民主主義国の国民は責任が重い | 偕楽園血圧日記
2018年06月10日(日)

民主主義国の国民は責任が重い

テーマ:報道

 昼に「戦場にかける橋」をやっていた。
 朝11時からとはずいぶん早い時間に放映するなぁ。知っていたら録画していたのに、そんな時間帯に映画をやっているとは知らなかったのでチェックができなかった。

 ところでこの映画、今の目で見ると「日本人への差別意識」が随所に見られるということは、以前にも書いた。
 例えば、映画では「日本人にはまともな橋など作れない」から「英国人に設計させた」た上、英国軍捕虜が「きちんと仕事をして木橋を造った」ことになっているし、この橋を破壊するために送り込まれたタスクフォースが立ち寄った村で、「日本人が恨まれている」とやったりとか。
 実際は、クワイ河橋梁は日本人によって作られた立派な鉄橋で、今でも地元では観光地になるほどしっかり残っているし、英国人捕虜は物資の運搬ぐらいのことしかできなかった。
 タスクフォースがタイとミャンマー(当時はビルマと呼ばれた)のどちらの村に行ったのかはわからないが、タイは数少ない日本と並んで大戦時に独立を保っていたアジアの国で友邦でもあったし、ミャンマーでは、いったいイギリス人がどんな「ひどいことをして恨まれている」か知らないとは言わせない。
 それでもこの映画が映画史に残る名作であることは間違いないし、テーマソングは我が国でも定番音楽の一つになっている。
 それが文芸作品というものである。

(2018/06/07の記事、言葉の責任は言葉で取るのが「表現の自由」)で取り上げたライトノベルのアニメ中止の騒動で、

 


 ここで指摘されているような「お前が嫌がりそうな話を上げておけば黙るだろう」という人間がいるのは、なんとも脱力ものである。

 擲弾兵さんも指摘されているように、自分が読みたかろう読みたくなかろうが、そんなことは「表現の自由」には関係ない。以前「はだしのゲンを出版停止にしろ!」と右が騒いだ時にも書いたように、表現の自由というのは「俺が嫌いなものを潰すための無敵の言葉」ではないのだ。

 この話では、

 


 外国から関係者への脅迫もあるというのに、まったく無神経に、



 こんなことをツイッターに書き込む人間も出てきているのだから、「目先の正義感」に捉われることほど危険なものはない。


 先日、大阪で五歳の幼児が虐待の末に亡くなったという痛ましい事件があった。
 その子供が残したとされる手紙がまた悲しいもので、それで義憤にかられたのだろう、

 


 元の住所の児童相談所に抗議の電話をかける人が多く出ていて、本来業務に支障が出ているという話がある。

 いったいなにをやっていいるのだろうか。
 児童相談所は行政の一部であり、その行政は議会によって作られる法律で運用される。そして議員を選ぶのは我々有権者なのだから、児童相談所にしっかりと仕事をさせたければ、我々がやることはそこに文句をつけることではなく、彼らがしっかり動ける法的裏付けをさせる議員を選ぶことではないか。
 ネットで指摘されているように、こういう問題に警察という「実行組織」が関与できるように法律を変えようとしたら、当時野党であった民主党(現・立民など多数)が反対してそれが盛り込まれなかった経緯がある。
だがその民主党は、自分たちが政権をとったら警察の介入どころではない「親権の強制停止」ができる法律を作ろうとした(2011/02/19の記事、「ルサンチマンを施策の底流に置いてはならない」参照)。
 つまり彼らも、児童相談所の権限強化の必要性は認めていたわけで。それなのにただ「自民党のいうことだから反対」して、虐待の疑いがある時に警察が乗り出せる強力な体制を造らせなかったということになる。
 この議員たちを国会に送ったのは、我々有権者である。
 その、自分たちの不覚を反省して次に生かすことこそ、「目先の正義感」で動くことが、なにより大切なことではないのか。
 この頃マスメディアや民共系野党は、安倍内閣が何かをすると脊髄反射的にバッシングをするという「目先主義」に走っているが、それがどれほど滑稽かつ醜悪か、冷静に見ればわかるだろう。


 ところで議員さん、(2010/08/16の記事、政治主導でセレブを満喫)で取り上げた、「無休で働かされている民生委員」のシステムをきちんと「仕事として成り立つ」ような形にしていこうという考えは、ありますか?
「給料を出すとそれを目当ての人が来てなんたら」などというくだらない性悪説などにいつまでもこだわっている時代ではありません。今はなににでも「プロ」が求められるのです。


 本日の「名物に旨いものあり」。

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 <防府>明治維新150年 名産ハモ使った「特製弁当」


(写真、毎日新聞より。防府市内のハモ料理人らが試作した「明治維新150年特製弁当」=山口県防府市で、脇山隆俊氏撮影)

 山口県防府市の名産ハモをPRする地元料理人グループ「はも塾」のメンバーが、ハモのフライや南蛮漬け入りの「明治維新150年特製弁当」を試作した。
 維新前夜、長州藩主が防府で英海軍提督をもてなした料理「富士はんぺん」を、三角形のはんぺんの“山頂”以外に青のりをあしらって再現。歴史ロマンも盛り込んだ。
 秋の維新関連イベント中の販売を目指して「オンリーワンに仕上げる」と中谷泰塾長(54)。体長2メートルにもなるハモのように、観光客の長い滞在を期待している。【脇山隆俊】
 毎日新聞 6/8(金) 19:07

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 鱧といったら近畿圏が主要な消費地だと思っていたが、山口の方でも食べるんだなぁ。
 北関東ではまるで見ないので、そのあたりはやはり昔からのつながりというものがあるのだろう。

 記事にある「富士はんぺん」というのも、鱧の料理なのだろうか? 食べてみたいなぁ。
 ただ、「鱧をPRするグループ」をいいながら、この写真のように車エビが一番目立って主役顔をしているのは、ちょっとまずいんじゃないのかな?


 

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