未来切符~カコとミライの6つの物語~

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昨日、劇団6番シードの『未来切符~カコとミライの6つの物語~』の「ミライ編」と「カコ編」を続けて見てきました。
6番シードはよく見ている劇団です。
劇団員の方々とも顔馴染みですしね。

その6番シードが関西公演を行います。
しかも何と滋賀公演(笑)
今回の会場である滋賀里劇場は最近出来た劇場です。


そして何と、6番シードは全国制覇を目指してるんだとか。
私と同じですね(笑)
つまり、いつか、全国47都道府県での公演達成を目指すんだとか。

今回、滋賀公演では「ミライ編」と「カコ編」を個々に見る事もできますが、
「通しチケット」が売られてました。
滋賀公演自体、「ミライ編」と「カコ編」の合間に30分の休憩を挟んでの上演です。
なので、通しで見る事が前提ですね。
更に、今回のこの滋賀公演では公演後に懇親会としてBBQがあります。
なんか凄いですね。

ただ、「ミライ編」が105分、30分の休憩を挟んで「カコ編」が105分。
新感線の舞台を見てるようですよね(笑)
30分の休憩って短くて、次がもう始まるのかって感じでした。

会場には、、、行きは京阪の滋賀里駅から行きました。
地図を見ると線路沿いに劇場があるので。
でも、家を出たのが10時過ぎ。
当然、昼御飯を食べてません。
なので、駅に着いてからコンビニにでも寄って、、、と思ったら、コンビニどころか自動販売機も無い(笑)

どうしようかと思ってたら右手の道から歩いてきた人がスーパーの袋を持ってました。
なので、こっちに行けばスーパーがある、、、と思って寄り道。
何とかありました。

会場に着くと既にたくさんのお客さんが。
そして、自動販売機が無いためか、受付で飲み物が売られてました(笑)

で、会場では知り合いにもたくさんお会いしました。
東京の会場でよくお見掛けするお客さんもたくさん、いらっしゃってました。
なので、客席は満席でした。

って事で見た順に。

《ミライ編》

「35キロメートル地点の奇跡」~2021年、神田神保町にて~

2021年、東京オリンピック開催後の東京の下町に、
再開発で潰された古本屋があった。
そこで図書館司書の男は、ミライと名乗る男性と出会う。

鍛冶山亨:藤堂瞬
美来:伊藤駿九郎(KING&HEAVY / theatre PEOPLE PURPLE) 
前島流瀨:宮島小百合
小林:樋口靖洋
アイドル:清水凜
看護師:那海

神田神保町の古本屋。
ここに本をデジタル化するために、鍛冶山が店主の小林にサインする事を迫ってました。
が、小林は表紙だけを見て査定する鍛冶山に対して、サインしません。

そこに、美来がやってきます。
美来は村上春樹の「ノルウェーの森」の後編を探してました。
しかも、あるページに赤線が引かれた物を。
鍛冶山は自分がそれを見つけられたら、サインをするように小林に言います。

鍛冶山は恋人の前島が持っていた本に自ら赤線を引いて、持っていきます。
美来はそれを見て、お金を支払って帰って行きます。
が、小林はサインをしようとしない。

そして、鍛冶山は美来に本を探す理由を聞きます。
美来の母親は入院していて、ある日、容態が急変して、海外で働く美来は間に合わなかった。
そして、母親は死ぬ間際にこの本の事を言い残したのでした。

美来は自分の中の名前の由来をずっと母親に聞いていた。
が、結局、聞けなかった。
そのため、この本に自分の名前の由来のヒントがあると思ってました。

そして、オリンピックのマラソンがあった時に、この本を持ってる母親が映っていた。
なので、この辺りで本が売られたと思っていた。

実は、、、小林が扱っている本は本に線が引かれたりする、所謂、事故本。
なので、普通の本屋では買い取られない本ばかり。
なので、鍛冶山はこの店で確かに買い取られたと確信を持ち、小林を問い詰める。
が、小林は無反応。

