ずっと、

この状況に負けるなと自分に言い聞かせている


中学生の当たり前がうまくできない息子

話し合いのできない夫



息子は不登校だが、

昼夜逆転になることもなく

朝は遅くても9時頃には部屋から出てきて

『もっと早くから起きてたんだけど知ってた?』と笑いながら言う

ご飯もちゃんと食べる

おなかもいっぱい空くらしい

部屋は掃除ができず汚くて

日中はゲームばかりで下着で過ごしているけど

ちゃんと服を着て出かけることもできる

勉強なんてしてないけど

まあどうにかなるかなと思ってしまう


このこと全て

夫は気に入らないようなのだが


ご飯食べて寝て

笑って過ごせていれば

いつかきっと自分の力で立ち上がれるのではと私は思っている

私がそう思わなければ

この子はやっていけないのではという、責任感

周りがどんと構えていれば

僕は大丈夫だと安心できるのではという、勝手な期待


だから私はおちゃらけてふざけて、楽しいお母さんでいたいと思う

こんな状況でも私は大丈夫なんだと、周りの人にも強がる


お母さん強いですね、と、どのカウンセラーさんも言う

きっとカウンセラーさんは私が強がっているのはお見通しだ

鞄を膝の上に載せ、腕組みばかりの私

マスクの下の表情を読み取らせまいと意地を張る

こんなに強がっている私をカウンセラーさんは尊重してくれてる

いつも何も言わないでいてくれる



こうして今日も、前向きな私を生きる



さぁ明日からまた、お弁当の毎日だ

長い夏休みのせいで

朝がどんなに大変だったかすっかり忘れてしまった