「ストーリー」にそって行政が歪められようとしている! | 偕楽園血圧日記
2018年06月04日(月)

「ストーリー」にそって行政が歪められようとしている!

テーマ:政治

(2018/05/22の記事、嘘つきはお前たちだろうが!(怒))で取り上げた、「愛媛県がいきなり出してきたメモ」にあった「2015年2月25日に加計理事長と安倍総理が会って、獣医学に『いいね』といわれた」という話、

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 加計事務局長、首相との面会発言「その場の雰囲気で」


(写真、朝日新聞デジタルより。愛媛県庁を訪れ謝罪する加計学園の渡辺良人事務局長(右から2人目)ら=2018年5月31日午前11時5分、松山市、前田智氏撮影)

 愛媛県今治市への獣医学部新設をめぐり学校法人「加計(かけ)学園」の加計孝太郎理事長が安倍晋三首相と面会したと県の文書に記されている問題で、学園の渡辺良人事務局長が31日、松山市の県庁を訪れ、「県と市に誤った情報を与えた」とのコメントを出したことについて謝罪した。記者団の取材にも応じ、面会の発言は「たぶん自分が言ったのだろうと思う」と話した。
 中村時広知事が台湾出張のため、西本牧史・企画振興部長が対応した。面談は冒頭だけ報道陣に公開され、渡辺事務局長は「愛媛県に対し多大なご迷惑をおかけした」と謝罪。西本部長は「非常に重大な内容で、事前に県に連絡がなかったのは残念」と述べた。
(中略)
 渡辺氏は記者団に、首相と加計氏が面会したという県との打ち合わせ時の発言について「(参加した)あのメンバーならぼくしかいない」と説明。「その場の雰囲気で、ふと思ったことを言った」「十数年来煮詰めてきた獣医学部がなくなるのは、しのびがたい思いがあった」と話した。「うそというか、そういう思いをもって説明したんだと思う」とも述べ、15分ほどで質問を打ち切り、退室した。
(後略)
 朝日新聞デジタル 5/31(木) 11:48

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「それを言った」という人物が出てきて、「内容は適当だった」と証言した。

(2017/06/19の記事、「報道しない自由」に騙されない!)でも書いたように、今治市と加計学園は福田内閣の時代から獣医学部を作ろうと特区申請をしており、安倍総理も「加計理事長から獣医学部のある大学を作りたいということは、いつかは覚えていないが聞いたことがある」と国会答弁で認めている話なので、ここで問題にするとすれば「日にちを言った」というところだが……そこのところは「聞いた」という側の人間の言葉が出てこないので安易に判断をするものではない

 だというのに、

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 立憲民主・枝野氏「あの言い訳は嘘だ」 安倍首相と加計氏の面会で

 立憲民主党の枝野幸男代表は31日の記者会見で、学校法人「加計学園」の事務局長が愛媛県を訪れ、安倍晋三首相と加計孝太郎理事長が平成27年2月に面会したと伝えていたのは虚偽だったと謝罪したことについて「つじつまが合わない。どう考えてもあの言い訳は嘘だ」と述べ、安倍首相と加計氏の面会は事実だとの認識を示した。
 枝野氏は「常識に照らせば(事務局長は)解雇されてもおかしくない。(面会が虚偽だったということが)嘘だから安倍首相も怒れないし、加計理事長もけしからんといえない」と述べた。
 産経新聞 5/31(木) 19:13


 渡辺氏の一方的な主張であり、首相と加計氏との面会が虚偽だとする証明にはならない。立憲民主党の枝野幸男代表は会見で、「渡辺氏はヘラヘラ笑いながら(取材に)答えていた。あの対応を見る限り、『うそをついた』と言っていること自体がうそだと思う」と指摘。「もし本当にうそを伝えたなら、常識的に解雇でもおかしくない。総理からも『けしからん』という発信がなければならない」とも指摘。首相の抗議や加計氏による解雇処分などがない現状を踏まえると、「渡辺氏の言い訳はうそだ」との認識を訴えた。
 日刊スポーツ 6/1(金) 9:58配信「加計が愛媛に謝罪も枝野代表『ヘラヘラ笑っていた』」より

