彼らはテロリストだぞ? | 偕楽園血圧日記
2018年07月07日(土)

彼らはテロリストだぞ?

テーマ:犯罪

 ベルギーが「二点差付けた時に勝つための試合の作り方」というのを教えてくれたよ(苦笑)。


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 オウム事件、松本死刑囚ら元幹部7人の刑執行

 法務省は6日、1989年の坂本堤弁護士一家殺害や94~95年の松本、地下鉄両サリンなどオウム真理教が引き起こした一連の事件で殺人罪などに問われ、死刑が確定した教祖の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(63)(東京拘置所)ら教団元幹部の死刑囚7人の刑を、東京、大阪など計4か所の拘置所で執行した。未曽有の組織犯罪によって29人の命が奪われ、6500人以上が>負傷した一連の教団事件で死刑の執行は初めて。
 松本死刑囚のほかに刑が執行されたのは、土谷正実(53)、遠藤誠一(58)(以上、東京拘置所)、新実智光(54)、井上嘉浩(48)(以上、大阪拘置所)、中川智正(55)(広島拘置所)、早川紀代秀(68)(福岡拘置所)の各死刑囚。
 確定判決によると、松本死刑囚は89年11月、幹部らに指示して坂本堤弁護士一家3人を殺害。94年6月には長野県松本市でサリンを散布させて住民7人を、95年3月には東京の地下鉄車内にサリンを散布させて12人を殺害した。このほか、目黒公証役場事務長だった仮谷清志さん拉致監禁致死事件や、猛毒の化学物質VXによる男性殺害など10事件を起こした。
 読売新聞 7/6(金) 9:01


 オウム死刑執行 東京拘置所前、報道陣集まり騒然 住民「やっと区切りがついた」

 一連のオウム真理教事件をめぐり、死刑が確定していた教祖の麻原彰晃(しょうこう)死刑囚(63)=本名・松本智津夫(ちづお)=らの死刑執行を受け、麻原死刑囚が収容されていた東京拘置所前にはテレビカメラ十数台、記者ら数十人が集結し、上空に報道ヘリが旋回した。警視庁の大型車両も続々と到着し、警察官が警戒にあたるなどして付近は騒然となった。
 近所に住む無職の男性(84)は「死刑が決まって以降、これまで信者が昼間やってきて拘置所のまわりを周回したりして気味悪かった」と語る。拘置所近くのアパートに元信者が住みつき、住民とトラブルになったこともあると証言した上で、男性は「治安面で不安だった。やっと区切りがついた」と話していた。
 産経新聞 7/6(金) 10:26


 上祐氏「特段の思いない」=立ち入りに抵抗、怒号も―オウム後継団体

 オウム真理教の元代表松本智津夫死刑囚(63)らの刑執行を受け、「Aleph(アレフ)」や「ひかりの輪」など後継団体の施設前には、6日朝から多くの報道陣が集まった。
 公安調査庁の立ち入り検査も行われ、アレフの施設では抵抗する信者の怒号が聞こえた。一方、ひかりの輪の上祐史浩代表(55)は「(松本死刑囚に)特段の思いはない」と淡々と語った。
 東京都足立区入谷にあるアレフの施設前には午後2時55分ごろ、公安庁の職員約20人が集結。一様に帽子をかぶりマスク姿で、ビデオカメラを持った職員も数人いた。「ドアを開けてください」との呼び掛けに数分間応答がなかったが、その後扉が開き、立ち入り検査に入った。
 正午ごろから検査が行われた札幌市白石区のアレフ施設では、信者とみられる複数の男女の怒号が聞こえた。約2時間半後に検査を終えて出てきた男性職員は「抵抗されました」とこぼした。
 ひかりの輪が入居する世田谷区南烏山のマンションでは、午前10時20分ごろ、ワイシャツ姿の上祐氏が姿を見せ、ワゴン車に乗り込んだ。同氏は正午ごろ東京・霞が関で記者会見し、「当時、私も教団において重大な責任を有しており、被害者遺族の皆さまに深くおわび申し上げたい」と謝罪。松本死刑囚について「10年以上前にアレフを脱会しているので、今は特段のかつてのような思>いはない」と話した。
 最近独立した新組織「山田らの集団」がある金沢市の建物にも公安庁の職員が訪れ、中に入れるよう呼び掛けたが、反応はなかった。 
 時事通信 7/6(金) 11:42

