反国家思想を振りかざしても時間の流れは変わらないぞ | 偕楽園血圧日記
2016年06月27日(月)

反国家思想を振りかざしても時間の流れは変わらないぞ

テーマ:報道
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 <原子力規制委>メール増やし不評…「ニーズ合わず」登録減

 地震などの災害時に原発が安全かどうかを知らせる原子力規制委員会の緊急情報メールについて、規制委が熊本地震を機に配信を増やしたところ、逆に登録者数が減少に転じたことが分かった。原発の安全性をアピールしたい首相官邸の指示を受け、異常がなくても1日2回の定時配信をする態勢に切り替えたのが裏目に出た形で、関係者から「発信のやり方が国民のニーズに合っていないのでは」との指摘が出ている。【酒造唯】
 メールは、国内で唯一稼働する九州電力川内(せんだい)原発など4原発について異常の有無を報告する内容で、約1万2000人が登録している。地震がなくても午前10時と午後8時の2回、「異常なし」の定時配信があり、熊本地震発生から6月24日午前10時までの配信数は149回に達した。
 以前の配信基準は「原発立地道県で震度6弱以上、市町村で震度5弱以上」で、昨年度の配信はわずか2回。熊本地震での川内原発周辺の震度は「4」だったため配信されなかった。これに対し、菅義偉官房長官が「情報発信が不十分」と批判したため、規制委は4月19日から定時配信を開始し、同26日には基準を「九州で震度4以上」に緩和した。
 登録者数は熊本地震直後は約200人増えて最大1万2200人になったが、配信を増やした3日後の4月22日をピークに初めて減少。6月17日時点で1万2021人となり、地震前の数より減った。
 ある登録者は「繰り返し『安全』と強調されても、情報としては意味がない」と指摘。規制委事務局の原子力規制庁の担当者は「配信が過剰かもしれない」と話し、今後見直す考えだ。
 原発と地域とのコミュニケーションに取り組んできた新潟県の市民団体「柏崎刈羽原発の透明性を確保する地域の会」の新野(あらの)良子・前会長(65)は、「どういう情報が必要なのか、住民のニーズをくみ取ってやり方を改善すべきだ」と話している。
 毎日新聞 6月24日(金)15時0分

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 ほら。(2016/04/28の記事、きちんと話す。ヒステリーに陥らせない) で書いたように、異常がないのだから発信する情報もないのに無理して何かいおうとするほど無駄なことはない。

 立ち位置がよく分からない市民団体の人間も「どういう情報が必要なのか」といっているようだが、異常がない時には「異常がない」としかいいようがない。
 それを越えた情報となると、どうしても専門的な話も混ぜなくてはならなくなるわけで。その時にうまく「この揺れではこれこれこういう力が加わりましたが、これに対してはこれこれこういう強度を持っているので破壊されることはありません」という説明ができる人間を広報官にというのは、福島の事故の時から変わっていない。

 そういえばその福島の事故で、

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 ベント成功なら「汚染軽度」=福島事故で見解―学術会議

 東京電力福島第1原発事故を調査していた日本学術会議の小委員会は24日、事故対応についての見解を明らかにした。
 2号機格納容器内の圧力を下げるため外部に気体を放出する「ベント」が、準備不足などで困難を極めたと指摘。早期に成功すれば「放射性物質の放出を抑制でき、汚染も軽度で済んだ可能性がある」とした。
 小委員会は「原子力関係者全員の慢心と想像力が欠如していた」と批判。ベントによる減圧と消防車を使った注水が早期にできていれば、「燃料溶融は避けられた可能性がある」との見解を示した。
 時事通信 6月24日(金)20時46分

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 今更こんなことをいっている科学会議があるが、こんなことは(2011/06/20の記事、狙いはまさか……) で当時流行っていた「これから正義の話をしよう」のジレンマとして拙ブログで指摘していること。
「ベント」をスムースに行えなかった背景に、「たとえ少しでも放射性物質が出たとなると騒ぐ団体がいることへの危惧が東電を躊躇させた」があるのは想像に難くない。そこに官邸が混乱したまま口を突っ込んできたのだから、敏速な行動など取れるはずがない。
 ここで「慢心し想像力が欠けていた」のはただ原子力関係者だけではなく、政治家もそうであり、何かあれば足を引っ張ってやろうと構えている「市民団体」という名の反核勢力もである。彼らが原子力を政治の道具にしてしまい、科学技術で維持されるただの発電施設だという冷めた目で見ていなかったことが、福島の事故を引き起こしただけではなく、その後の対応までも「失敗」させてしまった要因だと私は指摘したい。


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 高浜1、2号機の延長運転「合格」 平成31年10月以降に再稼働へ 40年超運転で初

