ちいさな王子 (光文社古典新訳文庫)/サン=テグジュペリ

¥580
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「麦畑を見たって何も感じないんだ。さびしいことだよ!
 ・・・きみは金色の髪の毛をしているね。
 ・・・麦も金色だから、麦畑を見ればきみのことが思いだせるでしょ。・・・」

なんの感情も催さなかった景色が、違って見えるようになる。
それが人生の充実だと思う。

数学を学ぶということも、世界の見え方を変える手段になる。
つまり、人生を充実させるものだ。
裏を返せば、あってもなくても構わないということ。
だから、人に求められるようになるためには
非常に高度なレベルが要求される。

俺にそんなことが可能だろうか?



「人生の充実」という言葉は伊坂さんの小説から拝借しました。
響きがいいし、端的に表されていて好きです。
iPod Touchの加速度センサで動きを感知して
睡眠サイクルを認識し、眠りが浅くなったところでアラームを鳴らす
というアプリ。

http://itunes.apple.com/jp/app/sleep-cycle-alarm-clock/id320606217?mt=8

自分の眠りの状態がグラフでビジュアル化されるのもおもしろい。
効果があるのかどうかは別として
こんなのもあるんですよー、と紹介。
自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)/森 博嗣

¥714
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1章 人生の目的は自由の獲得である
2章 他者からの支配、社会からの支配
3章 身近に忍び寄る支配
4章 支配に対するレジスタンス
5章 やっかいなのは自分による支配

人生の目的は自由の獲得だ、という主張は
勉強することで世界の見え方がかわるという
養老さんの主張に通ずるものがある。
それでいて、常識にとらわれるな、よく考えろ、という主張は
堀江さんと同じ。
俺の理想の生き方だ。

自由を得るには、自分でしっかり考えなければならない。
一歩一歩進んでいくしかない。
30過ぎたら利息で暮らせ! (講談社BIZ)/原尻 淳一

¥1,365
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①社会人として
気に入らない環境や人間はどこの会社にも存在する。
そこから逃げても仕方がない。

②プロフェッショナルになるための勉強法
リバースエンジニアリング学習法を実行する。
要は理論を学んだら自分の身で実験してみること。
頭と身体が一体になっていく。
日常生活のように仕事を動かすこと。
これができて、初めて仕事にリアルな「当事者性」が生まれる。
このリアリティこそが、本当に仕事をうまく動かすコツなのだ。



今の俺に、とてもしみ込む内容だった。
仕事がうまくいかず、先輩にネチネチ言われ、ストレスがたまっていた。
この状況から逃げても仕方がない(本気でやるしかない)し
うまくできるようにするには、
顧客(次の工程の人)の立場に立つということを
本当の意味で実行することなのだ。
と、気持ちの整理ができた。
そうはいっても、少なくとも俺にとっては、言葉で言うほど簡単なことではない。

本を読んで理解したことを、今まで以上に行動に結びつける努力をする必要がある。
創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)/森 博嗣

¥735
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森さんはものの原理をわかっていて
課題に対して適切な対処ができる。
自動ゲートが故障した話は興味深かった。
ファインマンさんのラジオを修理する話や
鳥の名前を知ることが大事なのではなく
鳥が何をしていて、なぜそうしているか考えることが大事なのだ、という話と通ずるものがある。

それから
「本当の楽しさは、自分の中から湧き出るもの、自分で作るものである。」
ということで、ものづくりしてみたら?
という提案も。
ただし、組み立てとものづくりは別物だよ、とのこと。

Arduinoがおもしろそう。

Arduinoをはじめよう/Massimo Banzi

¥2,100
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今の部屋で暮らしはじめてから
何度か模様替えを行い
前回の模様替えで、ようやく理想の部屋になったと思っていたが
また思いついてしまった。

狭い部屋の場合の話だが、基本的に家具は壁沿いに配置される。
たとえば机、ソファ、これに加え、俺の場合はホワイトボードがでかい。
だからアパートの部屋の形は、壁の面数が多い正六角形だったらいいのにと思ったのだが
テーブルの配置でそれに近い形を実現できることに思い至ったのだ。

これからはホワイトボードでも勉強できるし
以前のように、大きな椅子にあぐらをかいて机に向かうこともできる。
またレベルが上がっちゃうな。
生きる<普及版> [DVD]/志村喬;小田切みき;小堀誠;金子信雄;千秋実