 警察当局、オウム後継団体など関連施設警戒強化

 松本死刑囚ら7人の死刑が執行されたことを受け、警察当局は、後継団体など関連施設の警戒を強化している。
 松本死刑囚の死刑が執行された東京拘置所(東京都葛飾区)では、元信者らが過激な行動をとる事態に備え、警視庁の機動隊が待機した。警視庁は、教団の後継団体主流派「Aleph(アレフ)」や、教団元最高幹部の上祐史浩氏が代表を務める「ひかりの輪」の拠点でも警戒を強化。アレフから分派した集団についても動向を注視している。
 アレフとひかりの輪は、オウム真理教との決別を主張しているが、警視庁の捜索や公安調査庁の立ち入り検査では、松本死刑囚の写真や説法を収録したDVDなどが見つかっていた。警視庁公安部などは、現在も松本死刑囚への帰依が続いているとみている。
 読売新聞 7/6(金) 11:48


 オウム死刑執行 上川陽子法相、執行命令書署名は7月3日

 上川陽子法相は6日、法務省で記者会見し、松本・地下鉄両サリン事件などで計29人の犠牲者を出した一連のオウム真理教事件をめぐり、死刑が確定していた教祖の麻原彰晃(しょうこう)(本名・松本智津夫(ちづお))死刑囚(63)ら7人の死刑執行命令書に署名をしたのは、執行3日前の7月3日だったと明らかにした。
 上川氏は「極めて凶悪かつ重大な罪を犯した者に対して裁判所が審理を尽くした上で言い渡す判断に尊重すべきと考える。慎重な検討を重ねた上で執行命令を発した」と話した。
 産経新聞 7/6(金) 13:27

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 オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚とその取り巻きの死刑が執行された。
 逮捕から二十年以上、死刑が確定してからも十年以上かかっての執行には、「ようやくか」という気持ちが正直する。

 オウム事件といえば、原稿書くためにワープロを叩いていた時につけていたテレビで流していたワイドショーに、「国松長官銃撃!」の一報が入ってきた時のことを思い出す。
 ちょうどその時スタジオでは上祐氏を呼んでライブのインタビューを行っていたというのに、そのニュースが書かれた紙が司会者に回ってそれを読み上げている最中、カメラは上祐氏を映すことが一切なかった。ここでカメラがずっと彼の表情を追っていれば、何らかの反応が見られたかもしれないというのに。まったく惜しいことをしたものである。

 この例に見るまでもなく、当時「オウム真理教」はテレビにとって視聴率の稼げるネタであった。
 その時の感覚が残っているのだろう、今回の死刑執行で、

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 大雨の日に麻原死刑執行、「何でずらさなかったのか」 宮根誠司ギモンに批判殺到

「色んなところで災害が起きている時に、何でずらさなかったのかな」――。フリーアナウンサーの宮根誠司さんが、2018年7月6日放送の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)でそんな疑問を投げかけた。
 オウム真理教による一連の事件で、松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(63)ら7人の死刑が執行された6日、西日本を中心に記録的な大雨が降り続いていた。要は同じ日にしなくても...と訴えたわけだが、ネット上では「何を言ってる?」と疑問の声が相次いでいる。
(後略)
 J-CASTニュース 7/6(金) 18:31

