事故防止措置を「事故!」と騒ぐやつらが「安全神話」を作り上げる | 偕楽園血圧日記
2018年01月10日(水)

事故防止措置を「事故!」と騒ぐやつらが「安全神話」を作り上げる

テーマ:報道

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 米軍ヘリ不時着に抗議=大惨事懸念、回転翼に不具合か―沖縄・うるま市

 米軍普天間飛行場(沖縄県)所属のUH1ヘリコプターが同県うるま市の伊計島に不時着した問題で、島袋俊夫市長は7日、市役所を訪れた防衛省沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長に抗議した。
「(トラブルの)頻度が高過ぎる。積み重ねの延長に大惨事が待っている」と述べ、安全対策を米側に徹底させるよう求めた。
 島袋氏は、「いつ何が空から落ちてくるか分からない。米軍の整備態勢はどの程度のものなのか」と指摘。中嶋氏は「大変申し訳なく思っている。頻発しているのは事実だ」と語った。
 現場は民家まで100メートル余りだった。
 沖縄防衛局によると、今回のトラブルに関し、「主回転翼の回転速度超過を示す表示が出た」との報告が米側からあったという。
 ヘリが不時着した海岸では、同日朝から米軍関係者が機体周辺で作業を行い、プロペラが取り外された。自力飛行は困難な状況で、「搬送方法は未定」(政府関係者)という。 
 時事通信 1/7(日) 12:54


 <米軍ヘリ事故>国防長官が謝罪「重要な課題」 電話協議

 小野寺五典防衛相は9日午前、米国のマティス国防長官と電話協議し、沖縄県で在日米軍所属のヘリコプターの不時着や部品落下が相次いでいることについて、点検や整備の徹底など抜本的な再発防止策を講じるよう申し入れた。マティス氏は「申し訳ない」と謝罪し、「重要な課題として取り組む」と述べた。小野寺氏によると、8日の段階で在日米軍所属の全ての航空機とヘリコプタ>ーの緊急点検を日本側が求めたという。
 協議は9日午前7時から約30分間行われた。小野寺氏は、昨年10月の炎上不時着、同12月の小学校校庭への窓落下、今月6日と8日の不時着など、沖縄県で相次ぐ米軍ヘリ事故の具体例を挙げて対応を求めた。マティス氏は「緊急着陸などが続いている状況は十分認識している」と述べた。
 菅義偉官房長官は9日の記者会見で「度重なる事故が発生したことは極めて遺憾だ」と述べ、江崎鉄磨沖縄・北方担当相も会見で「あまりにも頻繁すぎて極めて遺憾だ」と語った。【秋山信一】
 毎日新聞 1/9(火) 10:11

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 沖縄でここ数日、立て続けに米軍ヘリが発着場以外に着陸し、また頭を沸騰させている人間たちがいる。

 この話をするときにまずきちんと理解しておかなくてはならないことは、新聞、テレビが盛んに、

「<米軍ヘリ不時着>『被害なしは偶然』住宅まで130m」(毎日新聞 1/6(土) 20:59配信)
「<米軍ヘリ>沖縄伊計島砂浜に不時着 乗員、住民にけがなし」(毎日新聞 1/6(土) 19:45配信)
「沖縄で米軍ヘリ不時着=けが人なし、島の海岸」(時事通信 1/6(土) 18:08配信)
「米軍ヘリが不時着 沖縄・伊計島の海岸、けが人なし」(朝日新聞デジタル 1/6(土) 17:57配信)
「<米軍ヘリ不時着>今度は読谷村で 沖縄の反発高まる」(毎日新聞 1/8(月) 21:01配信)
「米軍ヘリ、沖縄でまた不時着 ホテルから400m」(朝日新聞デジタル 1/8(月) 18:29配信)