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 と、とんでもない印象論で「俺が嘘だと思っているのだから嘘だ」という人間がいる。しかもこれが弁護士の資格を持っているというのだから、恐ろしい。

 こういう人間たちが、「とにかく安倍が嘘をついている」としたいがために、「国家戦略特区の話」と「それ以前の蹴られていた特区の話」をごちゃまぜにし、(2018/05/22の記事、嘘つきはお前たちだろうが!(怒))で引用した共産党の小池議員のように、「安倍総理大臣の進退に関わる重大な文書だ。文書を見ると、安倍総理大臣と学園の加計孝太郎理事長の会談がすべてのスタート台で、安倍総理大臣が『いいね』と答えたことで、すべての話が始まった。『加計ありき』どころか『安倍ありき』だ。国会で虚偽答弁を続けてきた安倍総理大臣の責任は極めて重大で、解明なしでは何も進まない」(「愛媛県新文書 “3年前 加計氏が安倍首相に獣医学部構想説明”」NHKニュース 5月21日 19時25分配信)のような、この話は2007年から続いているものだという事実を無視して「ストーリー」を作り、騒ぎ立てているのだから馬鹿らしい……のだが、なぜかそのあたりの事情をよく知っている愛媛県が、いきなり、

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 加計補助金14億返還請求も 愛媛県、学園に不信感

 学校法人「加計学園」が愛媛県今治市に新設した獣医学部を巡り、県が5月末に支出した学園向けの補助金約14億円について、中村時広知事は2日、「おかしなことになれば、返還を求める権利は担保されている」と述べた。県関係者によると、県は、学園への不信感から支出前に凍結を一時検討したが、学園が県に謝罪したことを受け支払っていた。
 中村知事はまた、今後支出を予定している補助金の見直しについても「行方次第では、一般的にあり得る」と語った。松山空港で記者団の取材に答えた。
 共同通信 06月02日 23:21


 加計巡る財政支援の見直し「ありうる」 愛媛知事が言及

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部(愛媛県今治市)の新設をめぐり、県の文書に記載がある同学園の加計孝太郎理事長と安倍晋三首相の面会について誤った情報を与えたとして、学園側が謝罪した問題で、愛媛県の中村時広知事は2日、学園に建設補助金を出す今治市への財政支援について、「(見直しの検討は)一般的にはありうる」との考えを示した。
 出張先の台湾から帰国後、松山市の松山空港で報道陣の取材に応じた。
 獣医学部設置に関連し、県は学園に建設補助金を出す今治市に3年間で約31億円を補助する。すでに約14億円が支払われた。知事の発言は、県としての支援を見直す可能性に触れたものだ。
 学園は5月26日、「実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出した」とのファクスを県への説明なしに報道各社に送付。同31日に学園の常務理事でもある渡辺良人事務局長が県庁を訪れ、県幹部に謝罪した。これについて、知事は「(学園の)ナンバー2が虚偽の話をしたということなら、最高責任者が公に説明するのが当然のこと」と述べ、理事長の説明が必要との認識を示した。
 さらに知事は、最近になって財政支援の妥当性について県内部で議論したことを明らかにした。謝罪を受けた県幹部からの報告などを踏まえ、一連の経過が検証されるなかで、「おかしなことがあった場合は、当然(今年度支出分の)返還を請求する権利は担保する」とも述べた。(大川洋輔)
 朝日新聞デジタル 6/2(土) 21:59

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 こんなことを言い出すというのは、何を考えているのだろうか。

 上でも書いたように、今治市や愛媛県と加計学園のタッグは、「反安倍」勢が騒いでいる2015年のこと以前から続いているもの。(2017/06/19の記事、「報道しない自由」に騙されない!)で引用した産経の記事にあるように、中村氏の前任者が「(2010年の宮崎の口蹄疫騒ぎの時に)苦労したから、なおさら獣医師を自前で養成したかった。日大にも声をかけたがいい答えは返ってこなかった」というように「うちには加計しかなかった」状態で進めてきたもの。
 その過程を知っているはずの愛媛県の現知事が、自分が報告を受けたことすら覚えていないような「メモ」で新聞が、