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 こんなことを言う人間が出てきてしまうのも。

「雨で視聴率が稼げるのに」といったところか。なにしろ、

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 死刑囚写真に次々「執行」シール TV演出に疑問の声も

 オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(63)ら教団元幹部7人の死刑が執行された6日、テレビ各局は朝から一斉に放送を臨時ニュースに切り替えた。同じ日に7人執行という過去にない展開を受け、テレビ局に入ってくる情報は刻々と変化。取材で得た執行状況をリアルタイムで伝えたり、死刑囚の顔写真に執行が済んだことを示すシールを貼ったりするなど異例の報>道になった。SNS上では、違和感を訴える声も相次いだ。
(中略)
「執行が次々と始まっています」(フジテレビ)、「松本死刑囚以外に5人以上の死刑が執行される見通し」(日テレ)、「きょう松本死刑囚を含む7人の死刑を執行する予定であることが関係者への取材で分かりました」(NHK)。フジは「井上死刑囚の死刑執行」「早川死刑囚の死刑執行」などと情報が入るたびに、赤地に白抜きのテロップを次々に表示した。
 取材で得た執行の情報を逐一伝えていく報道に対し、ツイッター上では、「7人もの死刑執行を予告し、TVで順次、執行状況を報道するなんてやっぱり異常事態だよな」「こんな死刑執行の報じられかた、初めてじゃないですか?」などと驚きの声が上がった。中島岳志・東京工業大教授(日本思想史)は正午前、ツイッターに「いま行われているのは、死刑のショー化・見世物化に他ならない。執行場面だけが不可視化された公開処刑だ」と書き込んだ。
 番組内での演出にも注目が集まった。フジは、事件に関わった死刑囚の顔写真が並んだパネルを示し、執行が済んだ死刑囚の写真の上に「執行」のシールを貼るなどして状況を説明した。同じく死刑囚の顔写真一覧を表示したテレ朝も、執行が予定される死刑囚の顔写真に「手続き中」の文字を添えて時々の最新情報を伝えた。
 こうした演出手法に対しては、「死刑囚の写真に『執行』と書いたシールが貼られていく…ものすごくきもちわるい」「まるで死刑執行をおもしろがっているよう」「選挙の『当選出ました!』っていう赤い花貼ってくの思い出した」などと疑問視する声も多く投稿された。(鈴木友里子)
 朝日新聞デジタル 7/6(金) 21:58

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 こんなことをやってしまうぐらいなのだから。

 以前、アメリカ映画かなぁ、ハイジャックものの映画を見ていたら、「日本で起きた地下鉄のテロを知っているだろう?」「ああ」「あの時に使われたのがサリンだ」というようなやり取りが出てきて驚いたことがある。
 いわゆる「全世界公開!」と銘打つような超大作でもないような映画だったと思うのだが、そんなところでも取り上げられるほどの事件を起こした組織に対して、我が国は、特にメディアは、ずいぶんまた「鈍感」に過ぎる。

 朝日新聞はまた、

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 戦後最大規模の死刑執行、世界に衝撃 非人道的と批判も

 オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚ら教団元幹部7人の死刑執行を、海外の主要メディアも速報で伝えた。
 地下鉄サリン事件について、英BBCは「治安の良さを誇りにしていた日本にショックを与えた」と伝えた。またAFP通信は「日本の首都機能を麻痺(まひ)させた。人々が空気を求めて地上>に出てくる姿はまるで戦場だった」と振り返った。
 一方で、死刑という手法には厳しいまなざしも向けられた。
 独シュピーゲル電子版は「日本は死刑を堅持する数少ない先進国だ」としたうえで、「アサハラの死は、支持者には殉教と映り、新たな指導者を生みかねない」とする専門家の声を紹介した。
 欧州連合(EU)加盟28カ国とアイスランド、ノルウェー、スイスは6日、今回の死刑執行を受けて「被害者やその家族には心から同情し、テロは厳しく非難するが、いかなる状況でも死刑執行には強く反対する。死刑は非人道的、残酷で犯罪の抑止効果もない」などとする共同声明を発表した。そのうえで「同じ価値観を持つ日本には、引き続き死刑制度の廃止を求めていく」とした。
 EUは死刑を「基本的人権の侵害」と位置づける。EUによると、欧州で死刑を執行しているのは、ベラルーシだけだ。死刑廃止はEU加盟の条件になっている。加盟交渉中のトルコのエルドアン大統領が2017年、死刑制度復活の可能性に言及したことで、関係が急激に悪化したこともある。
(中略)
 戦後最大規模の執行だった。戦前には、社会主義者が弾圧された「大逆(たいぎゃく)事件」で1911年に12人が執行された例はある。48年にはA級戦犯7人が絞首刑になったが、連合国の裁判による死刑だった。現行刑法のもと、法務省が執行を公表するようになった98年以降は4人が最多。刑場が一つという東京拘置所では、午前中だけで松本死刑囚ら3人が立て続けに執行されたことになる。
 朝日新聞デジタル 7/7(土) 5:00