すると、美来は何でも本に栞として挟み込む母親の癖を思い出し、栞が挟まった本が無かったかと聞きます。
それを聞いた小林は本を差し出します。
そこには、「京都発、未来行」のきっぷが挟まれてました。

さらに、赤線が引かれた部分を繋げて読んでみると、自分へのメッセージが書かれていたのでした。

って感じ。
このシーン、ウルッとしてしまいました。

で、お礼にときっぷを受け取った鍛冶山はアイドルにそのきっぷをあげてしまいました。

「絶滅した男」~2045年、とあるサウナにて~

2054年、繁栄を誇った「オタク文化」は、
サブカル規制法により衰退の一途を辿っていた。
かつてオタ芸を生み出したとされる老人は、
最後の力を振り絞り光る棒を手に取るが…。

ポロポロ神楽坂2世さん:小沢和之
チョリソーさん:森崎正弘(MousePiece-ree)
矢島さん:宮井↓→↓→+P(Bobjack Theater)
黛味蕾:宇田川美樹
ミライちゃん:清水凜
司会者:椎名亜音
リポーター:牧野純基

これ、メッチャ、ツボりました(笑)
サウナに先に入っていたお爺さん。
そして、後から入ってきた二人はサウナの中でテレビを見てました。
そこには、昔は地下アイドルのミライちゃんとして活躍後、シャンソンの世界に入り、やがて東京オリンピックの開会式で歌うという、黛のインタビューが流れていた。

後から入ってきた二人は若い頃はアイドルの追っかけをしていたと盛り上がる。
一人のHNはチョリソーさん、もう一人は本名の矢島さんと名乗っていた。

二人は伝説のアイドルヲタクの話を始める。
その伝説のアイドルヲタクは「ミライ命」の刺青をしていると。
すると、先に入っていたお爺さんがタオルを取ると、まさにその刺青が。
そうこのお爺さんこそ、ポロポロ神楽坂2世さんなのでした(笑)

しかも、、、ずっと、ミライちゃんを応援し続けたポロポロさんは、ラストコンサートでサイリウムを投げて、ミライちゃんの顔に当たったとして、出禁になりました。
当時は上にすっぽ抜けたと言ってたが、実は目掛けて投げていた事を告白。

これ、ホントに面白かったです。
小沢さんがボケて森崎さんが突っ込む。
まうすを見てるかのようでした。

「エッフェル塔は燃えているか」~2121年、フランス・パリにて~

2112年、パリ。
人工知能が社会の中心にある時代に、
本当の心を持ってしまったAIロボットが
「新・フランス革命」を起こそうと立ち上がるが…。

ケイティ:椎名亜音
ブルック:那海
ソフィア:兵頭祐香
シェン:牧野純基
トロイ:土屋兼久
教授: 宮井↓→↓→+P(Bobjack Theater)

これ、前半はAI達の会話が飛び交ってたので、時折、難しい言葉も出てくるし、AI独特の口調なんでしょうか。
正直、前半はちょっと退屈でした。

そして、ケイティが持ってた未来行のきっぷ。
これの記憶を辿ると、白旗を振る二人の姿が。

でも、さすがは椎名さん。
AIなのに、人間臭いんですよねぇ(笑)
あっ、褒め言葉です。
さすがは椎名さんです。
段々、見入ってしまいました。

で、ここで、前半終了。
30分の休憩の後、次へ。
やっぱり、余裕が無かったです。

《カコ編》

「ジュリアナ犬」~1991年、六本木の裏路地にて~

1980年代。
バブル全盛期の東京。
ディスコ通いで人生を謳歌していたある女性は、
路地裏でカコと名乗る女性が連れた一匹の犬と出会う。

ヒトミ:宇田川美樹
ユーコ:兵頭祐香
シロ:牧野純基
カコ:清水凛

これね、メッチャ、ツボでした。
ジュリアナ時代の言葉がたくさん出て来て、それら全てが分かるから、いちいち面白くて(笑)

