外を歩けば ワンコにあたる!というくらい、空前のペットブームといえる昨今。
人気のナンバーワンはミニチュアダックスフンド。
可愛いと衝動飼いしたものの、飼育の大変さに困り果て・・・
引越しにより飼えなくなった・・・
そんな事情で捨てられるワンコ続出だとか。
ペットサロンを経営している友人のところにも、飼いきれないと平気で返品しにくるお客さんが多いと言う。
私の知人の家でも、孫が生まれたので孫の健康に悪いと長年可愛がっていた(おじさんが)ポメラニアンの母娘が、いとも簡単にペットショップに戻された。
既に老犬となった母犬と成犬。引き取りてなどあるわけも無く、多分繁殖用に引き取られていったのだと思う。
ペットショップに並ぶワンコを見たら、どの子も可愛く連れて帰りたくなってしまう。
しかし、行き場もなく売れ残ったワンコのその後は悲惨なものだろう。
私は生まれてからずうっとワンコのいる生活をしている。
座敷犬と呼ばれる、寝食を共にするようになって今のワンコが3代目。
初代狆君はブリーダーから分けて頂いた。
チャンピオン犬の流れをくむとてもりっぱな『狆』君だったが、13年の天命をまっとうした。
2代目はショッピングセンターの催事で売られていた『シーズー』。
目が合った途端後を付いてきて・・・我家の一員となってしまった。
これが病気持ち。直ぐに獣医さんは「返品したほうが良い!」とのたまった。
一晩でも供にしたら・・・そのまま引き取ることとなった。
今思えば、無理な繁殖による奇形?というか、発育不全だったのだろう。
病院通いをつづけながらも・・・11年の生涯をまっとうした。
3代目は再び「狆」姫。
ペットショップのチラシで『狆』の文字を見つけ、すぐさま会いに行った。
今では『珍獣』と化している存在の犬種。
予防接種もちゃんと済ませ、いざ我家に連れ帰ったら・・・その晩下血・嘔吐。
翌日から入院。生死をさまよいながらも生還。
ブリーダーからの流通が一般的らしい『狆』が、ペットショップに出ること事態『ハズレ ワンコ』だったらしい。
その後遺症というか、物凄い臆病な性格と人嫌い(他人)だけが残った。
今は至って健康だが・・・
今春を目処にインターネットを使った「収容動物データ検索サイト」を環境省が立ち上げるそうだ。
保健所などで引き取りてを探している犬やネコの情報をデーターベース化して、誰でも自由に検索・閲覧できるサービスを目指すとか。
これによって救われる命が一つでも増えれば良いのだが・・・
それ以前に、最後まで看取る覚悟が無いなら、最初から引き取るな!ってことだろう!!!