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 加計学園の面会、架空なら矛盾 愛媛知事「説明不足」

 学校法人「加計(かけ)学園」の愛媛県今治市への獣医学部新設で、県文書に書かれた加計孝太郎理事長と安倍晋三首相との面会は、実際はなかった――。学園のそんな説明に県が不信感を強めている。事務方トップの謝罪にも中村時広知事は1日、説明不足との認識を示した。面会がないとつじつまが合わない県文書の記載は複数ある。約31億円を投じる県は「最高責任者」の説明を>求めていく構えだ。

 発端は、愛媛県が5月21日に参議院に提出した文書だ。そのうちの2015年3月3日の県と学園との打ち合わせ内容を記したメモには、学部新設をめぐって15年2月25日に首相と加計氏が面会した、という学園の報告が記されていた。
 提出翌日の22日、国会で過去の答弁との整合性を問われた安倍首相は面会を否定した。学園は4日後、「実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えた」と釈明するファクスを報道各社に送った。
(中略)
 台湾出張中の知事に代わって応対した県幹部によると、渡辺氏は間違いが「理事長と首相の面会」の部分だけと説明した。だが、面会は県文書に複数登場し、実際に面会がなかったのなら成り立たなくなる記述もある。
 例えば渡辺氏の「面会発言」があったとされる15年3月3日のメモ。そこには県と学園の打ち合わせが「理事長と首相との面談結果等について報告したい」という学園の申し出で開催されたと記されている。面会がなかったなら、開催理由そのものが虚偽だったことになる。
 また同月15日の市と学園との協議内容を記した文書には「面会を受け、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)から資料提出の指示」「理事長と総理との面会時の学園提供資料」と、面会があったことが前提の記述がある。この文書には文部科学省が専門家に意見照会した、とも書かれており、文科省はこの時期に照会したことを認めている。
 県庁での渡辺氏の説明では、これらの矛盾は解消しない。台湾で1日、朝日新聞などの取材に応じた中村知事は「県議会や県民の納得を得られるものではない」と批判した。
 朝日新聞デジタル 6/2(土) 5:05

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 文書が出された時にはいっていなかった後出しの「関連した行事がどうの」という話で騒ぐのに乗ってしまうのは、軽率のそしりを逃れられない。
 なぜ中村知事は、こういう話をする前に「その文書に載っていることで自分たちの県はどう動いたか」の検証をしないのだろうか。「それがどこまで施策に影響したか」がまるで分らない(個人的には、知事自身が分からないような話にどれほどの意味があるのかと思う)まま、いきなり「補助金を返してもらうかも」などというなど、その方が「学園が不信感」を抱くようになるのではないのか。(ちなみにこの昨月末に文書が出された時は言っていなかった「矛盾する記載」の話、他紙が追従しないのはなぜだろう?)

 もしこれで加計学園が「そんなところでは学校運営などできない」と獣医学部を他府県に移設し、愛媛県に「愛媛開学と移設に対する損害賠償」を請求してきたら、中村知事はどう答えるのだろうか。
(2018/04/13の記事、嘘は百回ついても嘘 難癖は百回つけても難癖)で取り上げた、学生向けマンションが続々立ち、街に活気が戻ってきている今治市も、そんなことになったらこの中村知事に対してどう動くだろうか。
 同エントリーでも書いたように、「国家戦略特区」は「総理の一存」で物が決まる仕組みにはなっていない。決めるのは委員であり、むしろ総理はただその会議が属するだけの存在となっている。
 その国家戦略特区に今治が手を上げる前のことで「嘘つき嘘つき」と騒ぐことに、どれほどの正当性があるのか。

