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この時期になると
やっぱり思い出す。
摂食障害だったころ
毎年毎年毎年毎年
クリスマスは
家まで待てなくて
凍えた手で手づかみで
ケーキ食べながら家に帰ってさ、
大晦日だって
除夜の鐘を聞きながら過食して
新しい年の朝が来ても変わらない私がそこにいるだけ。
でもきたんだよ。
正月あけて元旦から過食嘔吐して。
来年こそ過食やめる!
って意志のせいにして
意志をかたく誓っては
元旦から過食嘔吐して
元旦から下剤でおなかいたくして
元旦からもう食べない！って誓って
元旦から人と食べた正月料理後悔して
元旦から運動強迫に励んで
やっぱり今年もこれだよ。
死にたい。
と思ってたんだど
なんか知らないけど
なぜか、翌日二日に
はかないで食べることはじめて
下剤も毎日使うのやめるって決めて
ついでにタバコもやめるって決めて
全部できちゃうときがきたの。
それから半年だけだったけど
吐かないで食べる生活をおくれた。
太るのこわい気持ちが
消えたわけじゃないけど
やっと一人ひとりみつけてきた
泣いても手を握っていてくれる友達、
仲間、彼に泣かせてもいながら
その温かさのほうを選べるときがきた。
多大な苦痛を伴って
太らないでいる一瞬の安心より
その大きな温かさのほうを、
行動でえらべるときがきた。
運動強迫はまだあったけど
一日一時間くらいで
そのときの日常生活と
両立できるくらいに減らすこともできてさ。
その半年後に
回復の波がやってきて
過食嘔吐と運動強迫始まったけど、、
症状がおさまってる間に
体重や体型次第でなくならない
人とのつながり、あたたかさ、
快を「感じる」五感と心が蘇ってきた自分、、
太ったことはいやだったけど
そんな自分を感じられたことは
その後なんども
回復の波にのまれたときも
希望になってくれたな、、
ってそんなことも思い出したよ。
回復の波にひっぱられて
逆戻りしちゃうときって
治そうとか食べようとか
すべて気力がなくなって
症状にどっぷりつかってるのが
楽で快感のような気がしてた。
けど
やっぱりこれも辛い。
私はほしいのはこれじゃない。
また、あの日々に感じたような温かさを感じたいな。。
って、思えるようになっていたんだ。
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