2017年07月30日(日)

政治家は「図太さ」がないとやってられないな

テーマ:政治

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 「辞めれば済む話でない」稲田氏辞任にジャーナリストら

 陸上自衛隊の日報問題への関与が指摘されていた稲田朋美防衛相が27日、辞意を固めた。以前から問題発言などを重ね、8月初旬の内閣改造で交代するとみられていた中、その手前での辞任。日報問題を追及してきたジャーナリストや自衛隊関係者からは、「遅すぎた」との声があがった。
「日報の存在が明らかになった段階で徹底調査を命じていれば、混乱は生じなかった。文民統制(シビリアンコントロール)が取れておらず、責任が問われるのは当然だ」。日報の存在を突き止めたジャーナリストの布施祐仁(ゆうじん)さん(40)=横浜市泉区=は辞意のニュースを聞いてそう話した。
 2015年9月に安全保障関連法が成立した直後から、「駆けつけ警護」などの新任務が最初に付与されるのは、南スーダンPKO(国連平和維持活動)への派遣部隊だと予測。現地の治安状況を確認するため、関連する文書の開示請求を始めた。
 現地で大規模な武力衝突が起きた昨年7月の日報を9月に開示請求したが、防衛省は12月、「廃棄した」と応じなかった。「教訓として活用するものなのに、廃棄なんてあり得ない」と不服審査を要求。防衛省内に保管されていたことが公表されたのは、今年2月になってからだった。
 日報には「戦闘」の文字が何度も記されていた。布施さんは「戦闘を認めたら、新任務どころか、自衛隊を撤収させなければいけなくなる。だから、隠したのではないか」。特別防衛監察の結果は28日にも公表されるが、監察をしているのは防衛相の直轄組織だ。「調査を命じた稲田氏への調査には限界がある。稲田氏自身が隠蔽(いんぺい)に関与した疑惑がある以上、辞めれば済む話ではない。徹底した真相究明が必要だ」(岡本玄)

■「うやむやな幕引き心配」自衛官
 稲田氏の辞任の意向について、南スーダンPKOに部隊を派遣した陸上自衛隊北部方面隊(北海道)に所属する40代幹部自衛官は「なぜ今なのか分からない。辞めるべき時はもっと前にあったと思う」と話した。特別防衛監察の結果が発表される直前の辞意には「一番心配なのは、誰が隠蔽(いんぺい)を指示していたか、稲田大臣本人が了承したかどうかがはっきりしないまま幕を引かれてしまうこと。問題がうやむやになれば、それこそが最大の隠蔽と言われてしまう」と憤った。
 朝日新聞デジタル 7/28(金) 8:56

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 本当に、我が国で「ジャーナリスト」を名乗るものはどうしてこんなに論理力がないのだろう(ため息)。

 昨日も書いたように、稲田大臣は都議選の応援演説で「自衛隊として応援している」といったことで辞任すべきだった。そこだけ見れば、昨日になっての辞任は「遅すぎた」ようにも見えるだろうが、今回の辞任理由はそのことではなく「陸自の不祥事」の責任をとってのものなのだから、別の話になる。
 そして「シビリアンコントロールがどうの」というのならば、文書の非公開自体は、問題ではない。そして、今回の情報の取り扱いルールに反したということで陸幕長や事務次官に詰め腹を切らせたうえでの大臣辞任は、シビリアンが部隊に対して「誰が責任を持っているかを知らしめる」という意味で非常に重いこと。
 憲法九条教にとらわれて「戦闘という単語がどうこう」となったあげくにそれが見えなくなってしまっている人間は、「ジャーナリズムは揚げ足取りではない」ということを知るべきだ。
 そして、自衛官を出して大臣非難の声を上げさせている朝日新聞も、こういうことを言い出すことがシビリアンコントロールに対する反旗であるということぐらい気づくべきだ。