そして、シロは犬なんだけど、ヒトミだけシロの言葉が分かります。
飼い主のカコは両親が離婚して、父親は借金のために夜逃げして、カコだけが放り出されてます。
そんなカコがシロを公園で飼ってました。

そして、シロは匂いから、カコが妊娠してると言います。
カコは彼とそれを話したらケンカになってポケベルに別れようと。

しかし、カコはまだ彼の事が好き。
なので、ヒトミは彼のポケベルに連絡させます。
これ、あの芸人さんがネタで持ってたのと同じ携帯(笑)
ユーコが持ってた携帯で連絡を。
そして、駆け落ちさせようとします。
持ってた未来行のきっぷを渡して。

「枕の意味」~1964年、浅草の寄席にて~

高度成長期の日本。
浅草の寄席で、真打ちに昇進したばかりの落語家が
楽屋で聞いた話は世にも奇妙な小噺だった…。

浅草亭縁次:土屋兼久
浅草亭縁笑:森崎正弘(MousePiece-ree)
出囃子達夫:小沢和之
出囃子鳴子:那海
夢夢亭銀子:椎名亜音

このお話への転換の時、ジュリアナのお立ち台がそのまま、落語の高座になってました。
その高座には縁次が。
そのネタが、「元犬」でした。
前のお話がそのまま枕になってました。
凄いなーと思いました。

で、古典には自信があるが枕が下手。
そのため、午後のトリも務める事に。
が、どうしても枕が思い浮かばない。

ネタ探しに街をブラブラ。
途中、お店で未来行のきっぷを購入。
戦後の日本兵の荷物から出て来たという。
更に歩いていると、訳ありな男女を見つける。
心中しようとしている二人にきっぷを渡して、落語を聞きにくるようにと言います。

で、川を流されてる人を助けに行って、ほぼ裸になって、、、って話(笑)
分からないですね。
まぁ、そんな話でした。

「ポンコツ特攻隊」~1945年、パプアニューギニアの密林にて~

太平洋戦争末期。
パプアニューギニア戦線でひとり逃げ続ける男がいた。
男が密林の中で見たの景色は2022年の日本だった…。
 
堤願太郎:樋口靖洋
ティモ:宮島小百合
山根上等兵:宮井↓→↓→+P(Bobjack Theater)
鎌井一等兵:藤堂瞬
松島二等兵:伊藤駿九郎(KING&HEAVY / theatre PEOPLE PURPLE) 

堤はパプアニューギニアで一人になり、やがて芋を作ります。
そこに現地のティモがやってきます。
堤が畑にしていた場所はティモの家族の墓でした。

それから、ティモも一緒に芋を作り始めます。
堤が発酵させたバナナのお酒を飲みながら、楽しく暮らしてました。

そこへ、山根たちがやってきます。
鎌井が怒るが、山根や松島は芋作りを手伝います。

そして、傷付いた鎌井が戻ってきます。
さらに、この家が敵軍に見付かってしまい、爆撃されてしまいます。
ティモが見付けた洞窟に逃げ込みます。

敵襲を恐れ、洞窟に籠る毎日。
堤はティモに出ていくように言います。
が、ティモは以前に作った白旗を持ってきます。
そして、堤はケイティが「未来のきっぷを持ってきて」と言うのを見ます。

実は松島は京都出身。
出兵する時に母親(祖母?)がこのきっぷを持たせてくれたのでした。

 五人は日本に帰るべく、鉄道を目指します。
が、どんどん力尽き、残ったのは堤とティモだけ。
そして、汽笛の音を聞いて、白旗を振りながら訴えるのでした。

という物語。

ちゃんと書ききれてないけど、それぞれにきっぷを通じて繋がってました。
流石だなぁ。
面白かったです。

そして、終演後には懇親会と名のBBQがありました。



基本、塩焼きそばはみんな貰えます。
そして、500円を払うとBBQも食べれます。
こんなアフターイベントは初めてでした。
楽しかったです。