▼本文の前に-------------

 

※この記事も2009年5月の記事のリライトです。


ーーー

 

一つ前から続きます。 

 

1.炭水化物でヤセたわけ(体質改善&過食ストップ)

 

 

太りやすい体質を治すためにも

暴れん坊の食欲治すためにも

摂食障害の過食を治すためにも

 

炭水化物₌NG じゃないんだ。

 

そういう仕組みでこんな症状でてたんだー
 
ってわかっても、、
 
 
やっぱり
 
炭水化物を極力減らせば
翌日の体重は増えずに済むし
 
逆に過食止めたいとか太りやすい体質治すために食べようと思って食べたらポンと体重増えるから、、
 
 
食べ続ける勇気が出ない、

 

そんな気持ちは私もずっと、摂食障害の18年はそうだったから、そんな人の気持ちもわかるよー。

 

 

 

でもだからこそ、知ってほしい。

 

 

まず、

 

糖質についての誤解を解こう。

 

 

糖質を食べたらすぐ運動して消費しなければ脂肪になる

 

と思い込んでいる方もけっこう多いのだけど、そうじゃないです。

 

 

ちゃんと体内には、糖質を脳や体を動かす燃料として貯蔵して置く場所があります。筋肉や肝臓がその貯蔵場所です。

 

 

そこに貯蔵された糖質が、必要に応じて脳を動かしたり体を動かしたり、生命維持の色んな活動に使われるんだよ。

 


昨日も書きましたが、

 

ご飯(普通盛り)1膳分の糖質量は55G程度、なのですが、

それはレタス10個分に相当します。

 

 

これ覚えておいてね。
 

 

野菜しか食べない人がバケツ一杯の野菜を食べても満足できなくなるのはこの数字を見ただけでも納得がいくと思います。

 

普通は咀嚼回数や胃の膨張具合でも満腹を感じますが、重要な燃料が万年不足状態だったら、その満腹ルートは効かなくなります。)

 

 


肝臓にはグリコーゲン(貯蔵に適した形の糖質)を約100g₌400kcal分も貯蔵できると言われています・

 
 
ここから必要に応じブドウ糖に分解され脳のエネルギーになったり血糖値の維持に使われます。
 
このタンクは絶食すると8時間ほどで空になります
 
 
筋肉にも300~400g(1200~1600kcal分)相当の糖質がグリコーゲンの形で貯蔵され、主に筋肉の運動に使われます。

 

 

そしてここからが大事。

 

 

グリコーゲン1gが体内に貯蔵されるときは約3gの水分と結合されるという事実がありまるのですが

 

 

それはすなわち以下のようなことを意味します。

・300~400gのグリコーゲンが普段より身体に多く体内の貯蔵場所に貯蔵されるとすると、

その三倍の水分₌900~1200gと結合する。

 

・それにより、体重は、1200~1600gほど増加することになる。

 

 

これが、糖質を抜いたり増やしたりするとカンタンに体重が増減する仕組みです。

 

 

炭水化物抜いて減った重さも、炭水化物増やして増えた体重も、
それそのまま、体脂肪の量が減った増えたということじゃないの。
 

 

 

普通に生活していたって一日中グリコーゲンの貯蔵量はいつも一定、なんてはずもないので、

 

一日を通して体重が増減するのも、

同じ時間に測ってもその日によって体重違うのも、

 

この点から見ても当たり前、というわけです。

 

 

食欲、太りやすさへの影響

 

肝臓のグリコーゲンタンクが減り血糖値が下がってくると、燃料切れにならないように脳は空腹信号としてあなたに訴えます。
 

 

それを無視してれば、体を壊すだけでなく、さらに激しい過食衝動として無理にでもあなたに食べ物を突っ込ませようとするのは当然ですね。

しかも燃焼が不足してくると、

頭が働かなくなったり、
体が動かなくなったりしますが、

 

それはそうすることで

エネルギーを節約している、

 

つまり省エネモードになっている

ということですから、太りやすくなるのは無理もありません。

燃料が入ってこないが続けば、

体は脂肪として蓄えておこうとするのは当然のことです。


食べたものを消化吸収し、

代謝活動をするにも大仕事ですし
心臓だって絶え間なく動かさなきゃいけない。

感情と関係する脳内ホルモンや

満腹を知らせてくれる消化管ホルモンも

カロリーのある栄養から

できているわけですし、

 

それを生成するためにも

体は動き続けているわけです。

こんな大仕事があるのに、
燃料(糖質)なくして

どうやって動くんですか?

