「内部留保」なんて会計上には存在しないぞ | 偕楽園血圧日記
2018年06月30日(土)

「内部留保」なんて会計上には存在しないぞ

テーマ:報道

++++++++++++++++
 共産・小池氏「トヨタの内部留保、使い切るのに5千年」

■小池晃・共産党書記局長(発言録)
 史上空前の利益を上げている大企業への減税をやめれば、社会保障の財源ができる。大企業には十分体力はある。
 トヨタ自動車の3月期決算を見てみたら、子会社も含めて連結内部留保は約20兆円。毎日1千万円ずつ使っていくとする。想像できませんが、使い切るのに5480年かかる。縄文時代ぐらいから使い始めて、ようやく最近使い終わる。
 このお金を生かしたら、何ができるか。内部留保を賃上げに回す。正社員の雇用を増やす。そうすれば、トヨタの車はもっと売れるようになる。トヨタ自動車の未来を考えて、私は言っている。法人税の減税をやめて社会保障の財源に回せば、将来不安が取り除かれる。そういう人がトヨタの車を買うかもしれない。こういうのを、経済の好循環と言う。
 安倍さんの経済政策は破綻(はたん)が続いています。3本の矢、新3本の矢、合計6本も放って一つもまともに当たっていない。(川崎市内の演説会で)
 朝日新聞デジタル 6/30(土) 6:40

++++++++++++++++

 また共産党の人間がこんなバカなことを言っている。

 いいかげんに内部留保などというものは会計用語にはなく、そういう形で分類されるものではないということをきちんと勉強すればいいのに。そうすれば「内部留保を賃金に回せ」などという因果関係を無視した頓珍漢な言葉など出てこなくなり、恥をかかなくて済む。
 それでは彼らの基本政策である「金持ちからとってばらまく」につながらないからと目をそらしているのか。いや、ただの「アジテーションで庶民の不満を煽る共産主義革命」の手法に則って騒いでいるだけなのだろうな。トヨタが全社で一日にどれぐらいの経費を使っているのかすら知ろうともせず、根拠の良くわからない「毎日1千万円ずつ使っていくと」などと口にしているぐらいだから(ああ、それとも彼が考える「庶民の僻みを煽れる金額」が一千万円なのかな?)

 こんなことを言う人間は、自分で経済のことを語るスキルがないことを白状しているだけ。「国民を食わせられない政治家」ほどこの世にいらないものはない。


 経済といえば、

++++++++++++++++
 ホンダ アシモの開発をとりやめ 研究開発チームも解散

 大手自動車メーカーのホンダは、開発を続けていた2足歩行の人型ロボット「アシモ」の開発をとりやめていたことがわかりました。今後は介護支援などより実用的なロボット技術の開発に力を入れる方針です。
 アシモはホンダが開発した人型ロボットで、平成12年に発表された1号機は当時は高い技術が求められていた本格的な2足歩行をするとして注目されました。
 その後、平成23年まで7代にわたって改良型が発表されましたが、関係者によりますと、
ホンダは開発をすでにとりやめていて、研究開発のチームも解散したということです
 2足歩行の人型ロボットをめぐっては、ソフトバンクグループが買収したアメリカの「ボストン・ダイナミクス」が高い運動性能を持つロボットを発表するなど参入が相次ぎ、競争が激しくなっています。
 ホンダとしては、より実用的なロボット技術の開発に力を入れる方針で、今後は、アシモの開発で培った高度なバランス性能や、運動を制御する技術を応用し、転倒を防止する機能をもつバイクや、介護を支援する装着型のロボットの開発を進めていくとしています。
 NHKニュース 2018年6月28日 1時35分

++++++++++++++++

 NHKがこんなニュースをテレビで流していて驚いた。

 アシモはいってみれば技術研究のためのテストベッド。介護ロボを作るにしても、これがあるとないとでは開発スピードが違う。
 ホンダはそうやってF1から撤退してしまったがためにエンジン開発力が落ち、今政再参入してから苦労しているのに、なにをやっているのだか。民間企業だから目先のことしか見ないのか……と思っていたら、

++++++++++++++++
 「アシモは姿を変えて残り続ける」 ホンダ、ヒューマノイドロボの開発継続へ


(写真、ITmedia ビジネスオンラインより。「Hondaウエルカムプラザ青山」でデモを披露するASIMO(2016年撮影))

 本田技研工業(ホンダ)が2足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」の開発を取りやめ、研究チームも解散したと一部報道機関が6月28日報じた。今後は介護用など実用的なロボット開発に移行するという。
 報道を踏まえ、ホンダは同日、「アシモのような人に寄り添い、生活の質を向上させ、人の可能性を拡大するロボティクス研究に取り組んでいる」「ヒューマノイドロボットの研究は継続する」との声明文を発表したが、アシモの開発を続けるかどうかは明言を避けた。
 2000年の発表後、多くのファンに愛されたアシモは今後どうなるのか。ホンダは今後、どんなロボットをつくっていくのか。

