2017年09月10日(日)

火よりも煙を立てるのがマスコミ

テーマ:報道

 久し振りに30℃までに気温が上がった。
 普段ならばそれで普通なのだが、今年は九月に入ったとたん秋になっていたおかげで、なかなか辛い。


 さて、少し前にエンジン異常の兆候があって大分空港に着陸していた米海兵隊のオスプレイが、

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 <オスプレイ普天間帰還>「植民地のような無力感」市民反発

 大分空港(大分県国東市)に緊急着陸後、整備を終え米軍岩国基地(山口県岩国市)に移っていた米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイは9日午前、岩国基地を離陸し、午後1時過ぎに所属する米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に着陸した。
 米軍などによると、同機は8月29日、岩国基地から普天間飛行場へ飛行中、エンジントラブルで大分空港に緊急着陸。エンジン2基を交換し8日に岩国基地へ飛び立った。同機は8月28日に岩国基地で白煙を上げているのが確認されており、6月にも操縦席の警告灯が点灯し沖縄県伊江村の米軍伊江島補助飛行場に緊急着陸していた。
 トラブル続きの同機が戻り、沖縄の市民からは反発の声が聞かれた。普天間飛行場近くの野嵩(のだけ)一区の自治会長、新城嘉隆さん(50)は「オスプレイ反対を訴えてもアメリカはごり押し。植民地のような状態で無力感を感じる」。ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さん(71)は改めて「オスプレイの安全性は低い」と批判し「自衛隊が導入を決めているが国民の命を危険にさらすことになる」と訴えた。【山下俊輔】
 毎日新聞 9/9(土) 19:06

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 普天間基地に帰還した。

 いつもの面々が「植民地がどうの」というわけのわからないことをわめいているようだが、もともとオスプレイは普天間基地をベースにしているのだから整備兵もそこにいるし部品も普天間もあるわけで、「徹底的な整備」をいうのならば、普天間への回航は当たり前のことでしかない。
 なにより、そもそもそういうおかしな感情の出てきている元が、「安全性は低い」とかいう根拠のないレッテル貼りなのだからくだらない。
 オスプレイは史上初の実用ティルトローター機だということでその姿が見慣れないものだから、「異形のもの叩き」がやりやすい、ただそれだけのことでここまで沸騰しているのだ。
 しかもそれを後押ししているのが、本来ならば「冷静な情報」を提供するはずのマスコミなのだから始末が悪い。

 上で引用した毎日新聞の記事でもさらっと「飛行中、エンジントラブルで大分空港に緊急着陸」と書いているが、実のところは、

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 緊急着陸のオスプレイ「警告灯ついた」 なお大分に駐機

 大分空港(大分県国東市)に29日に緊急着陸した米軍の輸送機オスプレイについて、九州防衛局(福岡市)は30日、飛行中にコックピットの警告灯が反応したため急きょ着陸したことを明らかにした。オスプレイは30日午後0時半現在も大分空港に駐機している。
 九州防衛局によると、米軍側は「飛行中に異常を知らせる警告灯がつき、通常の運用手順に従って、近くの大分空港に着陸させた」と説明。同局によると、着陸したオスプレイは「MV22」で、沖縄県の普天間飛行場を拠点に活動する米海兵隊第1海兵航空団の所属。29日は米軍岩国基地(山口県)から普天間飛行場に向かう途中だったという。
(後略)
 朝日新聞デジタル 8/30(水) 11:20

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 その「エンジントラブルの前の段階」で着陸しているのだから、「事故がー」と騒ぐ話ではない。
 原子炉の関連でもよく「計器の異常数値」で運転を停めた話を「事故」扱いしてマスコミや「そっち系」の人間が騒ぐが、事故にしないためにそういう計器があるのだから、これが働いているということは安全が確保されているということではないか。むしろそういう異常の検出がされない方が危ない。

