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さて、最近はマレーシアで老後を過ごそうと言う人達が急増しているそうです。 まあ、東日本大震災もあったことだし、何時また地震、津波が来ると地震のない国、暖かい国に行きたいという人が“マレーシアって住み易そう。”とロングステイビザ（MM2H マレーシア、マイ、セカンド・ホーム）というビザを取得しています。
このビザを取得するのがだんだん難しくなっているそうです。
一番の問題は月収１万リンギットないと、マレーシア政府がビザを発行しないということです。
ということで、今年金で月収３０万ある人は殆どいないのが現実。
ですから、６０歳未満で現役で月収３０万あるうちに“ビザを取っちゃえ！”
と言う人が増えているのです。
昨年度は１千人以上がビザを取得したそうです。
と言うことで、最近はやたら日本人クラブに見慣れない
爺さん，婆さんを見かけるようになりました。
どうやら下見らしいんです。
ビデオ片手に日馬和里（日本人会にある食堂）での食事風景を撮影したりしてます。
“どれが一番人気？おいしいメニューですか？”
“そりゃー、カツ丼！”
” 税込み１７リンギットくらい（５００円弱）”
我々みたいに、ベテラン？になってしまうと日本円で高いとか安いとか言われてもピンと来なくなってしまっているので、”う～ん“と唸るしかないのです。
しかし、爺、婆の食事風景を撮って面白いかな？
“いいじゃないの！ 可愛らしいもんじゃないの！”
日本帰って息子夫婦にビデオ見せながら、
「ねっ！一樹。ここが日馬和里！ なんでもあるのよ！」
「お父さんの好きなカツ丼もあるし、アタシは冷やし中華！ マヨネーズ付き、この冷やし中華年がら年中メニューにあるの！いいでしょう？」
「これが、案内されたマンション！ １２０平米。スリーベッドルームよ！」
「それに家具付きなんだから！ ガードマンがいて２４時間安全！」
「おかあさん、すごいですね！ いいとこみたい！」
「みたいじゃないの！ いいとこなの！」
嫁の独り言！
“やった～！ お母さんマレーシアに行くんだ！ 万歳！”
「おばあちゃん、最初ヤダなんていってたじゃない？」
と孫の雄太。
「なこと言ってた？」
「僕おばあちゃんがマレーシア行くのやだな～！」
「大丈夫、お正月は帰ってくるから。」
「じゃあ、いい。お年玉貰えるね？」
てな会話を楽しむマレーシアを下見に来たSさん夫妻でした。
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