2016年08月31日(水)

「反核モグラたたき」はもうけっこう

テーマ:政治

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 九電、川内原発の即時停止応じず 鹿児島知事の「異例の要請」に回答へ

 九州電力が、鹿児島県の三反園訓(みたぞの・さとし)知事から要請された川内原発(同県薩摩川内市)の即時一時停止には応じない方針を固めたことが30日分かった。九電首脳が明らかにした。近く取締役会を開き、週内にも回答する。
 1号機は10月6日から、2号機は12月16日から定期検査に入る予定。検査スケジュールは知事要請の前から決まっており、九電側は予定通り実施する定期検査の中で、三反園知事の求める原子炉容器や配管などの設備点検を実施する構え。九電は9月5日までに原子力規制委に定期検査の申請をする計画。
 設備点検のほかに三反園知事から要請されている県民不安解消に向けた情報発信については、迅速で丁寧な情報発信に努める姿勢を伝達する方針。避難計画への支援体制の強化に関しては、避難車両やマンパワーを強化する方向で調整している。
(中略)
 三反園氏は26日、熊本地震を踏まえ、九電に川内原発を即座に停止した上での点検・検証を求めた。ただ、知事に原発を停止する法的な権限はなく、異例の要請に対する九電の対応に注目が集まっていた。
 川内1号機は昨年8月、東京電力福島第1原発事故後に定められた新規制基準下では、全国で初めて再稼働。2カ月後には2号機も再稼働し、これまで大きなトラブルはない。(原発取材班)
 西日本新聞 8月31日(水)10時2分

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(2016/08/28の記事、彼もまた「身内は見えないジャーナリズム病」か)で取り上げた三反園鹿児島県知事の「意味のわからない」再点検要請を、九州電力は受け入れないことに決めたらしい。


 なるほど、「反原発」派のメディアも認めるように元々権限のない要請に応じることは法治国家としてあるべきものではない(だから浜岡停止「要請」をした菅総理(当時)とそれに応じた中部電力に対して、「左派」はいつもの「立憲主義をないがしろにする!」といって糾弾をしなければならない。それをしないから、彼らは「二枚舌」といわれるのだ)。
 が、「政治的駆け引き」で考えるならば、ここは「知事がそういうのならば、要請は関係なく九州電力が自発的に『熊本地震があったので点検する』という名目で原子炉を停めて『原子力規制委員会』のレギュレーションに従って再点検しましょう。その代わりここで停めたのですから、十月と十二月の定期点検はリセットされて、再びカウントゼロからスタートします。また、知事のいうとおりにしたのですから、その後の再稼動の時に変なイチャモンをつけると「ダブルスタンダード」ということで抗議しますが、それでいいですね?」とやることもできただろう。

「反原発」派が自分で自分の首を締める機会を作ることにもできたのだが、そんなことよりも電気の廉価な安定供給を九電は取ったということなのだろうな。



 さて、九州で「イデオロギーで暴走」する知事が生まれている中、北の方では、

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 新潟県の泉田知事、今秋の知事選への出馬撤回「憶測記事や事実に反する報道が続いた」

 新潟県の泉田裕彦知事(53)は30日、県内で高いシェアを持つ地元紙の県政をめぐる報道を主な理由に、4選を目指していた10月16日投開票の知事選への出馬をとりやめるとする声明文を発表した。泉田知事は今年2月、県議会の答弁で次期知事選に立候補する考えを明らかにしていた。現職知事がいったん公言した出馬表明を撤回するのは異例。
 30日発表した声明文では「政策論とは関係ない動きが続いている」と指摘。具体的には、県の第三セクターが絡む中古フェリーの購入契約をめぐるトラブルに関し、新潟日報社が発行する県紙の「新潟日報」で「憶測記事や事実に反する報道が続いた」と非難。「このような環境の中では十分に訴えを県民に届けることは難しい」と、出馬取りやめの理由を説明した。
 泉田知事は「訂正や説明もなく、県から申し入れがあった事実も報道してもらえない」と主張。「県が組織的に虚偽答弁をしているのではないかなどの誤った印象が形成されている」とし、新潟日報社を重ねて批判した。
 声明文では、平成16年10月の知事選で初当選して以来、3期にわたる自らの県政の成果を強調した。
 泉田知事は通商産業省(現経済産業省)の課長補佐などを経て、平成16年10月の知事選で初当選した。現在3期目。
 任期満了に伴う同県知事選には、全国市長会の会長を務める同県長岡市の森民夫市長(67)が無所属で出馬する意向を表明している。
 産経新聞 8月30日(火)15時20分