 と、やたらと「不時着! 不時着!」「建物のすぐ近くに!」とやっているが、今回の着陸は、彼ら自身が伝えるように、

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 沖縄で不時着の米軍ヘリ、回転翼の異常か 警告灯が点灯

 沖縄県うるま市の伊計(いけい)島に6日夕に不時着した米軍ヘリコプターUH1の回転翼を、米軍が7日、取り外した。機体本体をどうするか、米軍は明らかにしていない。一方、沖縄防衛局は、うるま市に対し、不時着は「
回転翼の異常を示す警告灯が点灯したため」とする米軍の説明を伝えた。
(後略)
 朝日新聞デジタル 1/7(日) 16:55


 不時着の米軍ヘリ離陸、普天間へ帰還=ローター不具合か―沖縄・読谷村

 沖縄県読谷村の廃棄物処分場に不時着した米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属のAH1攻撃ヘリが9日朝、離陸し、同飛行場へ帰還した。
 県によると、不時着の原因について米軍側から、「テールローターの不具合」と説明があったという。防衛省側は同日までに、在日米軍の全航空機の点検をするようマルティネス同軍司令官へ要請した。
 AH1ヘリは8日午後、
機体に不具合を示す警告が点灯したため不時着。米軍によるエンジンテストなどの結果、飛行に問題はないと判断され、9日午前7時20分すぎに離陸した。
(後略)
 時事通信 1/9(火) 7:58

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 と、どちらも「警告灯が点いたから緊急回避行動をとった」ものであり、車でいうならば「走行中に油温ランプが点いたのでとりあえず路肩に寄せて停まった」と同じこと。
「建物から数百メートル!」もなにも、それだけ離れた「開けた場所」に意図的に降りたのだから、

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 <米軍ヘリ不時着>「いつかは大事故」沖縄県民怒りと不信

「もう空を飛ぶな」「いつかは大事故が発生する」。沖縄県うるま市の伊計島に6日に不時着した米軍普天間飛行場のUH1ヘリが撤去された8日、今度は同県読谷村に同飛行場所属のAH1ヘリコプターが不時着した。トラブルが繰り返され、危機感を募らせる沖縄県民からは米軍への怒りや不信の声が続々と上がった。
 AH1ヘリはホテル近くの民間地に不時着した。読谷村職員の上地薫さん(33)は友人から「米軍ヘリが不時着したらしい」と連絡を受けて現場付近に駆け付けた。約100メートル先に不時着した機体が見えたが、大きな損傷などは見られなかったという。
 上地さんは「伊計島で不時着があったばかりで、またかという感じだ。米軍は本気で改善する気があるのだろうか。怒りよりあきれる。いつ自分の家に落ちてくるかも分からない」と語った。
 読谷村の会社員、町田宗久さん(53)は村内のビーチにいたところ、低空で飛ぶ米軍ヘリを見て「いつもよりも半分の低さで危ない」と感じた。その後、ニュースを見て不時着を知り、「怖い。早く米軍基地をなくしてほしい。沖縄にとっては安全保障の問題は生活の問題。本当に米軍基地が必要だったら全国で分散して負担してほしい」と語った。
 
普天間飛行場の名護市辺野古への県内移設に反対する「ヘリ基地反対協議会」の安次富(あしとみ)浩共同代表(71)は、北朝鮮情勢が緊迫化している現状を踏まえて「ホテルに落ちていたら大惨事だ。米軍は沖縄を戦場に見立てて激しい訓練をし、その被害を我々が受けている。トラブルが起きても米軍が調査をし、日本政府はその結果をうのみにするだけ。そんな政府では県民を守>れない。もう米軍機は沖縄の空を飛ぶな」と憤った。
 名護市議の大城敬人(よしたみ)さん(77)は「不時着が度重なり、いずれ大事故につながるという不安が大きい。原因が分かるまで米軍ヘリは飛行中止すべきだ」と語った。
 普天間爆音訴訟団事務局長の高橋年男さん(64)は「(相次ぐ不時着には)言葉がない。いつまでこんな危険と隣り合わせの生活をしなければならないのか」と話した。
 伊計島から不時着したヘリが撤去された後で、翁長雄志(おなが・たけし)知事は名護市で記者団に対し「怒りを通り越している。いろいろな事件や事故を起こしながら何ら改善されておらず、だらしないという感じがする。もうやめてくださいということしかない」と米軍を厳しく批判した。県は9日に防衛省と外務省の担当者を県庁に呼び、抗議する。【佐藤敬一、中村敦茂、菅野蘭】
 毎日新聞 1/8(月) 21:03