 だいたい「辞めれば済むという話ではない」というならば、それは、

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 民進・蓮舫代表、会見で辞意 「一議員にもどります」

 民進党の蓮舫代表が27日、「民進党の代表を引く決断を致しました」として辞任する意向を表明した。国会内で開いた記者会見で語った。
 辞任を決断した理由について「攻めの部分は、しっかりと行政監視をしてきた。ただ一方で、受けの部分で私は力を十分出せなかった」と述べた。
 そのうえで、「いったん退(ひ)いて、より強い受けになる。民進党を新たな執行部に率いてもらうことが最大の策だと。二大政党制の民進党をつくり直すことが国民のためになる」と説明。「一議員に戻ります」と表情を引き締めた。
 衆院への転出は「一度立ち止まります」として再検討する考えを示した。
 蓮舫氏は新代表を選出する代表選を速やかに行ってほしいとの考えを示したうえで、後任の代表の人物像について、明言を避けつつも「我が党には経験のある人、志の常にある人、すばらしい仲間がいる。求心力がある執行部ができることを切に願う」と語った。
 辞任を決めた時期について「昨日、自分の中で判断した」と語った。自身の二重国籍問題の影響については「国籍の問題は判断に入っていない。全く別次元の問題だ」と述べた。
 蓮舫氏は辞任の決断について「誰にも相談していない」としたうえで、「人事に着手する手段もあったが、遠心力を求心力に変えるときに、人事で高まるのか。安倍内閣をただすために、人事ではなく、新たな執行部に委ねる道を取った」と語った。
 急な辞任表明について、「(民進党支持者らには)申し訳ないと思う。ただ1日でも空白をつくらない。強い民進党を示すための代表選を通して、立ち止まって見つめてくれるような議論を経て、安倍内閣に代わり私たちがいる、と強く示したい」と語った。
 参院議員として党首を務めた蓮舫氏。それが弱点だったかと問われると、「そう感じないと言えばうそになる」。そのうえで「今の政権のあり方、いつ解散総選挙があってもおかしくはない。総選挙に勝つ体制は整っているので、新しい方が早い段階で代表選を終えて、後段の仕上げを担って頂きたい」と語った。
 東京都議選では、前身の民主党時代を含めて過去最低の5議席となり惨敗。離党者も相次ぐが、民進党はまとまれるかと聞かれると、蓮舫氏は「できます。後ろから撃たれても水鉄砲。時間がたてば乾く。時間をかけてゆっくり関係を構築できている。信頼できる民進党にできる」と力を込めた。
 朝日新聞デジタル 7/27(木) 15:15

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 こちらの方に言うべきことだろう。

「稲田辞任」ですっかりどこかに吹き飛んでしまったこの話、そもそもの問題は都議選の結果ではなく、(2017/07/19の記事、見せてもらおうか。蓮舫代表の、責任の取り方というものを)で指摘したように、昨年の10月7日に国籍選択宣言を行うまで台湾籍を「日本籍と同列に持って」いて、またテレビ番組でそれを公言するほどの認識がありながら、選挙公報に「日本に帰化」と書いたという経歴詐称にあるのだから。
 すでに2004年の選挙などについては時効なのでどうしようもないが、議員としての矜持があるのならば、これは党代表ではなく議員を辞職してやり直すべき案件である。
 蓮舫氏が代表選挙に出て二重国籍が問題視されたときに、「国籍選択宣言をしていませんでした。けじめをつけるために議員職を返上します」とやったうえで次の選挙を目指すとしておけば、氏の人気も民進党の人気も随分回復したことだろうに。「差別だ」とすり替えてくれるマスコミや左巻き勢力に甘えてしまったことでどんどん事態が悪くなってしまっているのだから、「政治的判断力」というところではなるほど、この人は代表の器ではないのだろう。

 ネットでは彼女が台湾籍で中国との「絆」を感じているということで「中国のスパイ」扱いするものもいるが、私の見るところでは、彼女自身は左巻きではない。ただ「自民党がやることに条件反射で噛みつく」ことを習い性にしている「謝ったら負けだと思っている社会文化を身に着けているもの」というだけで。蓮舫氏自身が「自分は保守」だと思っているのも、本人は本当にそう思っているのだろう。
 だが、それだけの人間なのでバラエティーのひな壇に座るにはいいかもしれないが、提案をして法律を仕上げていく国会議員という職には向いていないというだけだ。
 国籍のことで非難されたことをまるで会見で言わない図太さだけは、代表レベルといえばいえるが。


「図太さ」といえば、この状況でまだ、

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 自民改憲案「この夏に絞る」 首相、臨時国会提出に意欲

 安倍晋三首相は23日、横浜市で日本青年会議所の会合に出席し、青木照護会頭と対談した。首相は自民党の憲法改正原案について「どの条文を改正するか、この夏に汗を流しながら絞っていく」と述べ、秋に想定する臨時国会への提出に向け議論の進展を促した。
 内閣支持率の急落を受け、自民党内では改憲に慎重な対応を求める声も上がるが、自身が描く日程で議論を進める考えを示した形だ。「憲法審査会では、各党 が単に反対するということではなく、自分たちはこう考えているという案をそれぞれ持ち寄ってほしい」とも述べ、野党側にも国会への提案を求めた。
 一方、具体的な改憲項目については「この段階で方向付けをするのは避けた方がいい」と述べるにとどめ、自身が唱えた憲法9条1、2項を残したまま自衛隊を明記する案を含め、言及を避けた。(永田大)
 朝日新聞デジタル 7/23(日) 18:48