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「反原発」からヒーローのように持ち上げられていた知事が、次回の選挙での不出馬を表明した。

 ヤフージャパンのニュースコメント欄では「原子力ムラの圧力」と陰謀論を唱えたり、「新潟県は東電に買収された」と県民を罵るクズが多数現れているが、実際のところ、泉田氏が「不出馬の理由」として挙げたものがどうにもよく分からない。
 

「中古フェリーの問題」というのは、


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 「性能不足フェリー」売りつけた韓国企業に軍配! 大甘取引の新潟県3セク子会社が大損失

 新潟県が筆頭株主の第3セクター、新潟国際海運(新潟市中央区)の子会社ナフジェイ・パナマは7日、フェリーの売買契約に関するトラブルをめぐ り、韓国企業に約157万ドル(約1億5700万円)を支払うよう日本海運集会所(東京)から5日付で仲裁判断を受けたと発表した。昨年支払い済みの前金 62万ドル(当時の為替レートで約7400万円)と合わせ、損失は2億3千万円を超す見込み。同社の支払い能力を超えており、県が対応を迫られる可能性も ある。
 トラブルは、新潟港とロシアを結ぶ県の日本海横断航路事業で使うフェリー「オハマナ号」が、想定していた性能よりも劣っていたことから起きた。
 
韓国企業との売買契約は昨年8月に成立。しかし10月に日本に回航した際、本来は18ノット必要な速度が11~12ノットしか出ないことが判明した。ナフ ジェイ・パナマは船の受け取りを拒否する一方、韓国側は代金の支払いなどを求めて海運関連の紛争仲裁を行う日本海運集会所に仲裁を申し立て、口頭審理が行われていた
 県庁で7日、記者会見したナフジェイ・パナマの五十嵐純夫社長(72)は、仲裁判断では韓国企業が請求していた約412万ドルの約38%にあたる金額を支払うよう示されたことを明らかにした。船は韓国側が引き取る。仲裁判断は裁判所の判決と同じ効力を持つ。
 五十嵐社長は「売り主側の請求はカットされ、当社の主張は一定程度は認められた」と説明した。ただ、同社には支払い能力がなく「弁護士と協議し、適切な法的措置を講ずることも検討する」と述べた。
 性能を事前に確認できればトラブルは防げたとみられるが、会見で五十嵐社長は「沖での試験運航を何度も求めたが、実現できなかった」と釈明するとともに、フェリーが調達できず事業の開始が遅れていることを謝罪した。
 新潟国際海運によると、日本海を横断する航路は今年の夏か秋のスタートを目指していた。県は3億円を出資しており、泉田裕彦知事は「事業の円滑な推進に支障が生じ、大変遺憾。臨時株主総会の開催を求め、なぜこのような事態に至ったのか経緯を明らかにし、議会や県民に対する責任を果たしたい」とするコメントを同日発表した。
 産経新聞 07月07日 22:24

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 これのことだろう。
 新潟県が第三セクターとして立ち上げた会社が韓国の詐欺的な話に引っ掛かり、あろうことか法廷が「法律を杓子定規に解釈」したおかげで「盗人に追い銭」を与えるような結果になってしまったというもの。