●アシモの研究・開発は続けている
 ITmedia ビジネスオンラインの取材に対し、
ホンダは「ヒューマノイドロボット研究チームは解散していない。アシモも含めて研究・開発を続けている」(広報部、以下同)と回答。「昨日の報道は、関係者の話の一部のみを切り取ったものだろう」と説明する。
 ただ、「今後ホンダが、ヒューマノイドロボット研究をどんな形で世の中にアウトプットするかは検討次第」とし、「アシモの名前や姿が残る可能性もゼロではないが、違ったものになるかもしれない。手だけ、頭だけ、足だけなど、何らかの形に変わることもあり得る」という。
 研究成果の発表時期については「詳細は非公表」とした。
●アシモの技術を他製品に応用
 また今後は、「アシモが2本足でバランスを取る技術や周囲を認識する技術を、他の製品に応用することも視野に入れている。介護ロボに生かす可能性もある」という。
 具体的には、ライダーが乗っていなくてもバイクが自立する技術「Honda Riding Assist-e」、足が不自由な人をサポートする歩行訓練機器「Honda歩行アシスト」――などに応用する可能性があるとしている。
●アシモがいなくなることはない
 またホンダは現在、ショールーム「Hondaウエルカムプラザ青山」(東京・港区)や、「日本科学未来館」(東京・江東区)などでアシモがダンスなどを行うデモを披露している。デモはこれからも継続するのか。
 ホンダは「デモはPR活動・ロボット普及活動の一環であり、今後も毎日行う」と明言。「多くの人々に愛されてきたアシモは、当社の大切な資産やアイコンであり、研究の成果物。アシモが皆さんの前からいなくなることはない」と話している。
 ITmedia ビジネスオンライン 6/29(金) 17:21

++++++++++++++++

「アシモ開発チームは解散していない。『アシモ』という製品として完成させる方針を変えただけ」ということ。
 結果的にこのNHKのニュースは「誤報」ということになる。

 うん、「歩行サポート」というのはこれからもっと力を入れてもらいたいところだ。
 以前も少し触れたが、私には事故で下半身が動かなくなり、車椅子生活をしている身内がいる。
 まだ上半身は丈夫なので、屋内/屋外用の車椅子を使い分け、車であちこちに行くほど丈夫だが、これから年を取って腕の力が衰えて自力での車椅子の積み下ろしができなくなってしまうと、どうなってしまうか。
 こういう人が車椅子という「場所をとるものにいちいち乗り降りしないで移動できるよう「人工の脚」を作ってくれれば、大助かりだ。

(2009/04/01の記事、4月馬鹿(笑))で取り上げたように、ホンダでは脳波でロボットを動かす技術の研究も行っている。
 あの時点で90%の読み取り率のあったのだから、ここ十年のAIの進歩を考えれば、もうかなりのところで実用レベルに近いものができているのではないだろうか?
 外骨格型で歩行補助のできるデバイスの実現は、もう見えている。

 で、こういう研究資材などの資産がバランスシートに記されているもので、その内容を理解できない人間がいつしか「内部留保」と呼びだしたものの正体である。
 決して「社長室の金庫に積みあがっている札束で、幹部がその前で高級酒を飲んでニタニタしている」ようなものではないぞ、同志小池!


 というところで、本日の「技術」。

 ホンダは「自立式で転倒しないバイク」を目指しているというが、一方ではより能動的に、

++++++++++++++++
 これでバイクの転倒が無くなる!? プシュッ!とガス発射でバイクの横滑りを抑える新技術


(写真、くるまのニュースより。ガスアキュムレーターからガスが放出され車体を立て直す)

 横滑りを軽減するプロジェクトとは?
 オートバイは、濡れた落ち葉やオイル漏れ、砂利などが路面にある状況で、ライダーがコーナリング時に横方向の力を十分に制御できないと、車輪が横滑りし始めます。こうした状況に陥ると、ライダーは車体を立て直すことがほぼ不可能になってしまいます。
 このような状況下でライダーの安全性を保つためには、外部から横方向の力を加えることが理想的です。こうした考えを背景に、現在、ボッシュは横滑り軽減のための研究プロジェクトを進めています。
 どのようなプロジェクトかというと、まるで魔法の手が車両を支えるかのように二輪車の軌道を保ち、ライダーが二輪車から落下するリスクを大幅に低減させる技術の研究です。
 このシステムは、センサーが車輪の横滑りを検知し、それが一定の値を超えると、乗用車のエアバッグに使用されるタイプのガスアキュムレーター(ガスを充填する畜圧機)からガスが放出されます。放出されたガスはタンクアダプターに流れ込み、ノズルを通って一定の方向に送られます。この時に発生する逆推進力が、二輪車の軌道維持に寄与します。

 今回の横滑りを軽減する研究プロジェクトについてボッシュ広報部にお聞きしました。
――路面にオイルや落ち葉がある場合は、タイヤのグリップ力不足など不確定要素が非常に多いとは思いますが、様々な状況においてガスを放出して軌道維持をすることは実際可能なのでしょうか?
 この横滑り軽減技術の開発は先進的な研究プロジェクトであり、あらゆる路面状況でも有効に機能することを目指しています。
 ご指摘の通り、摩擦の大きさの違いを克服するために非常に高度な技術が求められますが、ボッシュは既にこのようなシステムが機能することを証明済みです。
――現段階での開発状況はどこまで進んでいるのでしょうか?
 現在は研究プロジェクトの状態ですが、市販できる技術となるよう、さらなる技術改良に注力しています。
(後略)
 くるまのニュース 6/14(木) 10:32

++++++++++++++++

 こんな技術を研究しているところもある。
 これはつまり、ガンダムでいうところの「姿勢制御バーニア」ではないか!(笑)
 ABSと同じで過剰なアシストはライダーの「リニア感」を損ねてしまうものになり、バイクの楽しさを半減させてしまうことにもなるが、実際にどこかの馬鹿車が路面にひいていったオイルの筋で転倒したことのある身としては、ちょっと期待もしてしまうな。


 もっとも、その時もオイルでグリップを失ったタイヤが乾いた面に移動することで突如グリップを取り戻してしまったことが転倒の要因になっていたから、路面状況に合わせたトラクションコントロールの方が有効かもしれない。
 タイヤの滑りよりもそちらの方が、「吹っ飛ぶ」からより恐ろしいよ(汗)。


 

statesgrowさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントする]

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス