こんにちは。ステラです。



今回は熊野本宮大社でのメインイベント

開寅祭の話をさせていただきます。



私達の今回の旅行の一番の目的は

熊野本宮大社で開かれる

開寅祭に参加することでした。



そのために、30、31日と

小さなレンタカーに

大人数で身を寄せ合いながら

熊野を巡ってきたのです。



そしてついに年越しの時刻が近づいて来ました。



まず私たちは、外の焚き火で体を温めて準備を整え、

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1月1日0時スタートの

一番祈祷が始まるまでの間は

控え室のテントで待機することに。

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周囲には、

今回の一番祈祷に参加される方々が集まっており、

皆さんと一緒にお茶を飲みながら待つこと数分



ついに0時を迎えて年が変わり、

一番祈祷が始まりました。



とても神聖な年越しです。



私達のグループでは、

私と村田社長が代表として申請し

2013年の神事で祝詞を上げていただきました。



熊野本宮大社の祝詞は

他の神社とは違う形式で行われました。



まず、大きな太鼓が鳴り響きます。



その太鼓の音を聞いているうちに

精神が集中するようになり、

心の芯が座ってくるのを感じました。



そして、金に近い輝く様な黄色の

衣装を身に纏った宮司様が登場され、

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新年の幕開けを知らせるように、

宮司様の祝詞が始まりました。



私達は30日に作成しておいた

2013年の新年の願い事を懐に持って

祝詞が終わるまで各自祈祷していました。



その後の玉串宝殿には、

何と代表者を含め参列者全員が

参加させていただきました。

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この祈祷が終わったのは午前1時20分頃。

あっという間の出来事に感じました。



普通、神社の祈祷というのは

玉串宝殿も代表者のみという

神社が多いのですが



こんなに忙しい新年に

代表者の名前を全て読み挙げ

全員が玉串宝殿を上げるという

素晴らしい対応にとても感動しました。





これだけ丁寧に

祝詞を上げて下さる神社は

今現在は少ないと思います。



最後に宮司様からの新年のご挨拶が。

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今年は巳年ということで

とぐろをしっかりと巻くように、

自分の行く道を明確にすることが大切です。



今年、自分は何をやるかということを

しっかりと考えるようにしてください。



そんな内容のお話でした。



宮司様は今年は羽ばたくという意味を込め、

「翔」という一文字を年頭に書かれたそうです。

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みなさんに目標に向かって

大きく羽ばたいていってもらいたいという

お話を頂き、新年の初祈祷が終わりました。



そして、

いよいよこの日のメインイベント

午前2時から4時までの開寅祭の幕開けです!



開寅祭と言っても

何をどうしたらいいのかわからず

一旦先程の待合室で待ち、



2時近くになり本殿へと向かってみると

一般のお客様がずらりと並んでいました。



その真ん中を

白い衣装に身に纏った4名ほどの関係者が

本殿の扉を開けて中へと入って行くのが見えました。



いよいよ、これから始まるようです。

この列に並ばないと私達も参加出来ないのではと

私達も急いで列に並びました。



そして、再び、本殿のドアが開くと!

「ステラさん、ステラさんチーム!」と呼ぶ

宮司様の声が!



私達が手を挙げると、

本殿の中に迎え入れてもらいました。



そこで再び門は閉められました。



本殿に入ってみると、中には私達以外にも

他の参列者の方が数名いらっしゃいました。



総勢約30名ほどの人が本殿の中で待機することに。



本殿に入った途端、宮司様から注意がありました。



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「これから神様と一番近い所で

開寅祭が始まります。



神様と約束事をする為には

礼儀が必要になりますので

帽子・オーバー・コートは脱いで下さい。」

とのこと。



寒空の下でしたが、礼儀を尽くして

私達は、帽子、マフラー、外套を脱ぎました。

そしてついに開寅祭が始まりました。



開寅祭の内容を説明します。



開寅祭は、元旦2時~4時に行なわれ

宮司様が各御殿の御扉を開いていく儀式です。



この御扉は一年に一度しか開かれないそうです。



順番は、第三殿(主祭神:家津御子大神)