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 こういうことをいう安倍総裁の「図太さ」というのも随分なものである。

あちこちで指摘されているように、今マスコミが偏向を飛び越えた「嘘ストーリー」報道を始めたきっかけは、(2017/05/07の記事、加憲ではなく全面改正を!)で取り上げた「2020年の改憲を目指す」宣言だというのに。
 あれで「すわ一大事」となった「護憲勢力」が、「嘘でもなんでもいいから安倍を引きずりおろせ! 支持率落とせ!」とやっているのが今の「加計加計お友達」騒動なのは、冷静に見れば誰でもわかる。だから安倍氏が「憲法はもっと熟慮で」とでもいえばこの嘘報道も少しは収まるだろう。
 が、安倍氏はそんな小手先のごまかしで話をしようとしない。

 これだけを見ても、彼がどういう人物かわかるだろに。ワイドショーで悪口を言う人間にうなずいている人間が多いというのは、なんともあきれることである。

 安倍氏は、

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 安倍晋三首相、憲法改正で「単に反対ではなく案を持ち寄ってほしい」

 安倍晋三首相(自民党総裁)は23日、横浜市内で開かれた日本青年会議所会頭との対談で、2020年施行を目指す憲法改正について、秋に予定されている 臨時国会の憲法審査会では各党がそれぞれ改憲案を示し、積極的に議論を進めるべきとの考えを示した。「各党はただ単に反対という主張ではなく、自分たちは こう考えているという案を持ち寄っていただきたい」と訴えた。
 改憲案をめぐる自民党内の議論に関しては「どの条文を改正するかという議論がスタートした。この夏に汗を流しながら議論を深め、絞っていただけるだろう」と期待を示した。同時に「首相としての立場もあるので、この段階で方向性を示すのは避けるべきだと思う」とも述べた。
 一方、2019年に日本での開催が決まった20カ国・地域(G20)首脳会議について「世界の経済をより安定的的に発展させていくという議論をしていきたい」との考えを示した。
 産経新聞 7/23(日) 15:20

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 こういうこともいっていて、まさにその通り、彼が言った「憲法九条はそのままにして自衛隊の存在を書き込む」には私も疑問を呈し、上記エントリーでもそのことを書いた。
「護憲」という勢力も「なにがなんでも今のまま一言一句変えてはいけない」ではなく、「では今の憲法で自衛隊の位置づけはどうするのか」などの疑問を解決するような案を持って議論をすればいいのに、今回のような「汚い」手で議論すら封じようとする。(このあたり、大阪都構想でネガキャンを繰り広げた挙句に「わからないならとりあえず反対」とやっていた勢力の手法が被る)
「急ぐことはない」というアンケート結果を出して悦に入っている新聞もあるが、自衛隊の地位確定は警察予備隊が自衛隊に改変された60年前にやっておかなくてはならなかったことだというのに、まだ「急ぐことはない」というのはまったく、「考えることを放棄している」としか言いようがない

ネットでは「安倍は『自衛隊は合憲』といって安保法作ったのに今『違憲だから書き込む』といっている」と揚げ足取りをしようとしている左巻きもいるようで、そのあきれるほどの論理力のなさにあきれるが、政府の見解は今までも「自衛隊は合憲」なのは間違いないのだ。「違憲だ」といっているのはそうやって揚げ足取りをしている側の人間で、そういう勢力がいざという時に(2016/07/08の記事、軍といえば罵るだけのもの相手に軍の話ができると思うか?)のような形で自衛隊の足を引っ張る可能性があるから、「明文化しよう」といっているのではないか。「日の丸君が代は国旗国歌じゃない!」という人間が騒いだから国旗国歌法が作られたのと同じである。

 こういう「まともに話をしようとしない」人間と、きちんと主張する人間のどちらが信頼に足るかは、いうまでもないことだろう。


そういえば、(ぼやきくっくり「蓮舫民進党代表辞任表明と稲田防衛大臣辞任意向」)さんで、「テレビぐらいしか情報源のない人にとって、今回の蓮舫代表辞任は『わけわからない』のでは?」ということが書かれていたが、これほどよくわかる偏向事例はないだろうな。


