彼の仕事を知ってるかい? | 偕楽園血圧日記

彼の仕事を知ってるかい?

 石平氏の著書「なぜ日本だけが中国の呪縛から逃れられたのか」を読んでいる。
 日本の思想史について、帰化人である石氏はかなりいろいろ勉強されておられるが、やはり面白いのは「元中国人」であるがゆえに日本人にはよくわからない「中国の価値観」について書かれたところ。
 それによると、中国の思想の基礎にある儒教では、「天が人を選んで天命を与え、皇帝とする」「故に天はその人を見限ることもでき、在野の人間がいきなり『次』として立つことがある」「これがすなわち易姓革命で、儒教の『天命論』は潜在的に易姓革命もまたその中に含めることになる」「だから皇帝は『そういう人間が出てこない』ように苛烈になるし、人々は皇帝が「天に選ばれるにふさわしい人間かとその『資質』にこだわる」というものである。
 石平氏にはこういう中国の価値観を日本人がよく知るような著作も表してもらいたいものである。


 さて、朝日を筆頭に、またメディアがくだらないことで大はしゃぎをしている。

++++++++++++++
 サイバー担当なのにPC使ったこと「ない」 桜田五輪相

 サイバーセキュリティ基本法改正案を担当する桜田義孝五輪相(68)は14日、普段からパソコンを使っていないと明らかにした。桜田氏は政府のサイバーセキュリティ戦略副本部長で、サイバー攻撃対策を所管する。答弁の不安定さに加え、担当閣僚としての適性を疑問視する声も出る。
 桜田氏はこの日の衆院内閣委員会で「従業員や秘書に指示してやってきたので、自分でパソコンを打つことはない」と答弁。大工を経て25歳ごろに建設会社を立ち上げたが、業務などで自らパソコンを使用したことはないと説明した。
 政府は東京五輪でサイバー攻撃が増えることを見込み、対策を盛り込んだ法改正案の今国会成立をめざす。桜田氏はサイバー攻撃対策について「私の事務所や国が総力を挙げて総合的にやること」と語った。
 質問した立憲民主党会派の今井雅人氏は「パソコンもいじったことのない方が対策をするのは信じられない」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「どう考えても適任ではない。首相の任命責任が厳しく問われる」と批判した。
 また、桜田氏は慰安婦について「職業としての娼婦(しょうふ)、ビジネスだった」とした2016年の発言を追及され、「すでに撤回している」と説明。歴代内閣の歴史認識を形式上受け継いだ戦後70年の安倍談話を「内閣の一員として尊重していく」と述べた。(大久保貴裕)
 朝日新聞デジタル 11/14(水) 21:44

++++++++++++++

 東京五輪関係の「対サイバー政策」を扱う桜田担当相が「パソコンのパの字も知らない」といったということで、

++++++++++++++
 「桜田五輪相はシステムエラー」海外メディアが皮肉次々

 サイバーセキュリティ基本法改正案を担当する桜田義孝五輪相(68)が「パソコンを打つことはない」と国会で発言したことが、海外メディアで取りあげられている。多くが驚きをもって伝え、大臣としての資質に疑問を投げかけている。
 米ワシントン・ポスト紙は「サイバーセキュリティ基本法を練り上げる立場の大臣が衝撃の発言をした」と紹介。ここ数週間、単純な質問に対する答弁がしどろもどろだったことや、2年前に慰安婦について「ビジネスだった」と発言したことも報じた。
「コンピューターを使わない人は多い。そして彼らのほとんどは、国のサイバーセキュリティーの担当者でもない。だが、1人いた」と書き出したのは米ニューヨーク・タイムズ紙。続いて、桜田氏の発言を紹介し、「USBが何かも知らなかったようだ」と伝えた。
 英ガーディアン紙は見出しで「システムエラー」と皮肉った。記事では、北朝鮮体育相の来日を「全然承知していない」と言ったり、大会予算の国の負担分を「1500円」などと答えたりしたことも併せて紹介した。
 朝日新聞デジタル 11/16(金) 11:17

