人を疑う前に自分の理解力を疑ったら? | 偕楽園血圧日記
2018年06月08日(金)

人を疑う前に自分の理解力を疑ったら?

テーマ:政治

 パソコン不調とか新ニュースとかで取り上げるのが遅れてしまったが、先週末「メモを否定した加計には補助金を出さないことも考える」といっていた愛媛県知事(2018/06/04の記事、「『ストーリー』にそって行政が歪められようとしている!」参照)、週が明けたとたんに、

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 愛媛知事、財政支援見直さず=加計学園向け約31億円

 愛媛県の中村時広知事は4日、学校法人「加計学園」の獣医学部(愛媛県今治市)新設をめぐり、県が負担する補助金の見直しについて「必要ないのではないか。この段階でそういったことを俎上(そじょう)に載せる考えはない」と述べ、財政支援を続ける考えを示した。
 県庁で記者団の質問に答えた。
 獣医学部の総事業費約186億円をめぐっては、県と市が半額の約93億円を学園に補助することになっており、県の負担分は約31億円。県は既に約14億円を市を通じて支出している。 
 時事通信 6/4(月) 20:01

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「見直しはいらない」と前言を翻した。

 何度も書いていることだが、いったいこの人はなんなのだろう?
 自分が報告されたことすらよく覚えていない文書を出してきて「公式なものだ」といってみたり「メモだ」といってみたり。そのたびにメディアが印象操作で大騒ぎし、国会の民共連合が追従して政治を停滞させる。
 今回前言を翻した陰には、「補助金を考え直す」といったことで抗議の山でも来たのだろうか?
「言われたものはみんな出した」といったことだし、「メモ」にも今問題にするようなことはないといったし、マスコミなどの「論点そらし」の筋が一つ減るので、彼にはここでフェードアウトしてもらった方が世のためだろう。

 ついでに、

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 加計側説明「やっぱりおかしい」=小泉氏、特別委設置を提案

 自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は6日の党会合で、加計学園が安倍晋三首相と学園の加計孝太郎理事長の面会はなく、愛媛県に誤った情報を与えたと説明したことについて、「やっぱりおかしい。どう考えたって愛媛県にうそをついているのはおかしい」と疑問を呈した。
 真相解明のため国会に特別委員会を設置することも提案した。
 会合では、野党から「党利党略」と批判の出ている、定数を増やす党の参院選挙制度改革案が了承された。小泉氏は「森友・加計問題で結論が出せない中、こういったことにはしっかり結論を出す。国民をなめてはいけない」とくぎを刺した。
 強い発信力で一定の影響力を持つ小泉氏の発言は、政府・与党が問題の幕引きを急ぐ中で波紋を広げそうだ。 
 時事通信 6/6(水) 18:51


 「加計孝太郎理事長はふさわしいことをやって」自民・石破茂元幹事長が説明要求

 自民党の石破茂元幹事長は7日、自身が会長を務める石破派の会合で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐる議論が続き国会審議が停滞している状況を念頭に「(同学園の)加計孝太郎理事長はふさわしいことをやっていただきたい。それが日本のためだ」と述べ、疑惑解明のため加計氏に公の場で説明する責任があるとの考えを示した。
 石破氏は「北朝鮮情勢や成長戦略など議論しなければいけないことはいっぱいある。それが加計問題で進展しないという状況を一刻も早く打開しないといけない」とも語った。
 4日に財務省が公表した学校法人「森友学園」をめぐる決裁文書改竄(かいざん)や交渉記録廃棄に関する調査報告書の内容についても「すとんと落ちない人はいっぱいいると思う。うやむやに終わらせることは決してわが党の支持を高めることにはならない」と述べた。
 産経新聞 6/7(木) 14:04