 毎日新聞は、

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 防衛省によると、オスプレイの10万飛行時間あたりの重大事故件数を示す「事故率」は、最新の昨年9月末時点で2・62。米海兵隊の航空機全体の2・ 63よりやや低い。しかし、米国防総省の国防分析研究所の分析官としてオスプレイの飛行能力の検証などを担当したレックス・リボロ博士(73)は名護市沖 と豪州沖の事故を受け「事故率が大きく上がり、米海兵隊の輸送機の中でも高い水準になるだろう」と推測する。
 リボロ博士は「通常飛行は安全」との立場だが、相次ぐトラブルを踏まえて「飛行実績は悪い。操縦士の十分な訓練ができていないのでは」と同機の操縦の難しさを指摘する。
 事故の捜査は米側が実施し、日本側は実態が見えにくい。沖縄の地元紙・沖縄タイムスの特約通信員のジョン・ミッチェル氏(42)は、米国防総省に対して 昨年10月に普天間飛行場のオスプレイの事故歴を情報公開請求したが、9カ月の交渉を経て出された決定は「非開示」だった。
 ミッチェル氏は「オスプレイの情報公開に非常に消極的なのは政治的な理由だと思っている。米軍もオスプレイの危険性を理解していることの表れではないか」と疑念を深めている。【川上珠実】
 毎日新聞 9/3(日) 7:01配信 「<オスプレイ>安全性に疑念の声『危険性、米軍も認識か』」より

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「オスプレイの専門家だ」としてリボロ氏の話を出して「危険危険」と煽るが、彼は「オスプレイはへりモードから通常飛行モードに映る際に数百メートル高度を失う」といっていた人物ではないか。
 実際に飛んでいるオスプレイで、そんな事例を見た人は誰もいないのだから、これはまったく根拠のないトンデモデマでしかない。
 そんな人物の「危険性指摘」になどなんの意味があろう。

「事故歴の情報公開」がどうのというのも、いったいどういう請求をしたのだろうか。
 普通に事故の数などは公開になっているので、個別の機体の状態や配備状況や、その他機密に触れるようなことまで請求して「公開されないのは不都合があるからだ!」とやっている可能性はないのか。
 なにしろ「危険性、米軍も認識」しているようならばそんな機体を実戦配備などするわけがない。

 誰にそそのかされたのか、

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 「トモダチ作戦」157人が米で東電を提訴、50億ドル基金要求

[東京 24日 ロイター] - 東京電力ホールディングス<9501.T>は24日、2011年3月の福島第1原発事故発生後の米軍による被災地支援活動、いわゆる「トモダチ作戦」に従事したという米国居住の157人が、放射能被ばくによる被害を受けたとして、50億ドル(約5450億円)の基金の創設や損害賠償を求めて米国の裁判所に提訴したと発表した。
(後略)
 ロイター 8/24(木) 16:55

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 こんな訴訟の起こされる国で、「危険性を知りながら使う」などできるものではない。

 左巻きが行う活動では、人々の感情をあおって怒りの対象にして「あれが悪い!」と叩く象徴が必要になる。「見慣れない機体」であるオスプレイはそれにうってつけ。今の騒ぎはそれだけのこと。

 大分に着陸したオスプレイが、

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 大分空港着陸のオスプレイから白煙 離陸はしないまま


(写真、朝日新聞デジタルより。左エンジン付近から白煙を出すオスプレイ=7日午後2時すぎ、大分県国東市の大分空港、菊地洋行氏撮影)

 大分空港(大分県国東市)に緊急着陸し、駐機中の米軍輸送機オスプレイは7日も整備を続けた。同日午後2時すぎ、エンジンを動かしたところ、左エンジン付近から白煙が出ているのが確認された。その後、煙はおさまった。発煙の理由は分かっていない。
(後略)
 朝日新聞デジタル 9/7(木) 18:43

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「白煙を上げた!」と大騒ぎするが、

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 日航機が緊急着陸 「異音してエンジンから火が」と通報

 5日午前11時ごろ、「羽田空港から飛び立った飛行機から異音がして、エンジンから火を噴いた」などと、目撃者から110番通報があった。警視庁による と、この飛行機は午前10時40分羽田発ニューヨーク行きの日本航空6便(ボーイング777型)で、バードストライクが起きたとの情報もあり、正午過ぎ、 羽田空港に引き返して緊急着陸した。乗員乗客247人が搭乗しているとみられるという。
(後略)
 朝日新聞デジタル 9/5(火) 12:19