 新潟日報だけではなく産経も伝えているのだから、一つの新聞ばかりを上げて問題視するのもよく分からない。


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 新潟日報「正当な記事へ圧力」 泉田知事の批判受け

 新潟県の泉田裕彦知事が、地元紙・新潟日報の報道が不正確だとして、10月投開票の知事選への立候補を取りやめたことについて、新潟日報社は31日付朝刊の1面で「正当な記事へ圧力」との見出しで見解を載せた。
 服部誠司・執行役員編集局長の名で、「知事選から撤退する理由として本社の報道を挙げたことは、報道機関に対する圧力にも等しく、許しがたい行為」と批判。一連の報道は「綿密な取材と事実に基づく」とし、「新潟日報社の社会的信用・評価をおとしめる行為であり、断固として抗議します」とした。
 県は新潟とロシアを直接結んで物流の活性化を図る「日本海横断航路」構想を進めているが、県出資の第三セクター側が航路に使う船の売買でトラブルを起こし、県議会が泉田氏の責任を追及している。
 朝日新聞デジタル 8月31日(水)11時28分

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 新潟日報が抗議をするのも当たり前だろう。


 沖縄では地元二紙が二つとも「反米親中のコマーシャルペーパー」になっている中で仲井真前知事は選挙に出たし、それをいうならば安倍政権や自民党などは、朝日新聞をはじめテレビ番組からも「憶測記事や事実に反する報道」を続けられている。
 泉田氏は「自分が正しい」という意思があるのならば、ここは「降りる」のではなく、「戦うぞ」という姿勢を見せるべきではなかったのか。

 まあ、泉田氏は、(2006/02/28の記事、時間が足りない!)で引用した「人口減の佐渡島、外国人移民の永住受け入れ検討」(読売新聞 2006年2月25日12時46分)のように外国人の永住を積極的に受け入れようとしたことがあるし、また同県は(2012/02/06の記事、「法的」にしっかりやりましょう)の中で少し触れた中国総領事館建設のために市内の一等地を売却する(中国にある日本の政府高官の土地は、もちろん借地である)という話が出たりといろいろ特亜とのつながりのある土地柄のようなので、第三セクターの話とはいえ、ここでなぜか「韓国から中古船を買う」という話が出てきたあたりには何かがあるのではないかと「陰謀論」が頭をよぎる(笑)


 それがなくとも、例えば第三セクターでは最近、


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 <アウガ>2副市長辞任 青森市政混迷増す

 辞職願を突如26日に提出した青森市の加賀谷久輝副市長(69)が29日、辞職した。市の複合商業施設「アウガ」を運営する第三セクター「青森駅前再開発ビル」の佐々木淳一社長も1週間前に副市長職を辞めており、副市長不在のまま同日、市議会定例会が開会。市議の一部は鹿内博市長に会期中の辞職を申し入れた。三セク支援条例案の提出も見通しが立たず、市政の混迷に収束の気配が見えない。
 加賀谷氏は辞職について「健康上の理由」と説明。2009年から鹿内市政で副市長として市政全般に関わり、正副議長との協議役や、三セク整理に向けた関係者との交渉役を担っていた。11~15年には同社の副社長も務めた。
 2期目の任期は来年5月末までだったが、「市長を支えきれず、申し訳ない。新しい体制に期待したい」と話した。
 鹿内市長は「何度か辞意を示され、引き留めてきたが今回の意思は固かった。長い間ご苦労をかけた」とねぎらいの言葉を述べ、「市政の停滞のないように努めたい」と話した。後任を検討しているが、決まっていないという。
 両副市長の辞職で、三セクの整理やアウガ公共化はさらに難航するとみられ、市議会一部会派は市長の辞職勧告決議案提出を視野に入れているという。
 このため正副議長と自民党会派などは同日の本会議終了後、「(アウガの)一部の地権者との関係性が破綻しており、市長では交渉がまとめられない」などとし、市長に辞職を求めた。
 アウガのテナントや地権者からは「(両副市長は)市政の混乱状態に耐えられなかったのだろう」と心情を推し量る声が上がる一方、「逃げたのではないか。要職のすることではない」と批判もあった。
(後略)
 河北新報 8月30日(火)12時10分

