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メモ次回の は2010/7/3です。
詳細は来月の発表迄お待ちください♪
滞っていたコメント返信1つ前の記事まで終了しました。
(全員にできずごめんなさい)

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ひとつ前の記事 で取り上げた
Aさんのメールについて続きです。


まず、彼女のような状態にいる方に、
「外見が全てじゃない」
「太ったっていいじゃないか」
と最初からいっても、なんの効力もありません。

なぜなら、彼女は

体重・体型以外で
自分で自分を認める方法も、
ありのままの自分が
人に認められるんだってことも、
どちらも全く知らない、信じられない。

そんなことが有り得るのか?
という心理状態なのだと思いますから。


たとえばですが、

何らかの理由で
他人の顔色ばかり伺って育ってきた方は

(顔色を伺わず自分を表現すると
 許されない環境だった方は)

自分がどうしたいのか?
どんなことで心地よさを感じ
その逆を感じるのか、ということが

自分のことなのに
全くわからなくなっています。

自分が分からないので
自分で自分を満たすこともできません。

だからこそ
「人」に
どう見られるか
世間にどう思われるか、
分かりやすい人の
評価や結果や数字で
自分を満たそうと必死になるのだと思います。


少なくとも、私はそうでした。。



だから、それが上手くいかない時は、
自分の存在を全否定されたかのように
落ち込んでしまう

つまり
自分の外の人の評価や数字に
振り回されてしまうのです。




「きっかけ」はさまざまですが
共通しているのは


自分の心は
一体どうしたがっているのか、
自分はどんなことで
心身が心地よく満たされる人間なのか?

ということが
自分のことなのに、
さっぱり分からなくなっていること、、だとおもうのです。

自分で自分を満たせないと
人と比べた優劣や
親や世間の評価で
自分を満たそうと必死になる


満足感を得られなければ、
ずっとビクビクしながら
生きていくことになってしまいます。


人と比べることからは、
優越感か劣等感しか生まれないから。


優越感を得られれば問題ない、と私も思って、がんばらなきゃ、頑張れないことが問題だ。。
と苦しんでいましたが、人生ずっと勝利なんてことはありえないのです。

だからこそ、自分自身で私はこうだ、というぶれない自分の軸を作っていく必要があります。

そのためには、思考を切り離して、
自分の「五感」と「心」に意識を傾け、
どんなことに喜びを感じる人間なのか、
ゆっくりと、自分自身をしっていくこと
が大切です。


私も、この段階にいる方に、
「痩せへの執着」をいますぐに
取り除いてあげることはできません。

その価値観も時間をかけて築かれたはずだから、取り除くにも時間がかかって当然なのだと思います。


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※注意※

太ろうと決意し、辛い時期を乗り越え治した直後には、こうして痩せる事にしがみつく価値観を
ばかにしてしまう気持ちになる方も少なくありませんが、ご自身にも誰に何を言われても無理だった時期があった事、 「太ることは怖いけれど、治したい」と食べる決心ができるまでには誰かの存在、または文章だったり言葉に知らぬ間に助けられて、心の準備が整うという段階を踏んだこと、


そしてそのスピードは、一人ひとりの心の状態によって、皆違うのが当たり前なのだということを、忘れないでほしいです。




 私だって、
それしか自分を支えるものがなくなったり、
それを失えば誰にも愛されないなんて
思い込んでしまえば、
今でも拒食や反動の過食と
嘔吐に逆戻りすると思います。



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こうした時期にある方は、少しずつ、丁寧に、次のようなことを、まずは
頭の中だけでも理解できるようお話ししてあげることが私にできることかなと思っています。


◆痩せの一時的な安心感が
 必要なときもあります。

だけど、ずっとそのままでは苦しいよ。

だって体重に安心を託すということは、
重増加に振り回される
「痩せた時以外は不幸な人生」が続くことだから。


拒食で低体重を続けていても、少しずつ痩せない体になり、最後は苦しい拒食に運動を重ねてもジワジワと太り、「小太り」になってしまう可能性もあるんだよ。


私がそれだったんだけど、省エネ体質と拒食のおいかけっこでした

比較的痩せて得意になってたときだって、
いつも体重食事に終われてて
全然幸せじゃなかったよ・・・。


◆体型以外に安心できるもの
(体型や人の評価次第で崩れない内面の自信、
 ありのままでも十分愛されるという自信、
 辛い時にはSOSを出す自分を許すこと、
 コミュニケーション・・・などその他いろいろ。

見つけていけば、苦しみを伴わない本当の幸せを感じられるようになるんだ、治る=醜くなるではないのだということ、信じられなくても信じてみようかなって思ってみてほしいです。


■ダイエット観の修正

・太る栄養素、太らない栄養素はないということ

・体重が増加する=太るでは必ずしもないということ

・食べ始めてからの体重増加期は
 最初に食べ出して増えるスピードで
 どんどん増えるわけではなく、
 上げどまりが必ずあって、
 そこから減っていくことが多いということ


(実際は、拒食症の長い方は、
 頑張って食べても体重も体調も回復できずに
 困っている人もいいるので人それぞれですが
・・・・・・・・・など。


こうして知識と心を少しずつ育てていって、
やっと
食べて太るのは怖いけど治したい
と思える気もち
が出来、
次第に強くなってくるのだと思います。


周囲の目には「治す気があるのか?」という風にうつってしまうこともあるのですが

「治したいけれど、
 治って太るのが怖い」という、
 その葛藤が病気な
のです。


私も泣きながら食べました。
もう戻らないぞ!という意志は必要でした。

でもそれは、様々な人、もの、ことに、いろんなことを気付かされ、
そこまで思えるだけの心の準備が
できたから、そう思えたのです。

気付いてきたこと、

というのは、上記のことを含めた、幸せや美に対する新しい(その時の自分にとっては)価値観、自分の感情表現や対人関係の癖ために心が傷らだけなのだということ、人と比べる優劣次第で
幸せOR不幸になる心の癖など、生き方全般に関することです。


こんなコトを、はじめから全部言っても耳に入らないのは当たり前なので、ひとつずつです。
 
心で「実感」するのと頭で分かるのは違います。

頭で分かるようになっても、
それを心で実感できるまでには
時間がかかる
ものなので、

そんな事わかってるけど前に進めないという方も、焦らずに、今の自分で出来るこ
をひとつずつでいいから。

全く楽チンとういわけにもいかないですが、
れ以上やったら逆戻りしてしまう、
でもここまでならいできるという
スレスレの所
があると思うから、それを探すの。


人と比べてどうとかじゃなく、その時の自分自身で精一杯できるコトを、ひとつずつ重ねていくのです。

 

たとえばご飯やお肉が怖いなら、まずは一口からはじめる、それが精いっぱいなら、それでもいいよ。


ただ低体重で体の衰弱が酷く(自覚症状ではなくて病院の判断で)、強制的に体を治すことが必要なかたはまずは命をつなぐことを優先してください。命がなくなってしまえばできることから一歩ずつもできないから。





私の彼女への返信は、簡単なものだったので省こうかなあと思ってますが。。
ちょっと考えますね。

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