はい、これが「失言騒動」の作り方です | 偕楽園血圧日記
2018年10月06日(土)

はい、これが「失言騒動」の作り方です

テーマ:報道

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 「ポスト安倍」に加藤氏急浮上…首相の信頼厚く

 安倍首相が自民党総務会長に抜てきした加藤勝信氏が、党内の「ポスト安倍」候補に急浮上している。衆院当選6回ながら相次いで要職に起用され、首相の信頼の厚さが浮き彫りになったからだ。石破茂・元幹事長や岸田政調会長らの次期総裁選に向けた戦略にも影響を与えそうだ。
 加藤氏は4日、所属する竹下派の会合であいさつし、同派を代表して党四役の一人として職責を果たす決意を示した。周囲には「与えられたところでしっかりとやるだけだ」と述べ、自然体を貫いている。竹下派では、先輩格の茂木経済再生相(衆院当選9回)が実績で先行しているが、総裁候補に躍り出た。
 加藤氏は、首相の父親の安倍晋太郎・元外相の側近だった加藤六月・元政調会長の娘婿。保守的な政治姿勢など首相との共通項も多く、安倍家とは家族ぐるみの付き合いをしている。
 読売新聞 10/5(金) 9:24

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 フフフ。ようやく気が付いたのかな、マスコミも?

 加藤氏が「ポスト安倍」の候補になっていることは(2015/10/10の記事、すぐに飛びついて悪口を言うのはみっともない)(2016/08/04の記事、脊髄反射では思わず本音が出る)などで書いたように、拙ブログでは3年前から指摘していること。
 厚労大臣時代に野党に叩かれてどうかとも思ったが、今回党の役員の方に回ったのは、安倍総裁の「温情」もあるのかもしれない。(このあたりは、同じく「党内の地位」で取り上げられた甘利氏にも言える。野党はまた「政治と金!」を蒸し返して叩こうとしているようだが、閣僚と違って党の役員ではイチャモンも付けづらい)
 ということは、安倍氏は任期内にもう一度内閣改造を考えているということか? なるほど、一昨日のエントリーで取り上げた記事にあるように、長く政界にいる岡田氏が「なにかを嗅ぎ取った」としても不思議ではない。


 さて、その内閣のことで、朝日新聞が、

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 (社説)教育勅語発言 柴山文科相の見識疑う

 教育勅語には、現代風にアレンジすれば道徳の授業などに使える分野が十分にある。普遍性をもつ部分が見て取れる――。
 柴山昌彦・新文部科学相が就任会見でそんな見解を披露した。教育行政をつかさどる閣僚の見識を疑う。
 安倍政権下ではこれまでも、首相に近い政治家が勅語を擁護する発言を繰り返してきた。
(中略)
「危急の大事が起きたら一身を捧げて皇室国家のために尽くせ」という点に、教育勅語の本質はある。だから敗戦の3年後の1948年6月、衆院は「根本理念が主権在君ならびに神話的国体観に基づいている事実は、明らかに基本的人権を損ない、国際信義に対して疑点を残すもととなる」として、その排除決議を全会一致で可決した。至極当然の指摘である。
(中略)
 擁護派は、きょうだいや友人を大切にする、博愛や公益を広めるなど、勅語には良いことがたくさん書かれているという。だが家族愛や友情、公共の精神は勅語を持ちださなくても教えられる。実際、そうした普遍的な徳目は、どれも学習指導要領に既に盛り込まれている。
 戦前の日本は天皇と国家に無批判に従うよう国民に強い、戦争に駆り立て、破局の道をたどった。その苦渋の歩みを教える史料として扱う以外、勅語を教育に生かす道などありえない。
 朝日新聞デジタル 2018年10月5日05時00分

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 こんな社説を書いていた。

「『教育勅語の復活考えず』=柴山文科相が発言を釈明」(時事通信 10/5(金) 13:43配信)をはじめとして、またメディアが「釈明」「大臣失言」とはしゃいでいるが、これほど見え見えのやり方が、まだ通用すると思っているならおめでたい。