++++++++++++++

 と大喜び、

++++++++++++++
 (社説)閣僚の資質 「適材適所」には程遠い

 これが、安倍首相が胸をはる「適材適所」なのか。
 一昨日の衆院内閣委員会で、耳を疑う答弁があった。政府のサイバーセキュリティ戦略本部(本部長・菅官房長官)の副本部長を務める桜田義孝五輪相が、「従業員や秘書に指示してやってきたので、自分でパソコンを打つことはない」と明かしたのだ。
 USBについての知識も乏しかったのか、USBメモリーを使ったサイバー攻撃の危険性をめぐる議論も全くかみあわず、最後は「細かいことはよく分からない」と答えた。
 桜田氏は東京五輪に向けた態勢強化のため、政府が今国会成立を目指すサイバーセキュリティ基本法改正案の担当大臣である。就任から1カ月以上たつというのに、所管分野に関する基本的な問題意識がうかがえないのは、何としたことか。
 各国が喫緊の課題として力を入れているサイバーテロ対策を、日本政府が甘く見ているととられかねない。
 桜田氏は東京五輪をめぐる質疑でも、たびたび答弁に詰まった。「質問通告がなかった」と野党に責任を転嫁したり、記者会見を一方的に打ち切った理由を後からただされ、「記憶にない」と開き直ったりした。
 その姿勢からは、五輪への熱意も責任感も感じられない。職責が果たせないなら、閣僚にとどまる意味はない。
(後略)
 今国会では、閣僚の問題の影に隠れる形で、森友・加計問題の解明が一向に進んでいない。首相は、自らもまた重い説明責任を負っていることを忘れてはならない。
 朝日新聞デジタル 2018年11月16日05時00分

++++++++++++++

 まだ「モリカケ」まで言及して「閣僚の資質がー」と社説を書いているのだが、なにをいっているのだろう。「サイバー担当」といったところで、この桜田大臣がシステムを構築したりファイヤーウォールソフトを作ったりするわけではないぞ?
 大臣の仕事は「そういうことに詳しい人間を集めて、彼らが存分に働けるような環境を作ること」ではないか。
 そういう文脈でいうと、コンピュータに関することでは「俺が原子力に一番詳しい」というような半可通な一家言を持っているような人間が一番いらない。というか邪魔。それよりも、「よくわからないが最高の人材と技術でやってくれ。予算は引っ張ってくるから」という人間の方が、こういうところではよほど役に立つ。
 それに、偉そうに「パソコンぐらい」と大臣叩きをして優越感に浸っている人間にしたところで、セキュリティといえば出来合いのアンチウイルスソフトに頼っているのが現状ではないのか? そんなの「対サイバー技術者」から見れば桜田大臣と五十歩百歩である。

 このメディアや野党による「攻撃」は、

++++++++++++++
 蓮舫氏を「れんぽう」…言い間違い連発の五輪相

 桜田五輪相は9日の記者会見で、立憲民主党の蓮舫氏から質問通告がないため国会答弁ができなかったとしていたことについて「事実と若干違う」と述べ、自らの発言を撤回した。
 桜田氏は5日の参院予算委員会で、蓮舫氏から東京五輪の理念などを問われ、即答できなかった。その理由として「通告がなかった」ことを挙げていた。
 桜田氏は会見で「事前に詳細な質問内容の通告をもらえれば、充実した質疑を行うことができた」として蓮舫氏に謝罪しなかった。しかし、この際、蓮舫氏の名前を「れんほう」ではなく、「れんぽう」と言い間違えた。桜田氏は5日の参院予算委でも同じミスをしているほか、9日の衆院文部科学委員会の所信表明で「政府」を「世界」と述べるなど、数か所を言い間違えた。
 発言ミスが相次ぐ桜田氏に、公明党の斉藤幹事長は「人の名前を正確に呼ぶのは基本だ」と苦言を呈した。
立民の辻元清美国会対策委員長も「言い間違いが多すぎる。これで五輪ができるのか」と批判した
 読売新聞 11/9(金) 17:35

++++++++++++++

 東京五輪の理念を「正確に答えられなかった」ことや蓮舫議員の名前を間違えたとかやったあたりから始まっているのだが、名前間違い(このこだわり方。蓮舫氏はどこかのアニメのことでまだ何か遺恨を持っているのかな?(笑))はともかく、この「五輪の理念」にしても、大臣は別にオリンピックの主催者ではないのだから、「一言一句間違えずに言わなければ揚げ足をとろう」としているような人間たちの方がおかしい。