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 その損失がこんな政治の混乱を生んでいる地方もある。


 泉田氏も「逃げたのではないか。要職のすることではない」という批判をされるのもしょうがないだろう。実際こういうごたごたがあって辞職ということになれば、「反原発派」から持ち上げられたテレビのコメンテーターとして行くことも難しくなるだろうし。
 逆に産経などはそのあたりを突いてきっちりと彼に「言い訳させない。逃げ切らない」ようにしてもらいたいものだ。今回藪蛇をつついたおかげで朝日までが新潟日報の話を取り上げることになってしまったのだが、こちらはそのままフェードアウトしそうだし。



 泉田氏の「引退宣言」で、毎日新聞は、

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 エネルギー政策に詳しい東京理科大大学院の橘川武郎教授は「柏崎刈羽原発が原子力規制委員会の審査で適合した場合、泉田氏の不出馬で、再稼働に向けたハードルが低くなる可能性があり、影響は大きい。新潟県は東電の電力供給エリアではないので、東電と地元とのコミュニケーションには不安がある。信頼関係と防災計画を重視する泉田知事の姿勢は評価できただけに残念だ」と話す。【岡大介、宮川裕章】
 毎日新聞 8月30日(火)21時18分配信 「<柏崎刈羽原発>「再稼働ハードル下がる」泉田知事出馬辞退」より

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 と書くが、「新潟県は東電の電力供給エリアではないので、東電と地元とのコミュニケーションには不安がある。信頼関係と防災計画を重視する泉田知事の姿勢は評価できただけに残念だ」とはなにをいっているのだろう。
(2005/12/31の記事、2005年、日本社会は……)で引用した「新潟知事、東電に遺憾の意 プルトニウム利用計画で」(共同通信 2005年12月26日22時53分)にあるように、泉田氏は福島の事故の前から東京電力に対しては根拠のない憎しみをぶつけて「話を聞かない」という態度をとっていたではないか。

 何度も書いているように、既に「電源喪失による冷却不能」が原因であることが分かっている福島の事故に、いつまでも「福島の事故原因の検証が済まないと再稼動など議論もしない」といって話し合いすら拒否していた人間のどこが「信頼関係を重視する」などといえるのか。

 私は忘れていない。福島県ではない、岩手県の震災瓦礫を新潟県で処理することになった時、「(被曝で)亡くなる人間が出ると分かってこんなことをやっているならば殺人だ」と泉田氏が言い放ったことを。
 こういう感情論で煽りしかできない人間が権力の座から降り、冷静な話し合いのできる人間が次の知事になってほしいものだと、切に願う。



 本日の開花。


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 120年に一度の神秘 六甲山で「スズタケ」開花


(写真、神戸新聞より。黄色い雄しべを垂らして咲くスズタケ=神戸市灘区六甲山町)

 120年に一度咲くとされるササの一種「スズタケ」の開花が、神戸・六甲山の登山道で確認された。専門家によると、群落として寿命を迎えると花を付けるという。
 イネ科ササ属。紫色の穂から黄色い雄しべが垂れ下がり、花びらはない。根を張り巡らせて芽を出し、細胞分裂により、全く同じ遺伝子を持つ個体を新たに作る「無性生殖」で増える。
 開花後2カ月ほどで実をつけ、熟すと地面に落下。冬を越して春に発芽し新しい個体を残す。種子を残したあとはすべて枯れ、数十年かけて元の姿に戻るが、開花は120年に一度といわれている。
 六甲山では、住吉道の本庄堰堤(えんてい)から麓へ1?2キロの間(神戸市東灘区本山町森)と、石切道の上部(灘区六甲山町)で開花が確認された。植物生態学を専門にする人と自然の博物館(三田市)の石田弘明主任研究員(45)は「六甲山での広域の開花は聞いたことがなく珍しい」とする。
 ササに詳しい蒔田(まきた)明史・秋田県立大教授(61)は「消えゆく群落が最後に見せる一大イベント。目の当たりにできた登山者はとても幸運」と話している。(笠原次郎)
 神戸新聞 08月30日 13:24

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 パゴスか? パゴスが出てくるのか?


 

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