Tちゃん卒塾・第1号 | ステップ塾長の「スモールトーク」

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高3生のTちゃん(女の子)。

進学先が決まって10月末「卒塾」となった。

(地元医療系のK大学に進学)


この子は、珍しく高校1年の4月に入塾。

中学の時は別の塾に通っていたらしい。


入塾後、「中学の時からココに来ればよかった!」と言ってくれた。

(この地区から通ってくる中学生はほとんどいません。)


先日、高校生の授業終了後、一人だけ残って挨拶してくれた。

『長い間ありがとね!』

と握手を求めたら・・・

「先生!メッチャ寂しい・・・」

と泣き出した。


淡々とした子だったので塾への思い入れもさほど感じなかったが、どうやら塾へ来ることが楽しかったようだ。

初めて打ち明けられて、やはり、うれしいものだ!



入塾後の初授業で、『名前が・・先生の高校時代の彼女と同じだよ!』と笑い合ったのが昨日のような気がする。

身長は自称165cmと言い張っていたが、たぶん170cm近くになっているはず。


『また背が伸びたようだね!』


「いいえ、伸びてません。165cmのままです。」


『ちょっと来てごらん・・・・』


横に並んで背比べ。


『ほら、やっぱ・・伸びてるよ!』


「いいえ、のびてませーんたら」


決して認めようとはしなかった。

背が伸びるのを嫌がっていたからなぁ・・・(笑)

足も長く、ジーンズが良く似合う子だった。



昨夜がTちゃんの最後の授業。

授業前に手土産持って挨拶してくれた。

塾の仲間たちにも手土産を渡していた。

仲間たちも「年内まで来いよ・・」と寂しがっていた。


授業終了後、母親を伴って来てくれた。

お母さんからお礼の言葉を頂いて恐縮だった。


『お母さんのいる前だから・・いいですよね・・・』

とお母さんに目で合図すると、「どうぞ、どうぞ!」と笑顔で答えてくださった。


握手をした手を引き寄せて、しっかり抱きしめ、頭を撫でた!

『長い間・・・ありがと・・・大学でも頑張れよ!』


えっ?
その姿を見たお母さんまでも泣き出した!

「娘も先生のことが大好きで・・ありがとうございました。」


Tちゃんを抱きしめた感触と(笑)、ある種の達成感などからか・・・

しばらく教室内で呆然としていた。


あっ、そうだ!

帰らnight・・・・・(笑)