 民共連合はただ「安倍に不信感を持たせ、支持率を下げたい」でやってイメだけだが、それに乗って実害を生み出すようなことをするなど、まったくとんでもないことである。


 おまけ。

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 「加計さんが記者会見するのも一つ」自民・政調会長代理

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、自民党の田村憲久・政調会長代理は3日、NHKの討論番組で「加計さんが記者会見をするのも一つではないか」と述べ、加計孝太郎理事長の記者会見の必要性について言及した。一連の問題で、加計氏は一度も記者会見を開いていない。
 愛媛県の文書には安倍晋三首相と加計氏の面会が書かれていた。これに対し、学園側は実際はなかったと主張しており、中村時広・愛媛県知事は「最高責任者が公に説明するのが当然のこと」と求めている。
 田村氏は、森友学園との国有地取引に関する公文書改ざん問題についても「麻生(太郎・財務)大臣の責任は重いと思う」と指摘。「一定の責任の取り方をしていただきたい」と述べ、麻生氏がけじめをつけるべきだとの考えを示した。
 一方、自民党の石破茂元幹事長は3日、鳥取市内で記者団に、安倍政権の現状について「(内閣)支持率は不支持を下回っている。総理の言うことに信頼がおけるかということに相当多くの国民が信頼できないと言っている。この状況が良くないことはみんな分かっている」と厳しく批判。政治不信の解消のため、党内での活発な議論が必要との認識も示した。
 これに先立つ講演で、石破氏は「間違っていることを間違っていると言うのは批判があるが、誰もそれを言わないと世の中の進歩につながらない」と述べた。(星野典久、岩尾真宏)
 朝日新聞デジタル 6/3(日) 15:27

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 新聞が騒ぐからとすぐこういうことを言ってしまうあたり、自民党のダメなところだ。
 先日も書いた党首討論がどう報道されたかをみれば、加計理事長が出てきて話をしたところでどういう目にあわされるかがわかるだろう。
 昨日取り上げた玉木国民党共同代表の「すっきりする」ためのバッシング対象にする「生贄」として一民間人を引っ張り出すなど、国会議員が口にしていい話ではない。

 そして石破氏も相変わらず。
 彼は「正論を言う」といわれる。なるほど「間違っていることを間違っているというのは云々」は正論に聞こえるが、その「間違っている」という大前提が「間違っている」、すなわち「ただ揚げ足取りと濡れ衣で騒いでいる」ものである時にこういうことを言うのは、その「揚げ足取り」をして「濡れ衣」を着せている側に味方する「詭弁」になるということを理解するべきだ。
 いや、彼は十分理解してそういう「詭弁」を口にしている節があるので、なおさらたちが悪い。
 だから「後ろから見たかを撃っている」といわれるのだ。


 本日の免許皆伝。

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 褒美は純金の手裏剣じゃ! 伊賀流手裏剣打選手権 受け付けスタート 来年3月に本戦


(写真、産経新聞より。優勝者に贈られる純金製手裏剣(左)と2位の純銀製手裏剣=伊賀市)

 手裏剣の技と忍者らしい所作を競う「第10回伊賀流手裏剣打選手権大会」(伊賀上野観光協会主催)の参加申し込み受け付けが始まった。9〜12月に全国7会場で予選、来年3月に伊賀流忍者博物館で本選が行われ、優勝者には純金製手裏剣が贈られる。
 男性は6メートル、女性は5メートル離れた的に手裏剣を5枚投げる。的中点のほか所作や礼儀作法も審査。1位には純金製、2位には純銀製、3位には銅製の手裏剣が贈られる。前回は240人が参加し、ブラジル出身男性が優勝した。
 参加資格は中学生以上、定員は各会場先着50人。全予選終了時の上位40位までが本選に出場する。参加費は千円(保険料込み)。
 予選の日程と会場は次の通り。
 9月2日=あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)▽同9日=犬山忍術道場(愛知県犬山市)▽10月14日=肥前夢街道(佐賀県嬉野市)▽11月4日=上田市立博物館前(長野県上田市)▽12月2日=伊賀流忍者道場(京都市下京区)▽同9日=うえせん白鳳プラザ(伊賀市上野東町)▽同16日=三重テラス (東京都中央区)。
 申し込み、問い合わせは伊賀流忍者博物館(電話 0595・23・0311)。
 産経新聞 06月03日 16:24

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 う~ん。手裏剣術大会の優勝商品ならば「忍術の秘伝書」とかの方が「らしい」のではないかと思うのだが。外国人も参加するものなので「金・銀・銅」の方が「わかりやすい」のかなぁ。

 忍術の呪文などが書かれた巻物ならば、逆に受けるんじゃないかなぁ。
 

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