紅白旗合戦

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昨日、Aga-risk Entertainmentの『紅白旗合戦』を見てきました。
Aga-risk Entertainmentは磯川家の役者さんが客演することが多いので、
何だかんだで見てます。
今回もアガリスク客演の常連でもある斉藤コータさんが出演。
さらには前田百合子さんも出演。
これは見に行かないとね。

今回の会場はサンモールスタジオ。
本当だったら、先週も行ってて、2週連続となるはずでした。

で、ホテルをチェックアウトして、時間があったので四ツ谷まで歩きました。
これが、、、失敗でした。
四ツ谷まで着いて、丸の内線に乗ろうとしたら、、、
赤坂見附で線路に人が立ち入ったために、運転が見合わせになってました。
普通に電車で行ってたら、これに巻き込まれてなかったのに、、、

しかも、運転再開見込みが13時。
舞台は13時半開演。
振替輸送って言っても、なかなか難しいので、タクシーで向かうことに。

が、タクシーの運転手さんもあんまり道を分かってなかったらしく、
更に私も道案内を間違えてしまって、かなりの遠回りになってしまい、
結局、開場時間に間に合いませんでした(苦笑)

客席は対面式になってました。
今回のお話は名作の『ナイゲン』みたいな感じ。

Webに出ていたあらすじはこんな感じ。

自主自律を旨とし、ほとんどの学校行事を生徒が企画・運営しているこの学校では、
卒業式も生徒が立案したプランで準備が進められていた。
しかし、式も近づいた2月末になって、突如教師側から「待った」がかかる。
国旗の掲揚と国歌の斉唱を実施してこなかった同校の卒業式が、
県の教育委員会で問題になったというのだ。
自分達の案を急に否決され、納得がいかない生徒側。
県から指示を受け、実施させなければいけない教師側。
双方とも一歩も引かない膠着状態の中、卒業式は刻一刻と迫ってくる。
そして生徒は、校則の中から「連絡協議会」という制度を持ち出す。
それは、遥か昔、生徒と教師が対立したときに開かれた会議にして、
調停のための最後の手段。
かくして、生徒vs教師の直接対決の火蓋が切って落とされた…!

結構、微妙な問題を扱ってるんですね。
WEBにはこれを上演するにあたった経緯なんかも載ってました。

でも、ちょっと内容が違ってるような気がします。
上のあらすじでは「国旗の掲揚と国歌の斉唱を実施してこなかった」となってますが、
劇中では、教育委員会は国旗の掲揚と国歌の斉唱を行なってるとしてカウントしてるって言ってました。
なので、「県から指示を受け」ってのも違ってます。
校長が世間体を気にしてって感じでした。

そして、今回のキャストです。
当日パンフに各キャラの設定も記載されていたので、これも併せて。

【教員側】

塩原:塩原俊之
連絡協議会教員側議長/生徒会顧問(チーフ)
理科(物理)。
2年3組担任。
教員としては中堅だが国府台には新任。
前任校への思い入れが強く残っている状態で異動し、
来て早々生徒会顧問をやらされている。

加藤:加藤隆浩
校長
「三年生を送る会」でサプライズで出し物をするなど、
生徒との交流や行事を嫌ってはいないが、
今回の卒業式の一件では強硬な態度を見せている。

菊地:菊地奈緒(elePHANTMoon)
生徒部(主任)
国語科(古典)。
国府台高校に赴任してから長いが、
「生徒の自治」をはじめとした自由な校風を好まない。
問題が起こるたびに管理の必要性を唱える。

村松:ボス村松(劇団鋼鉄村松)
卒業式実行委員会顧問(チーフ)
社会科(政治経済)。
2年1組担任。
昨年まではずっと生徒会顧問のチーフで、
生徒会活動に積極的に助言をしていた。
日の丸・君が代に対して思想的に反発を覚えている。

斉藤:斉藤コータ(コメディユニット磯川家)
卒業式実行委員会顧問
数学科。
生徒会活動などと距離をとり、
軽やかに教員生活を過ごすつもりが、たまたま
受け持った卒業式の案件で騒動に駆り出される。

川添:川添美和(劇団海賊ハイジャック改めVoyantroupe)
生徒会顧問
音楽科。
「三年生を送る会」の校長のサプライズに協力したり、
行事に協力的だったりと生徒想いでフレンドリーだが
生徒に舐められている。

【生徒側】

鹿島:鹿島ゆきこ
連絡協議会生徒側議長/生徒会副会長
2年1組。
秋の文化祭を機に生徒会活動に目覚め、
補欠選挙で最近副会長に就任したばかり。
一般生徒の感覚を持っているが、校則や業務には疎い。