 国民・大塚氏「おかしさ、追及を」 加計学園の回答に

■大塚耕平・国民民主党共同代表(発言録)
 加計学園について、「(安倍晋三首相と学園理事長との)面会がなかったということを証明をする資料は破棄したかもしれない」という(参院予算委員会に回答した学園の)コメント。このおかしさを、ぜひ追及してください。
 面会が本当になかったなら、それに関する資料はないはずだ。面会がなかったということを証明する資料を破棄したかもしれないというのは、面会があったということが示唆されている資料を破棄したといっていることと同義だ。
 全く奇々怪々な国会だが、残された会期も追及の手を緩めることなく、その他の政策課題も全力を尽くしていただきたい。(党会合で)
 朝日新聞デジタル 6/8(金) 11:48

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 周回遅れでまだ「メモ」にしがみついているこのあたりの人間も引き連れていって。

 何度も書いているように、加計学園の「認可申請」の話は、(2018/04/13の記事、嘘は百回ついても嘘 難癖は百回つけても難癖)でリンクを張った(首相官邸 内閣府国家戦略特区 今治市 分科会)にあるように、2016年9月21日の第一回分科会から始まる話である。その一年半以上も前に総理と理事長が会って「獣医学部作りたいんだ」「いいね」とやったからといって、なんの問題になるだろう。
 柳瀬氏の会見も、「構造改革特区では話が全く進まないのです」「ならば今度「官庁側が明確に反論をしない限り認める方向で進める「国家戦略特区」というのが総理肝いりで始まるから、それに応募してみたらどうですか?」とやったもので、何が問題になるというのか。
「愛媛県に誤った情報がどうの」といい「おかしい」と小泉議員はいうが、そんな話は愛媛県の中でやればいい話で、国会でわざわざ特別委員会など作る筋のものではない。そして愛媛県知事は、はじめに取り上げたように「問題視しない」といっているのだから、この話はここで終わりである。
「ふさわしいことをやって」と石破氏は加計理事長に求めるが、理事長がやるべき「ふさわしいこと」とは開学した学校をきちんと運営していくことで、認可申請に直接関係のないことでマスコミや野党に「燃料投下」をしに出てくることではない。
 そもそも彼は「石破4条件」とよばれる獣医師会からも褒められた「獣医学部を作らせないためのハードル」を作らせたことを説明するという「ふさわしいこと」をやり残しているではないか。その説明義務を果たさず、人に対して「正論ぽい詭弁」など吐いていられる立場ではない。
 大塚国民党共同代表に至っては、もはや「揚げ足取りここに極まれり」。
 ここで学園がいう「面会がなかったということを証明をする資料」というのは、「その日の理事長の行動記録」のようなものだと考えるのが普通なのではないか? いわゆるアリバイ証明で、「その日理事長は東京にいなかった」ことを証明する資料がない、ということで。
 ならば「証明はできないのだな」という話をするのならばまだしも、言葉だけを切り取って「資料を破棄したということは会ったことを示す資料があったということだ」とは。
(2018/05/29の記事、報道と議員は「文章の意味が取れない人」が一番就いてはいけない職業じゃないのか?)で文章理解力が落ちているということを書いたが、その典型のような人間が野党の一政党の代表をやっているというのだから、なんと背筋が寒くなる話だろう。

 永田町では、

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 公明・井上幹事長「加計理事長が説明責任を果たせ」

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、公明党の井上義久幹事長は8日の記者会見で「当事者が説明責任を果たすことが国民の理解を得る意味で必要ではないか」と述べ、同学園の加計孝太郎理事長自らが公の場で説明する必要があるとの認識を示した。一連の問題で加計氏は一度も記者会見を開いていない。
 愛媛県の文書には、安倍晋三首相と加計氏の面会が書かれていた。学園側は面会の事実を否定し、架空の話を愛媛県と同県今治市に伝えたと説明している。井上氏は「加計学園は教育機関であり、(加計氏は)その責任者だ。獣医学部もスタートし、学生もいる」とも指摘。教育機関として説明責任を果たすべきだとの考えを示した。
 また、この問題をめぐり自民党の小泉進次郎・筆頭副幹事長が特別委員会設置の必要性を訴えたことについては、「筆頭副幹事長ですから、自民党としてしっかり結論を出して欲しい」と要望した。
 朝日新聞デジタル 6/8(金) 11:59