(2018/10/04の記事、もはや恒例行事だな)でも書いたように、柴山大臣が教育勅語についての意見を口にしたのは、NHKの記者が聞いたからである。

 同エントリーで引用した記事を、もう少し前から再引用させてもらうと、

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NHK:NHKの【アンドウ 00:15:06】です。大臣はご自身のTwitterで今年の8月17日に、「私は戦後教育や憲法のあり方がバランスを欠いていたと感じています。」とツイートされていますが、戦後教育や憲法や在り方がどのようにバランスを欠いていたと感じていらっしゃるんでしょうか。
柴山:はい。その私のツイートの趣旨は、やはり教育というのは当然のことながら私たちの権利とともに、義務や規律ということについても教えていかなければいけないと、これは当然のことだと思っております。ただ、戦前、その義務とか規律が過度に強調されたことへの、これもまた大きな反動として、個人の自由とか、あるいは権利ということに重きを置いた教育、あるいは個人の自由>を非常に最大の核とする日本国憲法が制定をされたということだと思っております。
 そういう中で、憲法についてはわれわれ憲法尊重擁護義務がある公務員ですから、ちょっとここではその在り方について言及をすることは避けたいというふうに思うんですけれども、少なくとも教育においては権利や義務、あるいは規律ということを、しっかりバランスを良く教えていく、こういったことがこれから求められるのではないかと、そういう趣旨でツイートしました。
NHK:関連してなんですけども、教育勅語について、過去の文科大臣は中身は至極まっとうなことが書かれているといった発言をされているわけですけども、大臣も同様のお考えなんでしょうか。
柴山:はい。教育勅語については、それが現代風に解釈をされたり、あるいはアレンジをした形で、今の例えば道徳等に使うことができる分野というのが、私は十分にあるという意味では、普遍性を持っている部分が見て取れるんではないかというふうに思います。
NHK:それはどの辺が十分今も使えるというふうに考えてらっしゃるんでしょうか。
柴山:やはり同胞を大切にするですとか、あるいは国際的な協調を重んじるですとか、そういった基本的な記載内容について、これを現代的にアレンジをして教えていこうということも検討する動きがあるというふうにも聞いておりますけれども、そういったことは検討に値するのかなというふうにも考えております。
 THE PAGE 10/3(水) 18:41配信「柴山昌彦文科相が就任会見(全文)教育勅語の現代風アレンジは検討に値する」より

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 となっている。

 この「戦後教育のバランスがどうの」というツイッターとは、

 


 これ。

 これは山口県で行方不明になっていた子供を発見した尾畠春夫さんが「その行為に報酬を求めなかった」ということをして誉めているものである。
 私個人としては、あまりこれを持ち上げると「ボランティアが報酬を求めてはいけない」という空気ができそう(というか、もうできている?)なので嫌なのだが、この尾畠氏の姿勢を称賛すること自体は、当時の各マスメディアもやっていたことで、大臣のツイッターは方向性が同じものになっている。
 NHKの記者はそれを挙げた上でわざわざ教育勅語の話を持ち出し、大臣は同エントリーでも書いたように「今までの政府見解に沿った内容」のことを答えた。それだけである。
「天皇に尽くしてなんたら」などとは、大臣は一言も言っていない。逆にそういうところはだめだろうが、別に現代に伝えられるところもある」ということを言っている事は、日本語が理解できる者ならばわかるはずではないか?

 そもそも「それが本質」だなどといっているのは「戦前暗黒論」を唱えている左巻きの勝手な解釈に過ぎないのだから、それを相手に投影して「お前はこれをしたいに違いない!」とするなど、およそまともな人間のすることではない。
 この「お前はこう思っているに違いない」は、以前から指摘しているように左巻きがよく使う手法。人の言葉から連想を広げ、自分が決めつけたレッテルを貼って人格攻撃をする。これがすなわち、今までマスコミが作ってきた「失言騒動」である。
 こんなやり方に、今までどれだけ我々国民は騙されてきたのだろう
 ネットのおかげで既存大手以外からも情報が取れるようになった今、もうこのようなやり方はその力を失いつつある。