 緊急着陸の機体、鳥の痕跡見つからず エンジン不具合か

 羽田空港で5日正午すぎ、羽田発ニューヨーク行きの日本航空機(ボーイング777型、乗客乗員251人)が、左エンジンのトラブルで緊急着陸した。けが 人はいない。国土交通省によると、離陸直後にエンジン後方から一瞬火が出た。エンジン内部が一部壊れており、日航は不具合があったとみて原因を調べている。
 当初、鳥がエンジンに吸い込まれたとみられていたが、鳥の痕跡は見つからなかった。何らかのトラブルで燃焼が不安定になり、炎が出た可能性がある。
 同機は約1時間飛行しながら燃料を房総半島沖に捨て、機体を軽くしてから着陸。同機が離陸した羽田空港のC滑走路は、離陸直後に脇の芝生から煙が上がり、安全確認のため午前11時から約2時間>閉鎖された。(伊藤嘉孝)
 朝日新聞デジタル 9/5(火) 19:58

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 こちらの件で「危険な777! 飛行停止だ!」という声がまるで上がらないことで、それがばれてしまっているのだから世話はない。

 ちなみに、エンジン交換の後などではあちこちについたオイルが燃えて白い煙が上がることは、オスプレイ以外の飛行機でも珍しいことではないのは、

 

 

 こういうところでも見ることができる。
 現象としては、オイルを入れすぎたツーストのエンジンがチャンバーから白煙吹きながら走っていたのと同じようなものである.これが「黒煙」ならば米軍ももっと慌てるだろうが。


 オスプレイの一挙一動で大騒ぎするのは、まったく「冷静なマスコミ」の仕事ではない。

 そういえば、来月初めは新聞週間だったということで、

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 「新聞で見分けるフェイク知るファクト」=今年度の新聞週間標語

 10月15日から始まる第70回新聞週間を前に、日本新聞協会は6日、今年度の「新聞週間標語」を決めた。
 代表標語は横浜市の田村美穂さん(64)の作品「新聞で見分けるフェイク知るファクト」。応募総数は2万388編だった。
 佳作には埼玉県本庄市の福島美佐子さん(68)の「スマホ置き こっちへ向かせる 記事がある」など10編が選ばれた。 
 時事通信 9/6(水) 16:14

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 協会はこんな標語を発表して悦に入っているようだが、逆に「フェィク」が見抜かれて焦っているようにしか見えない(笑)。

 この受賞者の年齢を見て「このあたりの層しか『信じてくれない』のだな」と危機感を……持つようならばこんな騒動などやらないな。


 本日の「アラバスター」。

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 人の足のニオイ強いと「倒れて気絶」…犬型ロボ


(写真、読売新聞より。足の臭いを嗅ぐ犬型ロボット「はなちゃん」(7日午前、北九州市役所で)=篠原太氏撮影)

 北九州高専に拠点を置くベンチャー企業「ネクストテクノロジー」(北九州市小倉南区)が、人の足などの臭いの強さを嗅ぎ分ける犬型ロボットを開発した。
 来春の販売開始を目指す。
 体長15センチのぬいぐるみ型で名前は「はなちゃん」。鼻にセンサーを付けており、臭いが弱ければ「すり寄る」、中程度なら「ほえる」、強ければ「倒れて気絶する」と3段階の反応を見せる。2日間履いた靴下の臭いを気絶する基準に設定した。今後、消臭剤を噴霧する機能を追加する予定で、販売価格は1体十数万円を見込んでいる。
 同社社長を務める滝本隆准教授(36)らが7日、北九州市役所で北橋健治市長にはなちゃんを披露。市長の足の臭いを嗅がせるとすり寄った。市長は「ロボットを市民生活に溶け込ませる素晴らしい発想」と話していた。
 読売新聞 09月08日 07:20

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倒れて気絶する」って、普通に飼っている犬がそうするならば人間としては苦笑いで済ませるだろうが、わざわざ買ってきた機械がそれをするとなると、新たな悶着を生むだけではないのかなぁ。
 しかもこれが十万円を超える。

 それならば、臭いの強さに関係なく足にじゃれついて消臭・殺菌剤を撒くようなロボットを一万円以下で出した方が、いろいろな意味で愛嬌がある。

 

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