 おまけ。

 自民党の二階幹事長が、

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 <自民党>二階幹事長、批判に「耳貸さず、正々堂々と」

 自民党の二階俊博幹事長は26日、大阪市で開いた二階派の研修会であいさつし「自民党はいろいろ言われているが、そんなことに耳を貸さないで正々堂々、 自信を持って頑張らなければならない」と述べた。批判を意に介する必要はないと受け取られかねない発言で波紋を広げそうだ。
 また、二階氏は政権に批判的なメディアに関し「いいかげんなことばかり喜んで書く人がいる。料金を払っているんだから書く方も責任を持ってやってほしい」などとメディア批判を繰り広げた。
 二階氏の発言について菅義偉官房長官は同日の記者会見で「さまざまなことを配慮した上での発言ではないか」と指摘した。【水脇友輔】
 毎日新聞 7/26(水) 19:30

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 こんなことを言ったということで、この毎日新聞や朝日新聞などが「波紋を呼びそうだ」と煽ったのだが……、 

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 自民・二階幹事長が「批判には耳を貸さない」発言、ハフポスト竹下氏「政治家として言ってはいけない言葉」

 自民党議員による相次ぐ不祥事、また、加計学園問題や自衛隊の日報問題についての疑惑も未だ解消されていないなか、自民党の二階俊博幹事長が「自民党への批判には耳を貸さない」と発言した。
 7月26日、二階幹事長は自らの派閥の研究会で、「今、自民党がいろいろ言われていることは知っております。だけど、そんなことに耳を貸さないで、我々は正々堂々、自身を持って次の世代にこの国をバトンタッチできるまで、頑張らなくてはいけないのです」と強気な発言をした。
「二階幹事長は批判をクレームのような意味で言っている」という竹下氏。「本来、批判というのはポジティブになるもの。じゃあ違う政策にしよう、自分の欠点に気付くといった、高みにいくためのステップ。それに耳を貸さないというのは、政治家としては言ってはいけない言葉だと思う」と、二階氏の発言に苦言を呈した。
(後略)
 AbemaTIMES 7/27(木) 21:20

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「朝日新聞の別動隊」の異名のあるハフィントン・ポストの人間がアベマニュースで苦言を呈した程度で、まったく波紋とやらが広がっていない。
 いわゆる「魔の二回生」や百田氏がメディア批判をした時とのこの温度差はどうだろうか。

 これがすなわち。マスコミが「自民のおごりと弛みの象徴」として大騒ぎした「二回生議員のスキャンダル」が生み出されている仕組みである。


 本日の新種。

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 九州での発見は初 オオカワリギンチャク発見 漁業者が水族館に寄贈  長崎県佐世保市


(写真、西日本新聞より。黄色く光るオオカワリギンチャク)

 国内でしか確認されていないイソギンチャク「オオカワリギンチャク」二つが九十九島海域で刺し網漁にかかり、長崎県佐世保市鹿子前町の九十九島水族館海きららに展示されている。九州での発見は初めて。
 オオカワリギンチャクは2004年に新種と認められたばかりの珍しい生物。海きららによると、国内では和歌山県や伊豆大島海域で確認されているが、海外で見つかった記録はない。
 大きさ約10センチで水深約35~100メートルの岩などに付いている。和歌山沖では群生地がダイビングスポットとして人気を集めている。
 刺し網に掛かったのは1月で漁業者が海きららに寄贈。一つを解剖してオオカワリギンチャクと確認した。残る一つは1階「九十九島の外海ゾーン」の水槽で光の反射を受け、黄色く輝いている。担当の粟生恵理子さん(33)は「九州ではここでしか見られない。元気なうちに一目見に来て」と話している。
=2017/07/27付 西日本新聞朝刊=
 西日本新聞 7/27(木) 10:55

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 すごいなこれ、光るのか。
 自分で発光しているわけではないというから、警戒色が進んで反射機能を手に入れたのかな?
 でも警戒色だとすると、深海ではない浅瀬に住むイソギンチャクは、餌も寄ってこなくなるのでは……と思ってイソギンチャクは何を食べるか調べてみたら、なんとびっくり、イソギンチャクは「歩く」というのだ。

 ああなるほど、だから今回も刺し網にかかったのか。底引き網ではないのになんでイソギンチャクが獲れたのか不思議に思っていたが、「動く」ならば、流れに乗って移動していることもあるだろうな。
 一つ知識が増えたよ(笑)。


 

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