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 こんな煽りはまったく見当違い。「いつ自分の家に落ちてくるかもしれない」ことを防ぐために取っている措置で大騒ぎすることは、逆にこの措置を軽んじろといっていることになるわけで、それは自分で自分の首を絞めるようなもの。
 毎日新聞は相変わらず「反基地」の人間を登場させて米軍叩きをしているが、ここは「米軍の整備態勢はどの程度のものなのか」と言っているうるま市の市長の方がよほど冷静であるし建設的である。

 同紙は、

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 <米軍ヘリ事故>政府、全航空機の点検要請 米対応は不透明

 小野寺五典防衛相は9日、沖縄県で在日米軍所属のヘリコプターの事故が相次いでいることについて、米国のマティス国防長官との電話協議で謝罪を受けた。防衛省は在日米軍に所属する全ての航空機とヘリの緊急点検を要請し、抜本的な再発防止策も求めた。しかし、米側は電話協議に関する発表でヘリ事故に触れておらず、実効性のある対応策が講じられるかは不透明だ。
 小野寺氏は電話協議で、昨年10月の米軍ヘリの民有地での炎上・不時着▽同12月の小学校校庭への窓落下▽今月6日と8日の不時着--と、事故が多発していることを強調。点検や整備の徹底を求めた。マティス氏は「申し訳ない」と謝罪し、「重要な課題として取り組む」と述べた。
(中略)
 ただ、住民の危険や不安を強調する日本側に対し、米側には訓練に一定の不具合は避けられないという空気もある。日本政府が米軍の訓練・整備など運用面に介入できる枠組みはなく、今後の米軍による事故対策を検証するのも極めて難しい状況だ。【秋山信一】
 毎日新聞 1/9(火) 18:59

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 こんな記事を書いて「横暴な米軍」という印象付けをしようとしているが、機体に異常があったのに「何もしない」などということはありえない。こんなことは日本に言われる前に、軍の方が自主的にやっているはずである。「オスプレイは欠陥機」といっているような「米軍憎し」の人間たちには見えていないようだが、「その機体を使う」のは彼ら自身なのだから。
 それができていないというのならば、問題はそこにある。見るべきところはそこである。


 昨年米海軍のイージス艦が立て続けに事故を起こした時、軍の練度の「緩み」が指摘され、司令官が解任された。
 その時に「予算減らしの影響で米軍全体のレベルが下がっている」との指摘がされていたのだが、それは今回のことに影響していないだろうか。今つつくところはそこである。
 それをすっ飛ばして「政治活動」を始めるのは、報道ではなく「活動家」。

 沖縄では先月、

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 <那覇空港>全日空機、飛行中に煙?緊急着陸 乗客1人搬送

 15日午後9時40分ごろ、成田発バンコク行きの全日空805便のボーイング787が、飛行中に操縦席や客室で煙のようなものが出たとして那覇空港(那覇市)に緊急着陸した。那覇市消防局によると、乗客の60代女性1人が目の痛みを訴え病院に搬送された。
 国土交通省那覇空港事務所によると、異常が発生したのは午後9時7分ごろ。乗員乗客は計242人だった。【遠山和宏】
 毎日新聞 2017年12/16(土) 0:08

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 こんなことがあったのだが、この全日空機に向かって「全日空の787が那覇空港に不時着」と書くメディアはない。