それに加えて

日常生活で動いたり

運動したりすれば
もっと早く燃焼は減っていきますよね。

血糖値が下がったり

肝臓の貯蔵量が減ってくると、

栄養をいれてくれ~という合図として

脳が空腹信号を送ります。

そのため手っ取り早く糖が得られる

甘いものが食べたくなりますが、

 

だからって甘いものばかり食べても、

満たされずにさらに

甘いものがほしくなる。

 

その悪循環作り出しているなら

(ご飯など穀物はダメって禁止してるなら)

少しずつ仲直りしていくといいよ・・

 

ってことなのね。

 

それについては

>>昨日の記事 を参考にしてください。

 

つまりは

食べずに動きまわってれば

痩せる、健康だってそれは

大嘘だということです。

 

 

過食の原因にはこれまでも、
炭水化物以外の体の栄養からも

取り上げてきましたし
精神が食欲に及ぼす影響なども書いてきましたが、
 

糖質を悪者扱いしないこと

 

これは基本だと思います

 

 

皆さんに納得していただくために、

細かい数字を持ち出しましたが、

 

私は量については

正しい摂取について

細かく○Gとるべきと

押し付けても意味がないと思っています。 

私自身、相当頑固な

摂食脳(ダイエット依存脳)だったので、色々な数値で実験してきました。 

でも、一番食欲安定も含めて効果があったのは

 

ルールを決めずに、

野生動物のような食欲

 

つまり、食べたいものを

満足するまでまで食べるけれども、
イラナイときは大好物であっても

イラナイと感じる、正常な食欲を

まずは取り戻すこと。

 

まずはきちんと食べて

食べ物に○×つけるのをやめて

心と体をフラットにしていくことで

それは取り戻せます。

 

自分の食欲を感じるようになったら

その食欲にしたがって食べることです。

 


↑↑

 

 

ダイエット方法に沿って食べないと太り続ける!!って思うかもだけど。、これ、簡単なようでカンタンじゃないよ。

 

 

 

なぜ簡単じゃないかって、

まず一つ目は

 

何らかのいきさつで、小さいころからジャンクフードで育ってきたらそりゃ、体がこんな味のものを求める食欲を出せばこんな栄養が含まれてるものが体に入ってくる、って学べなくなってるることが一つ。

 

➡だからご飯中心の和定食のようなものを普段から生活に取り入れ、色んなものを食べる習慣をつけることが大切。

 

 

二つ目の理由は、

 

現代社会は「○○すべき、○○してはいけない」などという情報に溢れ、自然に○○を”したい”食べたい”と自分の体の内側からの情報は

あてにしてはいけないというよに

刷り込まれていることが多いから。

 

 

その結果、

 

ついには自分がしたいことに罪悪感を感じるようになったり、自分の感覚を無視し続けているうちに自分の気持ちや食欲を感じることすらできなくなってしまう。


 

 

このからくりは趣味、恋愛、進路、などの人生のあらゆる面でも同じだと思います。
 

 

こうしたらカッコイイ、こういう考え方は「甘えだ」とか、自分で感じることをいつも否定して、他からの情報で押さえつけているため、自分で感じ取る力がなくなってしまうのです。

食事においても何を食べるべきかという情報を正しいとして

○○を食べたいという体本来の

メッセージを無視し続けていると

ついには体の声も心の声も聞こえなくなってしまう。

 

、、というのも健康な食欲サイクルが壊れる原因です。
 


もちろん、糖質以外の栄養素でも

満腹感や太りやすさは変わります。

 

※お急ぎのかたは記事トップのリンク集で復習してみてください。

だから差別なく色んなものを食べて体を様ざまな栄養で満たしてあげることは大切です。
 
ソレと当時に、私たちの食欲は、栄養だけできまるものでもありません。

 

抱えきれない寂しさや怒りや虚しさを感じたとき、気分転換として食べる、ということもします。

 

けれどもその場合、

そもそも体の栄養(食べ物)を

求めるわけではもないのだから、
幾ら食べものをつめこんでも

あまり、満たされないのですね。

 

それはダメといっているのではなくて食べることも楽しく食べて終了

ってなればそれはそれでOK。

 

ただ苦しいほどまで食べて

寂しさも怒りも消えず

体も苦しい・・となっているなら。

 

それは、まずは自分の抱えきれない生き辛さに気づくこと。

 

自分の中で生き辛さを作り出している「考え」に少しずつ気付き、少しずつラクに生きる行動をとれるようになっていくこと。

 

それもめぐりめぐって

心の過食の対策になります。


少しずつ、あなたのダイエット依存脳に革命を起こしていきます!
 

 

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