴローが見つけた解熱剤は2年前に賞味期限が切れていた。 最新の医療法は効くなあ、クマゴローに言うと、当たり前だろうとバカにされた。 


クリス、ボティというトランペット奏者のPBS スペシャルでスティングが友情出演しているのを発見。 何年か前のツアーでクリスを使っていた関係だろう。 私が行ったスティングのコンサートではクリスが前座を務め、お母さんが観客席に来ていた。 官能的なトランペットの響き、クリスはすごい、それよりやっぱり他の演奏者を立てるスティングの歌い方、ぴったりとからだにあったスーツなど、子供たちを呼んで無理やり見せてしまう。 


http://www.youtube.com/watch?v=DpYYJgvgDmo


何度も同じクリップを見ていると、病気かもと子供たちに言われてしまった。

姪からのメールでミートローフにんじんを入れるのはアメリカでは定番なのかと訊かれてそんなことはないだろうとおもいながらも記憶のそこから浮かび上がってきた究極のミートローフ。 それは私のツレアイの母の作るやつ。 大雑把な人であまり料理は得意ではないのだが、たまねぎも乱切りのまま、にんじんは親指の先くらいの大きさのがごろごろと入っている。 はじめてみた時には信じられなかった。 切り分けるとゴロンと出てきて後に穴がぽっかり開いているのだ。


ツレアイが昔作ってくれたのはもっとユニーク。 パン粉やクラッカーなどが無かったとかでプレチェル(ハート形の固いスナック)をそのまま入れた。 砕いてで混ぜるとか考えない人である。やわらかくなってもそのままの形を保って、まるでミートローフの中にぶっといミミズが入っているみたい。 これはさすがに参った。 子供たちは面白がって食べたけど。


それに比べると、私のミートローフなんて、面白くないなあ。