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「白人サマが怒っておられる」とやっているが、それらの国でこんなテロがあれば、容疑者は現場で射殺もされる。あるいはあのサティアンへの突入作戦時にでも。彼らはAKのコピー銃などの武器を持っていたのだから。
 それほどの事件なのだ、彼らが起こしたものは。


 テレビをはじめとして、メディアではこの死刑執行に対して「真相がわからなくなる」をオウムのように繰り返す「識者」が山盛り状態になっている。お約束のように。
 いやはや、福島第一原子力発電所の事故で目の前にある事実を見ずに「事故の検証」と言っている者と被るこの層は、いつまでもそうやって踏ん張っていれば「飯が食える」のだからいいご身分である。
 彼らのいう「高学歴の若者がなぜあんなオカルトが~」というのなど、80年代後半から90年代中頃にかけて高校・大学生だった人間ならば「あの時代の空気」を知っているはずで、「そのこと自体は何の不思議もない」と理解できるはず。当時はノストラダムスの大予言などが流行り、言葉を作るならば「オカルトデカダンス的な空気」というものがあり、テレビでもそういう番組がよく流されていた。その中には今回死刑になった松本死刑囚を「ゲスト」として呼ぶようなものもあったのだ。
 あの時代「オカルト」は身近なものだった。そのこと自体を「なぜ魅かれたのか?」に結び付けてしまうのは、だからまるで意味がない。

 では「なぜ彼らは過激なテロ集団になってしまったのか」を言うのならば、なにも犯罪者を免責してまで「真相究明しなければ」ならないものでもない。それはまさに今目の前にある「事例」を見れば事足りる。

 オウム真理教の分析で名前を売った有田氏が、今では、

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 霞が関、永田町ではゴールデンウイークの連休前から、「オウム死刑囚の執行が近い」と話題になっていた。当時、事件を追ったジャーナリストの有田芳生参議院議員はこう疑問を呈する。
「国会でモリカケ疑惑の追及が激しくなった時期からオウム死刑囚らの死刑執行が話題になったので、これまで何度も法務省幹部らから状況を聞いたが、世論が沸騰するのは間違いなく、『強い法務大臣の下でないと難しい』などと話していた。だが、今朝、マスコミにリークして7人の死刑執行を敢行した。なぜ、このタイミングだったのか」
 立憲民主党など野党6党・会派は、森友学園をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題で、佐川宣寿前国税庁長官が3月の証人喚問で偽証にあたる証言をした可能性が高いとし、議院証言法違反容疑で告発すべきと主張していた。麻生太郎副総理兼財務相、安倍晋三首相の責任追及と併せて、森友問題を引き続き追及する構えだった。
「安倍内閣への不信任案の提出、IR法案の審議などで国会はこれから山場を迎える。日本代表の敗退でW杯もひと区切りとなり、国会での審議が注目される時期でもあった。しかし、今回のオウム死刑囚の死刑が執行で報道はそれ一色になり、国会での審議はほとんど報じられなくなる。死刑執行のタイミングには疑問を感じざるを得ない」(前出の有田議員)
(AERAdot.編集部・西岡千史、福井しほ、森下香枝)
 AERA dot. 07月06日 12:04配信「麻原彰晃らオウム死刑囚7人を死刑 『安倍疑惑潰し?タイミングに疑問』有田芳生氏」