¥3,990
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日垣さんの本の中で、泣ける映画として紹介されていた。
ので、見た。
やっぱり、泣けなかった。

映画のテーマも、真に生きるとはどういうことか、ということで
使い古されたものだし
それに対して、目新しい答えが用意されているわけでもない。
古い映画だ、というのが、俺の印象。

それにしても、ここまで泣けないと
日垣さんとは趣味が違うんだろうな。
泣ける映画は自分なりに探します。
折れそうな心の鍛え方 (幻冬舎新書)/日垣 隆

¥777
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医療専門家が言うこととは違う。
だからといって、聞く価値が全くないということは、決してない。
要は、日常生活が破綻する前に、理性で対処しましょうよ、ということ。
その手段を紹介してくれている。
この本の中で一人で無くことがストレス解消になるということで
泣ける映画を紹介している。
ので、早速、見てみた。


グラン・トリノ [DVD]/クリント・イーストウッド,ビー・バン,アーニー・ハー

¥3,980
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期待しすぎたせいか、泣けるというほどではなかったが
いい映画だった。
ここが良かった!!というポイントがあるわけではなくて
全体的に。
一つ言えるのは、イーストウッドがカッコよすぎる。
ただ、いい映画だからといって好きってわけでもない。
複雑だ。
無責任だけど、「見ればいいじゃん」って言ってすます。


歩いても 歩いても [DVD]/阿部 寛,夏川結衣,樹木希林

¥3,990
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これも、泣けるわけではないけど
いい映画だった。
テーマがいろいろある物語が好きなんだ、俺は。
それから、キャストがいい。
夏川結衣さんとYOUさん、二人とも好きなんだ。
これは俺の好みの問題だから
他の人が見て同じように感じるかわからないけど
いい映画だと思う。
見た後、考えさせられるし、
考えてたら、ウルっとくる(かもしれない)。


今ストレスがたまっていて
ワンワン泣きたい気分だったのに
この二つではそこまで感情が高ぶらず、多少欲求不満。
ビューティフルマインドの方が泣けた。
あまり期待しすぎるのがいけないのか
日垣さんと趣味が違うのか。
ただ、泣けるという点にこだわらなければ
いい映画に出会えてラッキーなんだよな。
傘が盗まれた。
まだまだしっかり水をはじく、大きめの傘。
まさか盗まれるとは思わなかった。
ありうることは起こりうる、ってわけですな。

世の中にはいまだ傘問題というものが存在する。
一つ目は先の傘の盗難。
この解決法は大きめの図書館や美術館なんかに置いてある
鍵つきの傘たて。
鍵を持ってると、いつもと違う感じがするから
傘を忘れることもなくなる(かもしれない)。

二つ目の問題は、電車内での所在のなさ。
特に座ったとき。
立ったままでも片手をふさがれるので本を読みにくい。
この解決法として電車の床のところどころに
傘を立てるための穴をあけるってのはどうだろうね。

盗まれない傘とか電車の中で邪魔にならない傘なんてのができたら
ヒットするんじゃないかな?
ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて/上田 惇生

¥1,680
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社会人になって2年。
今更ながらドラッカー入門。
以前読んだプロフェッショナルの条件にインスパイアされたので
ドラッカーを読んでみたいと思っていたものの、なかなか手が出ず。
そんな時に手っ取り早くドラッカーさんの主張を読める本として
この本を知った。

まず、マネジメントの目的が人の幸せだったなんて知らなかった。
そのために組織をどうやって運営しましょうか、というのが起源なのだそうで。

個人としてどうすべきか、ということについて。

知識は専門化するほど単独では役立たなくなる。
他の知識と連携してはじめて役に立つ。
現在、マネジメントというと
高度に専門的な知識を他との恊働によって有効なものとするための方法を指す。
このマネジメントの知識が、今後、特に必要とされる。
そういったことをふまえ、今後の教養とは
①読み書き
②コンピュータ
③外国語
④マネジメントの知識
⑤自らの専門領域についての高度な知識
⑥その他の専門領域の意義についての理解
⑦セルフマネジメントの能力(タイムマネジメント、プレゼン能力、コミュニケーション能力)
であるといえる。

この本はあくまで主張をまとめた本なので裏付ける理屈の詳細については
それぞれの本を読むしかない。
それにしても説得力があるし、わかりやすくまとめられている。
生き方を考えるためにも、ドラッカーさんの著作は早めに一通り読みたい。