熊谷:熊谷有芳
生徒会長
2年3組。
「生徒が自治する」という国府台高校の校風を信奉する学校大好き人間。
学校行事や伝統に誰よりもこだわる国府台高校原理主義者。

木村:沈ゆうこ
監査委員長
2年2組。
生徒会の司法機関である監査委員会の委員長。
「自分が悪者になってでも生徒が生徒を律するべき」と
生徒会行事を口うるさくチェックしている。

津和野:津和野諒
生徒会会計
2年1組。
1年次から生徒会役員を務めているが、最近はその情熱も失い気味。
彼女との時間を作りたい中、断りきれずに卒業式の論争に参加。

前田:前田友里子
卒業式実行委員会委員長
2年3組。
生徒が卒業式を企画・運営するための委員会、
卒業式実行委員会(通称:ソツジツ)の委員長。
憧れの先輩の卒業式の為に張り切っている。

野澤:野澤太郎(劇団東京ペンギン/コントユニットT@kuma)
卒業式実行委員会副委員長。
2年1組。
最初はじゃんけんで負けて嫌々副委員長になったが、
教員側との対立になって以降、そのやりとりを楽しんでいる。

淺越:淺越岳人
弁論同好会会長/卒業式実行委員
2年2組。
皮肉屋で理屈屋で学校行事には冷めている個人主義者。
興味が無いと言いつつ、今回の卒業式の騒動の情報は
逐一チェックしている。

で、教員側と生徒側とでの卒業式の式次第で大きく違う点は、
「国歌斉唱」が式次第に入っているか否かというところです。
細かく書くと、、、

《教員側》
・国家斉唱は開式の言葉の後に行う。
・国旗は体育館のステージ正面に校旗と並べて掲揚する。
・美術部の絵は体育館へと向かう2階の渡り廊下に飾る。

《生徒側》
・国家斉唱は卒業生入場の15分前から希望者のみが出席して行う。
・国旗は卒業式開始の15分前から終了時まで職員玄関前に掲揚する。
・体育館のステージ正面には美術部の作成した絵を飾る。

これ、元々は生徒会が全生徒にアンケートを取り、
その結果から卒業式の式次第を作成し、教員側に提出。
その式次第が職員会議で承認され、これに基づき、準備を進めていたところ、
卒業式の1週間前になり、突然、教員側からの式次第が提出されたために、
生徒側が反対して、連絡協議会を行なうことになりました。

そう、元々はこの手順通りに進み、一度は承認されたのに、
何故、突然、式次第が提出されたのか、、、が論点のはずでした。
でも、それを言ってたのは最初だけで、後は全く触れられてませんでした。
これが生徒側の最大の論点だったはずなんですけどねぇ。
これだけが少し残念で、、、

でも、難しい問題を扱ってるようですが、実際にはメチャクチャ面白かったです。
ずっと笑ってました。
連絡協議会では多数決が重要視されるので、色々と裏工作が行なわれます。
生徒側は先生を取り込もうとしたり、教員側は生徒を取り込もうとしたり。
相手の弱みに付け込んで取引きしたり、条件を付けたり。
更には不利と分かった教員側が時間稼ぎを行なったり。
なので、あんまりこの難しい問題に踏み込んだようなシーンはありませんでした。

唯一、生徒側の味方をしている村松だけが、
かなり君が代と国旗に対して、思想的な意見をしゃべってましたが。

なので、メッチャ、笑いました。
まあ、中には腹の立つキャラもいましたが(笑)

で、コータさんはアガリクスでは定番のキャラでした。
つまり、、、女で苦労するキャラです(笑)
『ナイゲン』でもそうでしたね。
アガリクスではそういうポジションなんですね。
慌てて誤魔化そうとする演技はもはや名人芸です(笑)

『ナイゲン』でもそうでしたが、生徒側はこの学校の自由な校風を守ろうとします。
が、今回は3年生の卒業式が議題。
生徒側でも意見が分かれます。
それは、3年生にとって卒業式は人生で一度きり。
なので、その卒業式を壊すことは出来ないという考え方と、
この学校の校風を守るためには犠牲も仕方ないっていう考え方。
私は、、、後者はスッキリしないですね。

まあ、こういうのも含めて、作・演出の冨坂さんが色々と提供してくれてるんでしょうね。
人それぞれ、色々な考え方があるしね。

とりあえず、楽しい舞台でした。
終演後はコータさんとお話を。
前田さんとも久々にお話したかったんだけど、お友達とお話されてて、
なかなか終わりそうになかったので、会場を後にしてしまいました。
残念。