デマで社会不安を煽る「公共放送」って? | 偕楽園血圧日記
2018年03月06日(火)

デマで社会不安を煽る「公共放送」って?

テーマ:報道

 NHKをつけていたら、「福島の森がどうたら」という番組の宣伝をやっていた。
「何が起こっているか」というような煽る内容の太い声のナレーションが流れていたのでまた「悲しいピアノの旋律に乗せて悲惨さを語る」系の番組になるのだろう。
 まったくいい加減にしてほしい

 昨年11月の(2017/11/27の記事、福島の事故は3月12日だ!)で取り上げた記事に続き、同局では今月はじめにもまた、

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 原発事故 甲状腺がんの子ども再発 民間団体が検証訴え

 東京電力福島第一原発の事故のあと、甲状腺がんと診断された子どものうち8人ががんを再発していたことを受け、調査を行った民間の基金が会見し、専門家でつくる福島県の検討委員会で再発の状況を詳しく検証するべきだと訴えました。
 民間の基金「3・11甲状腺がん子ども基金」が原発事故後に甲状腺がんやがんの疑いと診断され、支援している子どものうち、福島県内に住んでいた84人について術後の経過を調べたところ、9.5%にあたる8人ががんを再発して、甲状腺を摘出などの再手術を受けていたことがわかっています。
 1日、基金が東京都内で記者会見し、8人は事故当時6歳から15歳で、同局では今月はじめ、最初の手術から最も早い人で1年後、平均すると2年4か月後と短い期間でがんを再発していることを明らかにしました。そのうえで、基金は福島県の検討委員会では、再発について議論が行われていないとして、再発の状況を詳しく検証するべきだと訴えました。
 基金の崎山比早子代表理事は「事故の影響を考えるためには今の検査を維持するとともに、再発のデータを検証して議論することが大切だ」と話しています。
(被害意識煽りのための相談窓口広報部分、略)
 NHKニュース&スポーツ 03月01日 17:27

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 こんな団体の話を二日続けてニュースにしていたが、こんないい加減な団体をこれほど続けてニュースで取り上げるなど、放送倫理が問われる。

 そもそも初めは「放射性ヨウ素で甲状腺癌が」という話であったものが、すでに半減期を大きく過ぎた(放射性ヨウ素の半減期は七日である)この時期に「再発」といっている時点で「福島の子供の甲状腺癌は原子力発電所の事故とは関係ない」ことが分かるというのに、まだ「福島」「福島」。上記エントリーで書いたように、国際機関から「過剰検査で健康被害が出ないような遅効性のものまで発見し、ストレスをためる元になっている」と指摘されているもので騒ぎ立てる。
 NHKが伝えるべきなのは、こんな団体の活動報告ではなく、(首相官邸「東電福島第一原発事故に関するUNSCEAR報告について」)「報告 子どもの放射線被ばくの影響と今後の課題」の方ではないのか?

 
 昨年十一月に、民間シンクタンクが東京五輪を控えて都民の意識調査をしたところ、

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 放射線理解進まず 国主導の対策急務 三菱総研の都民調査

 民間シンクタンクの三菱総合研究所が東京都民千人を対象に実施したアンケートで、東京電力福島第一原発事故に伴う放射線被ばくで福島県民に健康障害が「起きる可能性がある」と考える人が半数に上った。同様の県民調査の約1・5倍で、国連機関が原発事故による健康影響を否定しているにもかかわらず、福島県外で理解が進んでいない実態が浮き彫りとなった。専門家は偏見や差別につながりかねないとして国主導で放射線教育や風評対策を強化するよう求めている。