 これを見れば、米軍がらみの報道がどれほど異常かよくわかるというものだ。


 ところで翁長知事は、また調子に乗って、

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 抗議もできない政府、当事者能力ない…翁長知事

 沖縄県読谷村(よみたんそん)儀間の廃棄物最終処分場の敷地内に、8日夕に不時着した米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の攻撃ヘリコプター「AH1」は、9日午前7時20分頃、自力で離陸した。
 沖縄防衛局によると、同7時30分頃に同飛行場に着陸した。県内では米軍機の事故やトラブルが相次いでおり、反発の声が強まっている。
 9日、読谷村役場を訪問した中嶋浩一郎・沖縄防衛局長の説明によると、米軍側からは、機体のテールローター(後部回転翼)で電気系統の不具合をセンサーが感知し、警告灯が点灯したため、予防着陸したとの報告があった。点検整備後に異常が確認されなかったため、飛行を再開したという。
 翁長(おなが)雄志(たけし)県知事は9日午前、県庁で記者団に対し、「日本国民である沖縄県民が日常的に危険にさらされても抗議もできない。日本政府は当事者能力がないことに、恥ずかしさを感じてもらいたい」と述べ、日本政府の対応を批判した。
 読売新聞 1/9(火) 7:47

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 口汚く政府を罵っているが、西からの脅威に備える中、それでも起きてしまう不備を最小限に抑えて沖縄県民を危機にさらさないために取っている措置に向かって「危機!」と罵る方がよほど恥ずかしいということは知っておいた方がいいと思うな。

 そもそも「当事者」というならば、日本政府は米軍を運用させている側なのだから、何かあったら米軍と一緒に「不安にさせて申し訳ない」と頭を下げる側にいる。
 そして沖縄県も行政府の一員なのだから、翁長氏もまた県民に向かって頭を下げる側の「当事者」なのだ。
「自分たちは被害者」という意識でこんなことを言っているのだろうが、そんなことだから沖縄の行政がうまく回らず、いろいろな県別指標で「ドベ」あたりをうろうろとしているのではないのか?

 まず県知事が、「当事者」という日本語の意味と行政の仕組みを勉強するところから始めなくてはならないのでは、そこから抜け出すのは前途多難だ(ため息)。


 本日の奇祭シリーズ。

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 お尻、振れば振るほど豊作?400年以上伝わる奇祭 北九州


(写真、西日本新聞より。大きく尻を振る住民の男性)

 住民たちがお尻を振って豊作を祈る新年恒例の奇祭「井手浦尻振り祭」が8日、北九州市小倉南区の井手浦公民館であった。振れば振るほど大豊作になると伝えられ、参加者は懸命にお尻を振っていた。
 尻振り祭は、平尾台の麓の井手浦地区に400年以上前から伝わるとされる。昔、平尾台にいた大蛇を神様が退治し、切った尻尾が井手浦に落ちて跳ね回り、その年は豊作になったという伝説にちなむ。現在、地元有志による井手浦尻振り祭保存会(中川望会長)が主催し、毎年1月8日に行っている。
 当番の男性2人と地元の東大野八幡神社の宮司が、わらで作った大蛇と祭壇の前で「海、山、川」との掛け声に合わせ、豪快にお尻を振った。最後は見物客たちがわらの大蛇に群がり、縁起物として中に入っている干し柿を取り出していた。
 お尻を振った会社員の蜷川新さん(53)は「良い年になることを願います」と笑顔だった。
=2018/01/09付 西日本新聞朝刊=
 西日本新聞 1/9(火) 10:21

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 ヤマタノオロチの話があの地方の川の氾濫をイメージしたものだという説に従うならば、これもまた「井手浦という土地に川の氾濫があって、それがあった年は土地が肥えて豊作になった」ということになるのかな?

 しかし、実際に尻尾のない人間がその様を演じているのは……まるでウルトラマンに尻尾を切られたゴモラのようで、滑稽でありながら哀れさをまた誘うなぁ。


 

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