 原子力規制委員会は20日、定例会合を開き、運転開始から40年が経過した関西電力高浜原発1、2号機(福井県)について、最長20年の延長運転の合格証に当たる「審査書案」を了承した。新規制基準施行後、延長運転を認めるのは初めて。再稼働の時期は、必要な工事が終わる平成31年10月以降になる。
 東京電力福島第1原発事故後、改正された原子炉等規制法で、原発の運転期間は「原則40年」と定められた。ただ、規制委が認めれば1回に限り最長20年延長できる。
 高浜1号機は昭和49年11月、2号機は50年11月にそれぞれ営業運転を開始。特例で、今年7月7日までに3種類の審査を終えれば再稼働可能になっていた。
 関電は昨年4月、規制委に審査を申請。それに先立ち、平成26年12月から約5カ月間、原子炉の劣化状況などを調べる「特別検査」を実施し、安全を確認した。
(後略)
 産経新聞 6月20日(月)15時0分

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 関西電力の高浜原子力発電所1、2号機の40年越え運転が認められたということで、

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 原発40年規制 運転延長に反対する

 運転開始から40年を超えた関西電力高浜原発1、2号機(福井県)について、原子力規制委員会が運転延長を認可した。関電は安全対策工事をしたうえで、2019年秋以降の再稼働をめざす方針だ。
 東京電力福島第一原発の事故を経て、朝日新聞は社説で20~30年後の「原発ゼロ社会」を主張してきた。当面どうしても必要な原発の稼働は認めつつ、危険度の高い原発や古い原発から閉じていくという意見である。
 このままでは、利益をあげられると電力会社が判断した原発について、次々と運転延長が認められかねない。今回の認可に反対する。
 まずは規制委である。
 難題とされた電気ケーブルの火災対策で、燃えにくいケーブルへの交換が難しい部分は防火シートで覆う関電の方針を受け入れた。運転延長後の耐震性を推定するために格納容器内の重要機器を実際に揺らす試験も、対策工事後に回して認可した。
「1回だけ、最長20年」という運転延長規定は、電力不足などに備えるために設けられた。規制委も「極めて例外的」「(認可は)相当困難」と説明していたのではなかったか。
 より大きな問題は、安倍政権の原発への姿勢である。
 法律を改正し「原発の運転期間は40年」と明記したのは民主党政権のときだった。福島の事故を受け、国民の多くが「原発への依存度を下げていく」という方向で一致していたからだ。
 安倍政権も、発足当時は「原発依存度を可能な限り低減する」と繰り返していた。しかし、なし崩し的に原発温存へとかじを切り、基幹エネルギーの一つに位置づけた。
「規制委が安全と判断した原発は再稼働していく」。これが最近の政権の決まり文句だ。
 その規制委は個別原発の安全審査が役割だと強調する。避難計画が十分かどうかは審査の対象外だし、高浜原発がある福井県のような集中立地の是非も正面から議論はしていない。
(中略)
「原発40年」の法改正は民自公の3党合意に基づく。規制委によりかかりながら、原発依存度低減という国民への約束をなかったことにするのは許されない。政権は40年ルールへの考え方をきちんと説明するべきだ。
 朝日新聞デジタル 社説 2016年6月21日

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20~30年後の『原発ゼロ社会』」どころか今現在の再稼働すら反対している、「反原発」を社是とする新聞社が反対意見を書き、

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 浜原発延長「例外根拠なければ認められない」

 民進党の直嶋正行エネルギー環境調査会長は関西電力高浜原発〈福井県〉が「原発は40年で廃炉の原則」があるにもかかわらず、20年の稼働延長が原子力規制委員会で認められたことを受け、21日、「高浜原発1、2号機の60年運転延長はどのような理由で法律の定める『例外的な場合』に該当するのか明らかでない。政府による明確な説明がなされない限り、運転延長は認められない」と談話を発表した。
 この中で「40年運転制限制が法律の明文に明記された趣旨には、中性子脆化等を踏まえた原発の安全性という科学的な根拠もさることながら、福島第一原発事故の反省も踏まえ、40年で運転を終了させ原発依存度を下げていくという政治的メッセージも含まれている」と40年での廃炉の意味を強くアピール。
 そのうえで「安倍政権は原発60年運転ありきのエネルギーミックスを決定し、40年運転制限制を徹底して原発を再稼働した場合、2030年の原発の運転基数は最多でも21基、発電量は1500億kwh程度に過ぎず、政府のエネルギーミックス達成には700億kwh(100万kw級原発10基以上分)不足することになり、極めて>非現実的な数字と考えるが、今回の運転延長はそのシナリオに沿って決定されたものであると言わざるを得ない」と非難した。
 また「昨今の電力需要から考えても、高浜原発1、2号機を稼働させなければならない必然性は明らかでなく、原子力規制委員会が耐震性確認の実証試験を期限前に実施せず、補強工事が完了した後に実施するとしたことも問題が極めて大きい」と提起した。(編集担当:森高龍二)
 エコノミックニュース 6月21日(火)14時39分