 三菱総研は「復興五輪」を掲げる2020年東京五輪・パラリンピックを前に、復興状況に関する都民の認識や放射線への意識を把握しようと8月にインターネットでアンケートを実施。都内在住の人のうち、全ての設問に答えた20~69歳の男女計千人(男女各500人)の回答を分析した。
 現在の放射線被ばくで県民に後年、がん発症などの健康障害がどの程度起こるかを尋ねたところ、可能性は「非常に高い」「高い」との回答が計53・5%に上った。子や孫ら次世代以降の県民に影響が起こる可能性については「非常に高い」「高い」が計49・8%だった。 
 一方、福島県が実施した県民健康調査(10月公表)では、同じ質問に対する福島県民の回答は、後年に生じる健康障害の可能性が「非常に高い」「高い」は計32・8%、将来世代に影響する可能性は「非常に高い」「高い」が37・6%だった。事故直後の同調査では福島県民の6割近くが健康影響を不安視していた。理解を深めている人が増えている福島県内では大きく減少したが、都民との意識の差は1・5倍前後となっている。
 放射線の影響を研究する国連放射線影響科学委員会(UNSCEAR)は2013(平成25)年に公表した報告書で、福島第一原発事故の健康影響について、「福島県内で被ばくによる死亡や深刻な病気の報告はなく、今後のがん発生率に明確な変化、被ばくによるがんの増加も予想されない」と結論付け、昨年の改訂版でも見解を維持した。
 しかし、三菱総研の調査結果からは、事故から6年8カ月が過ぎた今なお、こうした科学的な評価が都内では浸透していない現状がうかがえる。担当者は「過半数が現在の世代だけでなく次世代にも影響があると考えている現状では、福島県民への誤った先入観や偏見を生み出す可能性がある」と指摘。理解が進まないまま東京五輪を迎えると、訪日外国人にも誤解が伝わる恐れがあるとしている。  福島県の宇佐見明良風評・風化対策監兼知事公室長は調査結果を受け「福島に対するイメージが更新されておらず非常に残念」とした。その上で、復興庁が年内に取りまとめる風評払拭(ふっしょく)やリスクコミュニケーションの強化戦略に基づき、国と連携し実効性ある対応を講じていく考えを示した。
■偏見や差別の恐れ
 福島県で放射線の健康影響の研究、支援を続けている物理学者の早野龍五東京大名誉教授の話 福島の印象は原発事故直後の衝撃的な映像のまま固定化されてしまっている。今回の調査結果は、福島県内の子どもが結婚する年頃を迎えた時にいわれのない偏見や差別を受けかねない素地があることを示している。状況を変えるのは容易ではないが、国主導で放射線の正しい知識や科学的知>見を粘り強く示し続けていくしかない。
 福島民報 2017/11/21(火) 10:08

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 半数近くの人が「癌になる」「遺伝する」と答えたという。

 この「遺伝する」の方は、広島や長崎の被爆者や被爆二世たちが戦後ずっと払拭のために戦ってきた偏見ではないか!
 それをいまだに信じている人がこんなにいる。
 この背景には、上記NHKのようなメディアが、ただイデオロギーのために「放射能煽り」をやっていることがあるのではないのか!(怒)

 そんなことを繰り返し、「原発事故で人の住めない荒廃したフクシマ」というフィクションで「西側の人の書く叩き」に興じているようなイデオロギー団体の応援をするような放送局に、「公共放送」を名乗る資格などないし、強制的に受信料を徴収する権利などない!(怒)