からスタートし

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その次に第一殿<一番左>

(祭神:熊野牟須美大神、事解之男神)

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第二殿(祭神:速玉之男神)

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第四殿(祭神:天照大神)

の順に開かれて行きます。

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宮司様が一段、一段と静かに階段を登り

鍵を開けて中に入るまで、

本当に一秒、一刻というものが

とても重く感じられました。



厳かな気持ちで見つめる私達の前で、

宮司様は鍵を開けて一つの扉を開けられ

また中の扉を開けて奥へと入って行かれます。



1年に1回しか開けない扉。



そして、真っ暗闇の中を入って行かれ

中で何が起きるのだろう?



私はドキドキしながら祈祷を捧げていると

しんと静まり返った扉の奥から、

「お~~~っ!」という大きな声が聞こえました。



その声に返すように、

手前に立っていらっしゃる方が

「お~~~っ」と声を重ねていきます。



何秒か経った後に

今度は祝詞が中から聞こえ出し、

私達は祈願を行います。



この儀式を

三殿、一殿、二殿、四殿と

繰り返して行きます。



コートを脱いでいた私達は

祭が始まるまでは

正直なところ、寒くてたまらなかったのですが、



主祭神の扉を開いて

第一殿の扉に移ったとたん

私の心底から炎が燃え上がったような気がして

寒さなど関係なくなりました。



体の底から力強いパワーが入ってくるような感覚。

密教で言うなら、クンダリニーのような

チャクラが開花するかのような状況になりました。



そして、最後の四殿。

天照大御神の扉を開く段階では

他の殿のときにくらべ、随分と長い時が流れました。



あまりにも長いので、

私は宮司様が中で体調を崩されたのでは、と

一瞬我に返ってしまったくらいです。



しかしその心配は無用だったようです。

しばらくすると、中から「お~~~」という声が聞こえ

安心しました。



全てを終えるのに1時間40分という時間をかけ、

今年の開寅祭の儀式は終了しました。



1時間40分という時間は確かに長いかもしれないけれど、

神様と近いところで、お祈りできるということに

感動していた私は、まったく苦に感じることはなかったです。



祭が終わった後も興奮が冷めやらず、

ここに残っていたいという気持ちが強く、

この場を離れることが惜しまれたのですが、



時刻は既に4時を回っていて、

次のスケジュールも入っていたので

後ろ髪引かれる思いで熊野本宮大社を後にし

宿に戻りました。



そして、5時から8時まで仮眠をとって

高野山への旅が始まるのです!!



ーーーーーーーーー<熊野本宮本社 補足情報>ーーーーーーーーーー



◇熊野本宮本社は全国300社ある熊野神社の総本宮です。



◇主祭神は家津美御子大髪(けつみこのおおかみ)ですが

 昔は熊野坐神(くまのにいますかみ)と呼ばれていました。



◇第一殿は西御殿と言い熊野牟須美大神、事解之男神(千手観音)を祀る



◇第二殿は中御殿と言い速玉之男神(薬師如来)を祀る



◇第三殿は証誠殿と言い家津御子大神(阿弥陀如来)を祀り主祭神です。



◇第四殿は若宮と言い、天照大神(十一面観音)を祀る



◇熊野の主祭神の家津美御子大髪(けつみこのおおかみ)は

 本地仏「阿弥陀如来」とされていて、神仏混合を取り入れ



 極楽浄土の中心にある仏になったことから、

 極楽浄土を求める人々の聖地となっています。



◇また、熊野は「人生のよみがえりの地」とも言われています。



◇参道の入口の鳥居は神が宿る神域と

 人が住む俗界とを分ける結界を表していて

 158段の石段を登り神の宿る神域に入ります。



◇参道を通る作法は決められていて、

 石段を上る時は右端を上り、下る時には左端を下ります。



◇中央は神様の通り路ですので

 中央は通らないようにして下さい。



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この熊野本宮大社でお守りを買うのであれば

私は鬼門札をオススメします!

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このお守りは家の東北(鬼門)の方位に祀って下さい。

ご利益は厄除け、招福です。



ーーーーーーーーーーーーーーー<続く>-------------