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 権限もない国会議員が文句をつけているが、いみじくも彼らが認めてしまっているように、そもそも「40年」というのは政治的な線引きでしかないではないか。
 直嶋氏自身もいうように、原子炉の寿命は「中性子脆化等を踏まえた原発の安全性」で測るべきものであり、たとえ40年経ってもそれが規定値まで進んでいなければ運転を妨害するものではないし、逆に新しい40年経っていない炉でもその線を越えて脆弱性が進んでいれば廃炉にすべきものである。そういうものだから、規制委はいちいち「安全宣言」などしない。そこにつけ込んで「安全だとはいっていない」と屁理屈を唱える馬鹿文系が騒いでも、物性は変わらない。

 上でリンクを貼った(2011/06/20の記事、狙いはまさか……) にあるように、当時の民主党は原子炉の再稼動で話を進めていたというのに、ただそれが「選挙で使える」となると途端に「中途半端な反原発」に舵を切ってしまった。
 おかげで朝日新聞のように発電を政局の道具として政権攻撃をする新聞がはしゃぐことになる。

昨今の電力需要から考えても、高浜原発1、2号機を稼働させなければならない必然性は明らかでなく」という前に、直嶋氏には「高浜3、4号機の再稼動で電気料金を下げる」といっていた関西電力の言葉を思い出すべきだ。
 福島の事故とは関係のないこれらの原子炉が止められているおかげで、関西の(それ以外の地もだが)の電気料金がどれほど上がり、それが製造業界の負担になっているかを知るべきだ。
 涼しい部屋で偉そうな高説を書き散らしているブンヤの手のひらの上でお辞儀をしているのではなく。


 おまけ。

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 女川2号機を現地調査=断層など視察―原子力規制委

 原子力規制委員会は13日、審査中の東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の現地調査を行った。
 石渡明委員や原子力規制庁の担当者11人が断層などを視察した。
 対象となったのは重要施設下を通る9本の断層のうち新しいとされる2本。石渡委員らは断層露頭での調査に加え、ボーリングで採取した資料を観察した。今後、活動性について評価を進めていく。また、防潮堤のかさ上げ工事の状況も視察した。
 終了後、石渡委員は「おおむね審査会合での報告通りだった」と話した上で、「今後新たなデータが出てくることを期待している」と述べた。 
 時事通信 6月13日(月)21時37分

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 このニュースをNHKBSで見た時に、アナウンサーが「地震の原因となる活断層」という言い方をしているのを聞いて、なんだかため息が出てしまった。
「活」という字がついているおかげか、「活断層」とは「活火山」のようなものだと思っている人が世間にはまだまだ多いということだから。

 原子力規制委員会がレギュレーションを決める時に「今まで数1,000年前に動いたものをといっていたが、それを数万年前まで定義を広げる」とやったことからも分かるように、「活断層」というのは断層を単に人為的に分類したレッテルでしかない。断層は大丈夫だが活断層はなにか噴火のようなエネルギーを秘めたもので地震を引き起こすというものではないのだ。


 本日の「ガチャから産まれた~」。

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 備前焼の桃太郎、ガチャガチャで登場 岡山駅に設置

桃ガチャ

(写真、朝日新聞デジタルより。ガチャガチャになった昔話「桃太郎」の備前焼=岡山市南区、加藤諒氏撮影)

「ガチャガチャ」のカプセルをパカッと開けると、備前焼の桃太郎が登場――。JR岡山駅の新幹線改札内に、昔話「桃太郎」の登場人物らを備前焼の小物にしたガチャガチャが設置され、話題になっている。
 30~40代の若手備前焼作家5人が、桃太郎やサル、キジなど10種類の焼き物を制作し、置物のほか、マグネットやピンバッジに加工。緩衝材にくるんでカプセルに入れ、1回500円のガチャガチャにした。4月に設置して以来、500個ほど売れたという。
 手がけたイベント企画会社「リクライム」の水野重寿常務(36)は、「手頃なお土産として、若い世代が備前焼を手にするきっかけにしてもらえれば」と話している。(加藤諒)
 朝日新聞デジタル 6月27日(月)13時13分

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(2015/06/30の記事、記憶力をつけて言葉の意味を覚えてきてからだ、話をするのは) で風鈴をガチャに入れた海南市の話題を取り上げたが、今度は焼き物かぁ。
 細かいところが折れたりしなければいいけど。ものとしてはおもしろいのだから。(なんでモアイが混ざっているのだろう?)

(2013/10/18の記事、税金まけろという前に襟を正せ!) で取り上げた高給品ガチャといい、私が子供のころにはお菓子屋の前に並んでいた「赤い筐体の十円ガチャ」は、もう完全に日本の文化の一つに成長したようだ。

 ところで、水戸駅では品切れになって久しい(2016/01/24の記事、あんたらのいうTPP国会とはこんなことか?) で紹介した茨城名物のガチャ、先日東京駅でも見かけたのだが、隣にある都内の名産ガチャなどがまだあるのに、これだけ空っぽになっていた。
 やっぱり「ガルパン」かなぁ。

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