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 麻生財務相、改ざん問題の佐川氏は「極めて有能だった」

 麻生太郎財務相は5日午前の閣議後会見で、森友学園の公文書改ざん問題を巡り、理財局長として改ざんを主導したとされる佐川宣寿(のぶひさ)・前国税庁長官について、「極めて有能な行政官だった」と述べた。その後佐川氏を国税庁長官に起用した人事について「いまでも間違いではなかったか」との問いに、「そう思っています」と答えた。
 改ざん発覚後の3月に自殺した財務省近畿財務局の男性職員の父親が、当時の同省の対応を批判したことについては、「これまで我々としては適正に処分したと考えている」と強調した。
 内閣改造で麻生氏が留任したことについて、野党などからは改ざん問題などの責任を追及する声が出ている。今回の佐川氏に関する発言で、改めて麻生氏の任命責任を問う声が出る可能性がある。
 朝日新聞デジタル 10/5(金) 12:15

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 これもまたそういう「くだらない印象報道」の一つである。

 麻生大臣は仕事上のことで「佐川氏は有能だった」といっているだけではないか。
 仕事の能力を評価して「適材適所だ」といってそれを「間違いではなかった」ということと、「文書改竄で罪を問う」というのは話が別なのは当然で、「何かあったらその人物を全否定しなければならない」とする野党やマスコミの方がおかしい。いや、支那大陸的なメンタリティならばおかしくないのか。
 だがここは日本なので、そんな「一度でも否定されたものはずっと罵られ続けられる」という後ろ向きな価値観など持ち込まれては困るのだがな。


 おまけ。

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 加計理事長、7日に記者会見 愛媛・今治で 知事明かす

 学校法人加計学園(岡山市)の獣医学部新設をめぐる問題で、学園の加計孝太郎理事長が7日、獣医学部がある愛媛県今治市で記者会見を開く意向があることがわかった。学園側に財政支援している愛媛県の中村時広知事が4日、取材に明らかにした。
 2015年に首相と加計氏が獣医学部設置をめぐって面会したと学園が県に報告したとの記載がある県文書が、今年5月に明らかになった。加計氏は6月に面 会を否定する記者会見を開いたが、参加を地元・岡山の記者に制限して30分足らずで打ち切り、再度の会見要請を拒んでいた。
 中村知事は「改めて会見がオープンな形で開かれるものと思っている」などと述べ、県議会も対外的な説明責任を求める決議案を全会一致で可決していた。
 中村知事によると、県の担当者から学園が会見するとの連絡を3日夜に受けたという。知事は4日朝、「誠心誠意お答えしていただきたい」と学園側に要望した。学園の広報担当者は取材に対して「コメントできない」としている。(大川洋輔)
 朝日新聞デジタル 10/4(木) 11:45


 加計理事長の会見「丁寧な説明を」 片山さつき地方相

 片山さつき地方創生相は5日午前の閣議後会見で、学校法人・加計学園(岡山市)の獣医学部新設問題を巡り、学園の加計孝太郎理事長が7日に記者会見することについて、「とにかく丁寧に説明することに尽きる」と述べた。
 学園は国家戦略特区を利用して愛媛県今治市に獣医学部を開設したが、片山氏は同特区の担当。片山氏は「この問題は、国民が分かりにくいと言っている部分があった」と指摘した。
 一方、「県に対する説明がどうだったかが非常に話題になったと理解している」として、「学園と県、市とのやりとりに関する話であれば、政府としてコメントする立場ではない」と述べるにとどめた。
 朝日新聞デジタル 10/5(金) 12:57

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 何を語るのか知らないが、明日加計学園の理事長が会見をするということで、またごちゃごちゃいう人間が出てきている。