 だいたい、こんなことをやっている人間たちの方は、桜田氏の正しい大臣の肩書をそらんじられるのだろうか?
「平成32年度に開催される東京オリンピック競技大会及びパラリンピック競技大会の 円滑な準備及び運営に関する施策を総合的かつ集中的に推進するため 企画立案及び行政各部の所管する事務の調整担当」大臣。これが桜田氏の正しい肩書である。
 ここにもあるように「企画立案及び行政各部の所管する事務の調整担当」で、直接五輪の運営にかかわる者ではないのだから、「オリンピックはどうなっている」と聞いたところで意味はない。「五輪ができるのか」といっている辻元氏こそ「なにを言っているのか」である。

 このやり取りで、

++++++++++++++
 <五輪担当相>参院予算委での発言や蓮舫氏言い間違いを謝罪

 桜田義孝五輪担当相は13日の閣議後の記者会見で、5日の参院予算委員会で答弁に窮したのは「質問の事前通告がなかった」と発言したことを「ご迷惑をおかけしたことを、おわび申し上げたい」と謝罪した。立憲民主党の蓮舫(れんほう)参院幹事長を「れんぽう」と言い間違えたことも謝罪した。
 桜田氏はこの日謝罪した理由を「1回目(9日の記者会見)で謝罪らしきことは言っているが、十分な謝罪ではなかった」と説明。発言の冒頭では予算委の委員長や理事らに「おわびする」としたが改めて対象を問われ「蓮舫さんに対する謝罪と解釈して結構ですし、国民から選ばれた人間としての配慮も欠けているので国民に対する謝罪ということも含めて結構」と述べた。
 桜田氏は予算委での答弁を「通告なしで質問する方がいた。議論の質を高めるためには通告してもらった方がいい」と批判。質問した蓮舫氏は「私は通告している」と反論した。桜田氏は9日の記者会見で「通告が全然なかったと言ったのは事実と若干違う」と発言を撤回したが、明確な謝罪の言葉はなかった。13日の記者会見でも「通告はあったわけですから、もう少し詳しい聞き取りが>あればよかった」とも述べた。【円谷美晶】
 毎日新聞 11/13(火) 11:18

 「質問通告なし」を撤回=蓮舫氏になお不満―桜田五輪相

 桜田義孝五輪担当相は9日の閣議後の記者会見で、5日の参院予算委員会で自身がちぐはぐな答弁をしたのは立憲民主党の蓮舫参院幹事長から事前に質問通告がなかったためと主張したことについて、「事実と若干違う」として撤回した。
 謝罪はしなかった。その上で「今後職務をしっかり全うできるよう努力していく」と語った。
 ただ、桜田氏は「事前に詳細な質問内容の通告をいただければ、充実した質疑を行うことができた」と改めて蓮舫氏への不満も表明。「(蓮舫氏に)接触禁止や問い合わせ不可とされ、十分役所も>内容について問い合わせできなかったのではないか」と指摘した。
 桜田氏はまた、蓮舫氏の名前を「れんぽう」と言い間違えた。桜田氏は5日の参院予算委でも同様の間違いをしている。 
 時事通信 11/9(金) 10:32

++++++++++++++

「事前通告がなかった」だの「いやあった」だのとガチャガチャやっているが、そもそもその「事前通告」にしても、

++++++++++++++
 今回の災害復興費用などを盛り込んだ補正予算案の審議は、11月1日、2日に衆議院の予算委員会、5日と7日に参議院の予算委員会で、いずれも朝9時から夕方まで行われました。
 そのため安倍首相が朝、官邸に入るのも国会閉会時とは段違いに早く、1日に安倍首相が官邸入りしたのは、なんと朝7時すぎでした!