 おまけ。

 NHKの福島第一関係の報道では、

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 凍土壁の効果 一日95トンと「限定的」 福島第一原発

 福島第一原子力発電所の汚染水対策の柱とされた「凍土壁」の汚染水の発生を抑える効果は一日およそ95トン、との試算を東京電力が公表しました。東京電力は凍土壁は一定の効果があるとしていますが、井戸で地下水をくみ上げる従来の対策に比べ減少量は限定的と見られ、国は今後、有識者の会議で凍土壁の効果を議論することにしています。
 福島第一原発の凍土壁は一日およそ500トン発生していた汚染水の増加を食い止める対策の柱で、建屋の周りを凍らせて築いた長さおよそ1.5キロの氷の壁で地下の水の流れをせき止めます。
 去年11月におおむね完成したこの凍土壁の効果について、東京電力は1日、発生する汚染水の量は凍土壁がない場合に比べ、一日およそ95トン減少しているという試算を公表し一定の効果があるとしています。
 一方、凍土壁ができる前後の3か月間のデータによる評価では、建屋周辺の「サブドレン」と呼ばれる井戸で地下水をくみ上げる従来の対策と凍土壁とを合わせた汚染水の減少量は一日およそ380トンで、凍土壁による効果は従来の対策と比べ限定的と見られています。
 これについて東京電力は「複数の対策との組み合わせで、雨の少ない時期に発生する汚染水の量は目標としている一日当たり150トン以下に抑えることができていて、凍土壁はしっかり機能していると評価している」としています。
 国は今後、この凍土壁の効果の試算が妥当かどうか有識者の会議で議論することにしています。
 凍土壁の建設には345億円の国費が投じられ、日々の運用にも年に十数億円がかかっていて、今後、費用対効果の検証が求められます。
 NHKニュース 3月1日 21時38分

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 こんなものもあった。

 テレビ画面で流される「音と絵」では「凍土壁の方が水の発生が少なくてダメじゃん」という印象を持ってしまうようにも聞こえるが、文字にされたものをきちんと読むと、「凍土壁がない場合に比べ、一日およそ95トン減少している」「井戸で地下水をくみ上げる従来の対策と凍土壁とを合わせた汚染水の減少量は一日およそ380トン」ということなので、「凍土壁だけの効果」を「凍土壁による効果は従来の対策と比べ限定的」と言い換えて印象操作していることがよくわかる。

 この技術では、壁によって流入量を制限することで、

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 <福島第1>凍土壁の遮水効果は5割 東電が評価結果

 東京電力は1日、福島第1原発で発生する放射能汚染水を減らすために1~4号機の建屋周囲の地下に氷の壁を造る「凍土遮水壁」について、遮水効果は5割にとどまるとの評価結果を公表した。建屋周囲の井戸「サブドレン」からのくみ上げなど重層的な対策で汚染水発生量は従来の4分の1に減っているとして、東電は「十分な効果を上げている」と説明した。
(中略)
 東電福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者は「1日95トンの抑制効果があり、汚染水浄化やタンク建設の費用を抑えることができている」と強調した。
(後略)
 河北新報  3/2(金) 10:30

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「くみ上げる量」を減らすことにつながっていて、今そういう水ですら「流すと汚染がー」というデマで溜めなくてはならない状況になっていることを合わせると、かなり効果を上げているといえる。

「公共放送」ならば、そういうところをきちんと伝えると同時に、「処理水を汚染水といい、どこにでもあるトリチウムを『取り除けない放射性物質』といって海洋放出を阻んでいる愚行」について、世間が広く知るようにしなくては。


 本日の奇祭シリーズ。

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 秩父路に春、清めの炎 長瀞火祭り


(写真、朝日新聞デジタルより。火渡りの荒行を行う修験者=長瀞町)

 煩悩を火によって清め、「招福除災」を祈願するとされ、秩父路に春を告げる「長瀞火祭り」が4日、埼玉県長瀞町の宝登山山麓(ほどさんさんろく)の不動寺前広場であった。
 京都・醍醐寺の修験者ら約50人が家内安全、商売繁盛などを祈願した後、ホラ貝が吹き鳴らされる中、幅4メートル、長さ8メートルの「火渡道場」に積み上げられた約3トンの薪と約4トンのヒノキの枝葉から勢いよく炎と煙が上がった。
 火勢が一段落すると残り火をならし、修験者たちが護摩札を抱えて火渡りの荒行。続いて一般の参加者も素足で火渡りをした。(高山顕治)
 朝日新聞デジタル 3/5(月) 7:43

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火勢が一段落すると」って、全然そんな風には見えないんだけど(汗)。



 

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