 この中に地方創生相までが名を連ねているのだが、なにを言っているのだろう。「丁寧な説明」もなにも、そもそも学園の側には特区として「選ばせる」ことを強制できる力などないではないか。
 この話は特区のワーキングクループの議事録が公開され、座長が「圧力などなかった」と国会で明言している時点で「なんの瑕疵もなかった」ことがすでに明らかになっている。「総理と加計氏が友達」だろうが「総理が会っていた」だろうが、「学部設置申請を認める」話には、なんの関係もない
「お友達に便宜」もなにも、そういうことができる仕組みになってはいないのだ。

 テレビメディアぐらいしか見ていない人は「アベが権力を使って友達の学校を認可させた」というデマが刷り込まれているかもしれないが、国家戦略特区が認めたのは、今まで半世紀も「省令という文科省の決め事」で門前払いされていた学部新設の「申請」を受け付けるようにさせたことだけである。
 そういう国家戦略特区のシステムを無視して、ただ「友達なら便宜を図って当然」というこれまた大陸の人間のような自分たちのメンタリティで「あいつもそうに違いない」とやっている人間が騒いでいる。「加計問題」とはそういうものでしかない。
 理事長が会見してそういうことが知られるならば、意味もあろう。が、今までのいきさつを見ていると、とてもマスメディアがそういうことを「皆が知るように」するとは思えない。

 まったく。臨時国会がはじまったらまた野党とマスメディアが「モリカケモリカケ! 安倍は嘘つき!」と騒ぎまくるのだろうか。来年の参院選までずっと(ため息)。


 本日の呼び出し。

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 吹くだけでタクシーを呼べる“魔法の笛”、開発の背景は「『ナウシカの蟲笛』『ゼルダのオカリナ』を作りたかった」


(図、Abema TIMESより。「タクシーホイッスル」の仕組み)

 タクシー会社の三和交通が、“吹くだけでタクシーを呼べる笛”を開発し話題になっている。この「タクシーホイッスル」はクラウドファンディングのプロジェクトによるもので、「スマホのアプリを起動する必要がない」「お年寄りや子ども簡単にタクシーを呼ぶことができる」という。
 吹くだけでタクシーを呼べる“魔法の笛”、開発の背景は「『ナウシカの蟲笛』『ゼルダのオカリナ』を作りたかった」
 仕組みは、ホイッスルを吹くとBluetooth経由でスマホに通知がいき、スマホは通知を受信したらGPS情報等をサーバーに送信、タクシーがやってくるというもの。実際に吹いてみると音色は普通の笛で、音が気になる人はボタン長押しでも呼ぶことができる。
 三和交通はなぜ“魔法の笛”を開発しようと考えたのか。AbemaTV『けやきヒルズ』の取材に対し、「江戸時代の人々は移動手段だった駕籠を笛を吹いて呼んでいた!そんな風習を現代の技術で!」をコンセプトに、「『ナウシカの蟲笛』『ゼルダの伝説のオカリナ』、そんな“魔法の笛”を開発したかった」と答えてくれた。
 なお、「タクシーホイッスル」は1月末までに届けられる予定で、利用可能エリアは以下を予定しているという。
【横浜エリア】港北区、都筑区、鶴見区、緑区、神奈川区、西区、旭区、中区 ※港北区以外は一部対応できないエリアあり
【東京エリア】八王子市、府中市、国分寺市、小金井市、国立市(一部)、調布市(一部)、小平市、西東京市(一部)、東久留米市
【埼玉エリア】和光市、朝霞市、志木市、新座市、富士見市、ふじみ野市、三芳町、川越市(一部)
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
 AbemaTIMES 10/5(金) 17:10

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 う~ん。私の世代だと「ナウシカの蟲笛」というよりは「マグマ大使の笛」の方が思い浮かぶなぁ。
 だいたい「ナウシカの蟲笛」では「森(車庫)へお帰り」になってしまうんじゃないだろうか(笑)。

 タクシーの呼び出しといえば、病院などに「タクシー呼び出し専用電話」というものが置いてあるけど、夜中の交通事故で知らない病院に救急車で連れていかれた時には助かったな。
 この笛は……この記事ではわからないのだが、どういう人に配るつもりなのだろう? クラウドファンディングに出資した人限定なのかな?

 

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