 早朝から何を?首相より早起きなのは…
 これは、基本的に午前9時から開催される予算委員会に備え、事前に質問に目を通し、答弁の準備をしたり、重要な数字を確認したりする、“勉強会”を行うためです。
特に野党からは、質問のテーマは事前に伝えられるものの、詳しい質問内容の通告はないため、様々な想定問答を頭に入れる必要があるのです。
 FNN PRIME 11/13(火) 6:31配信「安倍首相最大の敵は“眠気”!? 予算委中の“超朝型生活」より

++++++++++++++

 この記事にあるように「おおざっぱなもの」という認識を記者は持っているはずなので、ただの「言葉の意味をすり替えた揚げ足取り」でしかない。

 それは、

++++++++++++++
 <五輪担当相>北朝鮮選手参加は「所管外」 事務方軌道修正

 桜田義孝五輪担当相が6日の閣議後の記者会見で、2020年東京五輪への北朝鮮選手団の参加について見解を問われ、「所管外」との趣旨の回答をし、会見後に事務方が発言を軌道修正する一幕があった。5日の参院予算委員会の答弁に続き、発言が迷走している。
 北朝鮮の東京五輪参加を巡っては、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が3月、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談。金委員長は参加に意欲を示し、IOCも支援を表明した。
 桜田氏は記者会見ではその動きについて問われ「私は承知していないので何とも言えない。(入国については)まあ政府として、官邸や外務省などで決めること。私がとやかく言う内容じゃない」と答えた。「五輪に向けた政府内の総合調整を担当されているが、その件は範囲外か」と重ねて質問され「そのことについては範囲外だと思う」と述べた。
 会見後に事務方が「参加はIOCなどが決めることであり、最終決定する立場にないという意味での発言。所管外ということではない」と説明に追われた。
 桜田氏は5日の参院予算委員会で答弁に窮する場面が目立ったことも問われ、「通告なしで質問する方がいた。議論の質を高めるためには通告してもらった方がいい」と反論した。【円谷美晶】
 毎日新聞 11/6(火) 19:46

++++++++++++++

 このやり取りもそう。
 毎日新聞が自分でも補足しているように「北朝鮮選手団の入国」に関しては、確かに外務省が許可をするものなので五輪相の管轄ではない。それなのに別の話を持ってきて「大臣がトンチンカンなことを言った」かのように記事を仕立て上げているのだから質が悪い。
 こんなものにつられて「システムエラー」とか書いているガーディアン紙など、そちらの方がよほど「取材の」システムエラーを起こしている。

 桜田大臣はこの北朝鮮の東京オリンピック出場に関しては、

++++++++++++++
 桜田義孝五輪相「北朝鮮歓迎には拉致解決が大前提」

【新閣僚に聞く】
--2020年東京五輪・パラリンピックにどう臨むか
「『復興五輪』を掲げ、平成23年の東日本大震災から再起した被災地の姿を世界に発信する。被災者の心を逆なでしないように寄り添っていく。レガシー(遺産)を残し、やってよかったと思える大会にしたい」
--具体的には
「(原発事故の風評被害がある)福島県の食材を使った料理を提供し、安全安心で元気な日本をアピールする。(世界遺産の史跡がある)岩手県平泉町など地方でも歴史や文化に触れてもらい、大>会後の観光振興につなげたい」
--サイバー攻撃対策が喫緊の課題だ
「(官民で情報を共有し対策を講じるための)『サイバーセキュリティ基本法改正案』を臨時国会で何とか成立させたい。来年の通常国会までに、対策に熱心な英国やイスラエルを視察することも検討中だ」
--北朝鮮が大会参加の意向を示している
「五輪は平和の祭典だ。北朝鮮の選手が勝っても拍手が起きない雰囲気では、まずい。日本人が心から歓迎できる環境が整うことを切に願う。それには日本人拉致問題の一日も早い解決が大前提だ」
--大会成功の鍵は
「パラリンピックの成功が不可欠だ。車いすテニスの国枝慎吾選手と親交があり、一層熱意がわく。史上初の(昭和39年に続く)パラリンピック同一都市開催によって、共生社会の重要性を訴えたい」(甲斐太)
 産経新聞 11/8(木) 19:11