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 それを使って政権叩きをするような人間になっている。

「死刑をリーク」とはなにを言っているのだろう? 死刑が行われたらそのことを発表するのは普通のことではないか。しかも「このタイミング」もなにも、上で引用した記事にあるように、執行命令書への署名は3日のこと。辻元国対が「気が済まない」と言い出す2日前のことである。こういう人間はいつでも何かを持ち出して「こんな時」という。

 この有田氏と一緒になって「安倍が公開処刑している!」とツイッターで吹き上がっている人間もいるようだが、それを言う相手は安倍総理ではなく、「死刑囚の顔に次々バツを貼っていったテレビ局」ではないのか?
 政策批判ならばともかく、彼らは「安倍総理個人」を罵りまくる。いったい自分が直接危害を加えられてもいない人間をあそこまで詰れる神経というのは、どういうものなのだろう?
 こういった、何かあるたびに安倍総理を口汚くののしる人間が「一山いくら」で現れたり、SEALDsのような「若者」が出てきたり。
 彼らが選挙で自民党候補が当選するたびに「不正選挙だ!」と騒ぐところなど、国政選挙で一人も当選者を出せずに騒いでいたオウム関係者とまったく同じである。

 毎日新聞の人間が、

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 <オウム死刑執行>病理は消えたのか 元社会部長・小川一

「松本智津夫」の名前が毎日新聞の紙面に初めて登場したのは1989年10月26日朝刊である。サンデー毎日のオウム真理教報道で名誉を傷つけられたと主張し毎日新聞社を提訴したと伝える記事だった。バブル真っ盛りの平成元年。社会に異様な姿をみせた教団はこの記事が出た9日後、坂本堤弁護士一家を殺害し、戦後50年の95年3月、地下鉄サリン事件を引き起こした。そ>して平成が終わろうとする中、「松本智津夫」は死刑となった。
 一連の事件を振り返る時、時代との因縁を思わざるを得ない。
「一人の詐欺師が教祖を名乗った戦後50年の悲劇」。強引な布教活動を報道で告発し教団から命を狙われた牧太郎・元サンデー毎日編集長は事件をこう総括した。一流大学の理系学生が超能力や空中浮揚を信じ込んだ現実に、当時の東京大学長も「なぜだ」と悲憤慷慨(こうがい)した。彼が詐欺師なら、何につけ込み、誰をだましたのか。
 日本の戦後は、豊かさが必ずしも幸せにはつながらないことを教えていた。人々を包む共同体は崩れ孤独を抱える人が増えた。そのすき間につけ込むように若者を呼び込み、教団という疑似共同体の中で化学兵器をつくらせ、ハルマゲドン(人類最終戦争)を自作自演し世界を変えようと自らの妄想を膨張させた。忘れてならないのは、その妄想は、実現寸前だったことだ。詐欺師の彼が狙ったのは若者の心だけではない。善意や良識、理性や知性を前提にした社会そのものではなかったか。
 90年、まだ「失跡」とされていた坂本弁護士一家事件の担当記者になった私は、逮捕前の彼に直接インタビューし、教団の会見では質問に立ち、逮捕後は公判を傍聴した。私の見た彼は冗談が好きなどこにでもいる男性だった。法廷でも笑いを取ろうとし悲惨な事件の審理にもかかわらず傍聴席で笑いも起きた。英語で陳述したこともあった。若者は気さくな人柄と信じたと思う。彼が詐欺師と呼ばれたゆえんでもある。
 地下鉄サリン事件の年、ウィンドウズ95が発売され、本格的なネット時代に突入する。私はそこにも時代との因縁を思わざるを得ない。誰もが瞬時に世界とつながり自由に発信できる情報革命。皮肉にもその環境が教団にも似た無数の閉じた共同体をつくり、妄想を増大させ、共同体の外には平気で罵詈(ばり)雑言を浴びせる事態を招いた。現実と仮想の境目を危うくするフェイクニュースもはびこっている。
 オウムの病理は消えてはいない。むしろ、形を変え威力を増して拡散しているのではないか。私はそんな危機感を持っている。
(毎日新聞グループホールディングス取締役、前編集編成担当)
 毎日新聞 07月06日 17:44