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 公明党の幹事長までがこんなことを言っているが、上でも書いたように愛媛県のメモにあった総理と理事長の会談の話など、今治市の特区申請には何の関係もない話である。
 上でリンクを張った国家戦略特区の資料を、面倒くさいだろうが開いてみてほしい。愛媛県の名前がほとんど見当たらないことに気が付くだろう。
 それも当然。この国家戦略特区の申請は今治市が主体になって行っているもので、構造改革特区の時と違って愛媛県は直接関与していないのだ。そして、この審査の中で、加計学園は文科省に「設置認可の申請を受け付けてもらえる」ことを得た。メディアの印象操作に騙されている人も多いのではないかと思うが、「獣医学部新設の認可を受けた」のではないのだ。

 愛媛県は直接関係もしていない「認可申請」の話をする国家戦略特区のことで「愛媛県の文書がどうの」といっているのだから、どれだけおかしな話で騒いでいるのか。
 まったく。「加計理事長出てこい!」と騒いでいる人間たちの知能を疑う。


 本日の絵画。

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 京都の真珠庵に6人の手による独創的な襖絵ずらり


(写真、産経新聞より。山賀博之さんが手がけた襖絵は「地球ではない惑星」が舞台だ=京都市北区の大徳寺真珠庵(寺口純平氏撮影))

 とんちで有名な一休宗純禅師ゆかりの大徳寺の塔頭(たっちゅう)・真珠庵(京都市北区)で、約400年ぶりに新調される襖絵。長谷川等伯らの襖絵(重要文化財)に代わり、「釣りバカ日誌」で知られる漫画家、北見けんいちさんら6人が描いた作品は、それぞれ現代的で独創性にあふれている。
 江戸前期に建てられた方丈(本堂、重文)の中央に広がるのは、北見さんが与論島(鹿児島県)の風景を描いた「楽園」。カラフルなタッチで現世や楽園、浄土を表現した。
 方丈東側の部屋は、視界に飛び込んでくるウミネコが印象的だ。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」制作会社代表の山賀博之さん(56)が、「かろうじて生きている」のテーマで海の荒波とウミネコ、戦闘機などを墨絵で描いた。
 舞台は山賀さんが構想中のアニメに登場する「地球ではない惑星」。昨年9月から下絵の制作に取り組み、真珠庵に寝泊まりしながら今年2月に完成させた。山賀さんは「タイトルの通り、みんなかろうじて生きている。一生懸命生きようという思いを込めた」と話している。
 方丈西側にはゲーム「ファイナルファンタジー」のアートディレクターを務めた上国料(かみこくりょう)勇さん(47)が浄土をイメージし、観音菩薩などを手掛けた。描いた神仏は全てモデルを使って表現。観音の両脇に描かれた風神、雷神は、モデルとして人気グループ「EXILE(エグザイル)」メンバーを 真珠庵に招き、躍動感あふれる姿を描いた。
 また、制作途中という美術家の山口和也さん(46)は、特製花火を用い神秘的な世界を紡ぎ出す。夜明け前に座禅した際に、闇の中に感じた粒子の輝きをイメージ。自ら漉(す)いた和紙に墨と箔(はく)を重ねて、最後に顔料を入れた花火をはじけさせるという。山口さんは「瞬間のかなたにある永遠性を表現する 作品にしたい」と語っている。
 作品は9月1日から特別公開される予定。(池田祥子)
 産経新聞 6/7(木) 12:59

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 寺社の襖絵にジェット戦闘機が描かれているのはシュールだなぁ。
 さすが一休禅師所縁の寺。ただ「昔のものにこだわる」だけではない斬新な精神がある。

 この戦闘機を「ここに出していただこう」などという人は、さすがにいないか(笑)。

 

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