 桜田五輪相「喜んで北朝鮮選手団を迎えられるように」

■桜田義孝五輪担当相(発言録)
(東京五輪・パラリンピックへの北朝鮮の参加について)一般論として、スポーツの祭典なので「政治」と「スポーツ」を切り離して来ていただきたいと思っている。ただ、拉致問題はやっぱり大事な問題だ。(開会式の)行進で北朝鮮の時だけ、日本人で拍手をする人がいなかったり、ブーイングがあったりすると、五輪のムードを壊してしまう。(北朝鮮選手が)勝って、拍手されない雰囲気が日本にあるとまずい。
 拉致問題を解決をしてから、北朝鮮の人に日本に来ていただくのが一番望ましい。困難性があるかもしれないが、喜んで日本人が北朝鮮選手団を迎えられるような条件を東京五輪までに整えていただきたい。(6日、報道各社のインタビューで)
 朝日新聞デジタル 11/6(火) 21:22

++++++++++++++

 こういうことを答えている。

 拉致問題のことがしっかりと頭にあるということでは、(2015/08/12の記事、「憲法のために死ね!」は「お国のために死ね!」より意味がない)で取り上げた「拉致問題の解決を訴えるものに中指を立てている」人間よりも、よほど立派である。
 逆にいえば、こういうことが頭の中にしっかりとあり、また、初めに引用した朝日の記事にあるように「慰安婦は職業売春婦だった」というようなことを言ったこともあるということで「そっち系」からは「なにがなんでも引きずりおろせ」と執念を持って叩かれているのだろう。
 そんな揚げ足取りに騙されず、大臣がきちんと仕事(上で書いた「事務方の調整役」だ!)をやっているかを、有権者としてはしっかり見ていかなくては。

 野党やメディアが「大臣の資質」といちいちあげつらうその根底には、冒頭書いた「天が命を与える人は清廉潔白でなければならない」とやる大陸的な思想があるような気がしてならない。
 だが日本は、聖徳太子の時代からもうそういう大陸式思想とは決別しているのだし。


 本日の高層ビル。

++++++++++++++
 「YAZUバーガー」新作完成 日本一連覇へ意欲


(写真、産経新聞より。「新・YAZUバーガーwith大山」を披露する大江ノ郷スタッフ)

 ご当地バーガー日本一を決める大会「とっとりバーガーフェスタ2018」(鳥取県大山町、11月17・18日)で2連覇を狙う「YAZU(やず)バーガー」の新作が完成し、同バーガーを出品する「大江ノ郷自然牧場」(八頭町)で試食会、決起集会が行われた。
 新作は「新・YAZUバーガーwith大山」。昨年同様、八頭町産の食材8種類を使った。具材は、同牧場の平飼い鶏の卵「天美卵(てんびらん)」を使い1週間たれに漬けた煮卵、エリンギ入りの鳥つくねなどに、開山1300年の大山にちなんで大山豚の角煮を追加。白ネギと梅ソースを加えて自家製バンズではさみ、豪華でボリュームある仕上がりとなった。
 新作は同牧場の新入社員を中心に開発。経営創造室の関口和人さん(24)は「今年のバーガーはボリュームもインパクトもある。日本全国の強豪チームをはねのけて連覇したい」と意欲を見せた。試食した吉田英人・同町長も「昨年よりボリュームがあり、おいしい。肉が軟らかく、梅ソースがアクセントになっている」と高く評価した。
 試食会後の決起集会では、スタッフや食材の生産者ら約30人が集まり2連覇へ志気を高めた。同牧場を営むひよこカンパニーの小原利一郎社長(53)は「日々改良を重ね、強豪チームに勝てるよう準備をしてきた。協力いただいた八頭町の皆様への思いを胸に2連覇したい」と話した。
 昨年のYAZUバーガーは、同フェスタでグランプリとベストクオリティー賞を受賞。同牧場で1年間に約2万個を売り上げる人気商品となった。
 同フェスタは大山町の博労座駐車場で開催される。
 産経新聞 11/15(木) 8:22

++++++++++++++

 おいしそうだな。おいしそうだが、食べにくそうだ。

 こういうコンペではやたらと「豪華に」を考えるあまりかこういう多層構造が行き過ぎたものになりがちだが、ハンバーガーというのは「食べやすさ」というのも大事じゃないのかなぁ。
 以前「分解してナイフとフォークで切って食べる」ハンバーガーを食べたことがあるが、おいしいしボリュームも満点ではあったものの、「ハンバーガーを食べた」という満足感は満たされなかったぞ(笑)。