トニー・ブザン著 「マインドマップ」より、脳力Upのための手法を
連載して行こうと思います。
私の読書のペースに併せて進めますので、少しトビトビの更新になるかも
知れませんが、ご了承下さい。
第一回 「放射思考」
脳の神経回路の形は、たくさんの脳細胞同士が、シナプスで複雑に結合し、
ものすごい情報網を形成しています。
一つの神経細胞から、相当数のシナプスが放射状に広がっており、これが
人間特有の、「連想」という機能を実現しています。
たとえば、「家」という言葉を題材にします。
「家」から連想できる言葉は、おそらく無限でしょう。
これは、家と言う知識を中心に、情報が放射状に広がっていくことを意味し、
これが脳の情報回路と同じ形をしています。
「家」 ⇒ 「風呂」 ⇒ 「ぬるま湯」 ⇒ 「快眠」
「家」 ⇒ 「帰宅」 ⇒ 「電車」 ⇒ 「電線」
このような連想を重ねれば重ねるほど、最初と最後は一見して、別のものに
なりますが、連想の結果なので、関連性は無いとはいえません。
この「家」から「快眠」いたどり着くまでの経路は、脳内でも同じように
シナプス間を行ったりきたりしながら、どんどん発想を連鎖させています。
これがどういう事を意味するかは、「家」から放射状に線を描き、
「家」から連想するキーワードを書いてみてください。
そしてその先にも、どんどん連想されるキーワードを書き足してください。
放射状にどんどん広がるキーワード群は、脳の情報網のごくごく
一部をあらわしています。
実際に紙に書いてみましょう。
脳力は無限であるということに、気付きます。
次回は、より具体的に記します。
ps. 人間は、脳力の95%は、休眠応対にあるそうです。
100%使えたら、どんなにすごい発想力、記憶力を持てるんでしょうね。