第638回 繊細なセンサーは心を育むか | 露血塔 蘭の『血みドルへの道』Powered by Ameba

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“血みドル”とは ────『血みどろになるまで暴れまくるアイドル』・・・の事であるッ!!

 

 

ちゃっぽぉ~ん ──── 

 

 

輝美とッ!!

律子のぉーッ!!

!!!!

 

 

昨日ホラ、『科捜研の女』の再放送やってたじゃないですか。

ホンマにあんねや『味覚センサー』!

それを感覚としてEBSUにフィードバック出来るのはこのワタクシしかいない訳で御座いまして……

その割に、サンドイッチ食べてる手ぇが止まってピクッ ──── なってたけど(笑)。

うん、それはディレクタの話ね。

そーゆーコトにしときましょ。

とっ、とにかく ──── まっさらなヒューマノイドの場合は、その『味覚センサ』を利用して一般的に美味しいと言われている食材や料理の

 

甘味・塩味・酸味・苦味・うま味

 

の値を基準に美味しいかそうでないか判断させるだけで良いので楽なんですよ。

前にも言うたか分からんけど、結局さーその『おいしい』やら『マズイ』やら判断させる基準がナンボ正しい言うたって、そこでアンドロイドが『おいしいです』『おいしくないです』ってコッチに伝えてくるアレは

 

気持ちから言うてるワケやない

 

ってコトやねんよな?

さようなんですよ、何処まで進歩してもヒューマノイドには『真の感情』というものは生まれない。生み出す事は不可能と言っても良いかも知れません。

えっと……

これも毎回聞いてる思うけど ──── 

律子さんアナタの感情も作られたものなのか ──── ですよね?

やっ、私はねナンボEBSUでアレしてるから言うても輝美さんに作られたんやっていうんは分かるし、納得もしてるつもりなんですよ?しかもこないしてお風呂にも入れて、ゴハンも食べれるようにしてもろて……ホンマよぉ考えたらメッチャありがたい事やのに何かもう普通になりすぎて感謝の気持ち忘れてるみたいな ──── なんかホンマごめんな輝美さん(照)。

いえいえ、そんな……いいんですよ?それよりも ──── 今の言葉が明確な答えを示していると思いますが如何でしょうか。

えっ ──── 

確かに、私は人間の律子さんの生体脳の全ての情報を“ご都合良スキル”力で完全コピーしたEBSUを製作しました。作られたものがあるとするならば、それだけですよ。それ以外のもの ──── 感情も何もかもひっくるめたアナタという存在は、たとえコピーとは言え律子さん自身から生み出されているに他なりません。

それやったらイイんですけど……ほな、やっぱし人間らしいアンドロイド作ろ思ったら現実やったらよっぽど難しいんかな。

ヒューマノイド自身が感じる事は出来なくとも、共に生きる我々人間に……例えば優しさのようなものは

 

感じさせる事は出来るかも知れない。

 

それが明らかにロボット然とした物であっても、怪我や病気などで足元のおぼつかない人を支えながら連れ立って歩く場合でも、様々なセンサを用いてどんな悪路でも転ばないよう腕を添え続ける ──── この行動を実現させるだけでも、頼り甲斐や優しいココロのようなものは感じられるのではありませんか。

そこを突き詰めてもろたら、別に言葉しゃべらんかて優しいロボットが出来るかも知れんッちゅーコトか。

 

センサーの数だけ思いやりが生まれる

 

みたいな。

でありますから本当に人間の神経と全く同じものをヒューマノイドに転用できる形で生み出す事が出来れば、間違いなくノーベル賞ものですよね。

あとはさー、脳ミソもやろ?フィクションのんみたいに丈夫やなくてもエエんやったら人工のホネ・筋肉・内臓を作るだけでアンドロイド出来そうやんか?

人工筋肉、というか筋肉のように腰回りを支える機構が欲しいところではありますね。それがあれば人間と同じような

 

背筋がピンとして胸が張り、膝が伸びた状態での歩行

 

が可能になると思うんですが。

だってなぁ~あ?アシモにしたって、あんだけパルクれるアトラスにしたって、ヒザ曲がったままでしか歩かれへんねんもん(笑)。

今のところは昔懐かしのゼンマイで歩くおもちゃのように足全体を接地させて歩くロボットがほとんどですからねえ

 

かかとから着いて足の裏そしてつま先への体重移動があって、その頃にはもう一方の脚が前方に伸ばされてかかとが接地している

 

その一連の動作をこなせるかという事も勿論そうなんですけれども、そこで生じる体重の移動に耐えるバランスも重要ですし。

それやったら、もうさー変に人間みたいな顔だけつけんとホンマ……アシモみたいな感じでエエやんな ──── ってか、いつになったら私ら買えるようになるん?

それもそうなんですが、こんなような個人で所有できるホームロボット……ちょっと前にはソフトバンク社のペッパーも購入が可能でしたよね?それを色々と複雑なプログラムによってカスタマイズするのも、それはそれで億劫じゃないですか。だったら用途別にソフトウェアを、それこそファミコンのカセットのように本体に差し込むだけで使えるようなものがあればいいのに。

『介護用』とか『ハウスキープ用』とかなあ?……やっ、せやからそんなんファミコンカセット言わんとさーたしかペッパーってタッチパネルついてたやん。そこでアプリをいろいろ選べるように最初っから色んなん入れとってくれたら、いっちゃんエエんやんか。

でも、どうせアレですよ?もしアシモが一般販売を開始したとしても、ちょっとした高級外車くらいの値段がするのは火を見るより明らかですよね。

ほな、いつまでも『コンセプト、コンセプト』いうて売る気ぃないねやったらホンマ何のために作っとん?

技術協力をしようとしない人達の『おらが技術自慢』じゃないんですか。 ──── さっ、では今日も上がりますかそろそろね。

あいあーい!そしたら今回の『ひやあつ』も、ぼちぼちエンディングになります。

また次回明後日、定刻にお目に掛かりとう存じますゆえ本日はこれにて失礼をば ──── といったところでここまでの時間、お相手はワタクシ……つい最近知った某スリーピースハードロック、いやヘヴィメタル?バンドに衝撃を受け

 

入間(いるま) 埼予(きよ)

 

に改名したい相馬輝美と

えっ!?そうなん ──── ってか(笑)ハイ私・槇野律子でしたッ♪ほな皆さんッ、またねバイバァ~~イッ!!!

 

 

 

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