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 こんなことを書いているが、「オウムの病理」というならば、それは間違いなく今の左巻き団体の中に引き継がれている。
 彼が指摘する「危険性」はそのまま、「反対者の意見はブロック」して「身内に閉じこもる」彼らの姿そのもの。
 そしてこの小川氏も、「日本の戦後は、豊かさが必ずしも幸せにはつながらない」という「金持ちの道楽」で清貧を説く、まぎれもないその左巻きの一員である。

 それに気づかずに高説を述べられる、そのメンタリティを生む「カルト性」をこそ、分析していけばいい。


 本日のお宝。

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 300万円のやかん盗んだ疑い 無職男を逮捕、起訴 京都府警

 京都市中京区の金属工芸品店で3月、約300万円相当の純銀製のやかんが盗まれた事件で、京都府警中京署は3日、窃盗容疑で住居不定、無職、伊達昭也容疑者(79)を逮捕したと発表した。
 防犯カメラの映像などから容疑者が浮上。4月25日に逮捕、5月16日に常習累犯窃盗罪で起訴された。同署によると容疑を認めており、今月2日に神戸市内の容疑者の知人宅からやかんを押収した。
 逮捕容疑は3月13日午後5時40分ごろ、京都市中京区妙満寺前町の金属工芸品店、清課堂(せいかどう)で、店内に陳列されていた純銀製のやかん(販売価格308万円)を盗んだとしている。
 産経新聞 7/3(火) 19:22

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 三百万円のやかんってどんなのだろう? 産経も写真ぐらいつけてくれればいいのにと思っていたら、

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 純銀308万円のやかんを盗んだ疑い 79歳男を逮捕


(写真、朝日新聞デジタルより。盗まれて所在不明になっていた純銀のやかん=2018年7月3日、京都市中京区の清課堂、高橋豪氏撮影)

 308万円相当の純銀のやかんを盗んだとして、京都府警は3日、住所不定、無職伊達昭也(てるや)容疑者(79)を窃盗容疑で逮捕し、常習累犯窃盗の罪で起訴されたと発表した。2日に神戸市内の知人宅を家宅捜索し、やかんを発見。調べに対し、「間違いない」と容疑を認めているという。
 中京署によると、伊達容疑者は3月13日夕、京都市中京区の老舗金属工芸店「清課堂(せいかどう)」で、ショーウィンドーに飾られていたやかんを盗んだ疑いがある。防犯カメラ映像から容疑者が浮上。店にいたのは1分間ほどで、かばんに入れて立ち去ったという。
 店は江戸時代後期の1838(天保9)年創業。7代目の山中源兵衛(げんべえ)店主(48)によると、やかんは3日朝に店に戻ってきた。「売り飛ばされ、戻ってこないと諦めていた。大きな傷もなくてホッとしている」と話した。
 朝日新聞デジタル 7/3(火) 22:39

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 朝日新聞が付けてくれたよ。このあたりの取材力の差が、産経がメジャーになれない理由でもあるのだろうなぁ。

 まあ、それはそれとして、うん、見た感じは普通に大きめの南部鉄瓶だな。
 銀でこの大きさなら地金が300万円もしないから、細工代ということか。きっとあの突起が、銀だときちんと出すのが難しいとかそういうのがあるのだろう。
 溶かされず、また傷もつかずに戻ってきて。本当によかったよ。


 

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