どんな屁理屈を並べても「デマ屋」の擁護にはならない | 偕楽園血圧日記
2014年05月20日(火)

どんな屁理屈を並べても「デマ屋」の擁護にはならない

テーマ:報道
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 内閣法制局長官に横畠氏 小松氏は内閣官房参与に

 安倍内閣は16日の閣議で、内閣法制局の小松一郎長官(63)が退任し、後任に横畠裕介次長(62)を昇格させる人事を決定した。小松氏は体調不良で続投が難しくなったと判断した。小松氏は同日付で内閣官房参与に就任した。
 小松氏は、内閣法制局長官としては、異例の外交官出身。首相の進める憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認に積極的だった。菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で「15日、本人から『治療に専念したい』と申し出があった。集団的自衛権をめぐり、今後国会で議論が本格化する中で、国会対応の激務は酷で、治療を優先するのが適当と判断した」と述べた。
 横畠氏は検事出身で、1999年以降、内閣法制局に勤務し、11年12月から次長を務めていた。今年1月に小松氏が入院した際には、事務代理に就いた。
 朝日新聞デジタル 5月16日(金)11時14分

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 小松氏が退任か。
(2014/02/24の記事、「正義」という原則ほど危いものはない) で書いたように、彼には「癌治療をしながらもきっちり仕事はできる」ということを示す例になってもらいたかったのだが。

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 超党派議連、がん基本法改正を検討-患者の就労支援などが課題に

 超党派の国会議員でつくる「国会がん患者と家族の会」(代表世話人=尾辻秀久・自民党参院議員)は16日、東京都内で公開討論の形で総会を開き、2007年に施行されたがん対策基本法の改正を検討することを決めた。会場では、同法改正に当たっては、がんになっても働き続けられるよう就労支援の要素を盛り込むことを求める意見が大勢だった。同議連は、同法制定10年を前に改正を目指す。【君塚靖】
 医療介護CBニュース 5月16日(金)20時4分

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 ちょうどこういう議連ができたというのに、まったく残念だ。

 ところでこの「超党派」議連、
http://www.cancer-reg.sakura.ne.jp/member/memberlist.pdf (国会がん患者と家族の会」会員名簿【衆議院) を見る限り「今のところ」は載っていないが、まさか将来、小松氏に向かって「癌患者は仕事を辞めろ!」と罵っていた人間を仲間にするなどということはないだろうな?
 そういう輩と同じ党の人間はいるようだが、彼らは、小松氏を「辞めろ!」と責めた同僚に対して、何かいう言葉は無いのだろうか?


 さて、「健康と体調」といえば、

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 「美味しんぼ」一時休載へ 「表現のあり方を今一度見直す」と編集部見解

 東京電力福島第1原発を訪問した主人公らが鼻血や倦怠(けんたい)感を訴える描写や、「今の福島に住んではいけない」などの表現で議論を呼んでいた漫画「美味しんぼ」を連載する小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」最新号(19日発売)に、「ご批判、お怒りは真摯(しんし)に受け止め、表現のあり方について今一度見直していく」などとする編集部の見解が掲載されていることが16日、分かった。自治体や有識者による描写への賛否両論を並べた特集も掲載された。
 併せて、美味しんぼを次号からしばらく休載することが明らかにされた。編集部によると、休載は以前から決まっていたという。
「『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見」と題した特集では、有識者13人の意見や福島県庁、同県双葉町、大阪府・大阪市から送られた抗議文が10ページにわたって展開された。
 この中で、立命館大の安斎育郎名誉教授(放射線防護学)は、1シーベルト超の被曝(ひばく)をしなければ倦怠感は表れないが、漫画で第1原発を見学した際の被曝線量ははるかに低く、倦怠感が残ったり鼻血が出たりすることは考えにくいと指摘。「率直に申し上げれば、『美味しんぼ』で取り上げられた内容は、的が外れていると思います」「200万人の福島県民の将来への生きる力を削(そ)ぐようなことはしてほしくない」と訴えた。
 福島県川内村の遠藤雄幸(ゆうこう)村長も「多くの読者がいる御社の雑誌の一言一言は重い。自主避難者支援は理解できますが、全ての被災者が同じように受け止めることができるかどうかは疑問だと思う」とした。
 一方で、岡山大の津田敏秀教授(疫学、環境医学)は「チェルノブイリでも福島でも鼻血の訴えは多いことが知られています」「『低線量放射線と鼻血に因果関係はない』と言って批判をされる方には、『因果関係がない』という証明を出せと求めればいい」と擁護。「こんな穏当な漫画に福島県の放射線のことが描かれたからといって文句を言う人のほうが、むしろ放射線を特別視して不安をあおっているのではないでしょうか」とつづった。
 同号には一連の問題描写が載っていた美味しんぼ「福島の真実」編の最終話も掲載。主人公らが福島県飯舘村から北海道に移住し畜産に挑む男性らを訪ねたり、福島の伝統料理を食べたりする内容で「偽善は言えない」「真実を語るしかない」との会話もあった。
 産経新聞 5月16日(金)23時30分


 <美味しんぼ>10ページの特集記事 有識者12人の意見も

 東京電力福島第1原発事故の影響に関する描写が議論を呼んだ人気漫画「美味(おい)しんぼ」を掲載した週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)の最新号が19日、発売された。特集記事は10ページに及び、有識者12人の意見などを紹介した。この中で健康への影響を巡り、野口邦和・日本大歯学部准教授(放射線防護学)が「福島県内で被ばくを原因とする鼻血は絶対にない」とする一方、津田敏秀・岡山大教授(疫学)は「因果関係がないという証明はされていない」と反論する。作家の玄侑宗久さんは「県全体に人が住めないというのは冷静さを欠いた感情論」としたが、ジャーナリストの青木理さんは「配慮は必要だが、メディアにはさまざまな意見を取り上げ検証する務めもある」とした。
 編集部は「見解」として「低線量被ばくの影響についての報道が激減している中、問題提起したいという思いもあった」としたうえで「医学的、科学的知見や因果関係の有無についてさまざまな論説が存在し、是非について判断できる立場にない」と記載した。美味しんぼは次号から休載するが、小学館広報室は「以前から決まっていた」と説明した。【長田舞子、山下智恵、岡田英、北村和巳】
 毎日新聞 5月19日(月)22時54分

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「鼻血! 鼻血!」で大騒ぎしていた「美味しんぼ」、ストーリー作者の「最終章では鼻血ごときで騒いでいた人間はひっくり返る。私を支持してくれた人も離れていく」という言葉に大どんでん返しを期待していたのだが、どうやら
(2014/05/09の記事、大叫喚地獄は八大地獄でも五番目に「重い」) で書いた「脳の寄生虫」式のサプライズもないまま、「福島貶し」だけで終わり。出版社は作者をかばいつつ逃亡を決め込むことを決めたようだ。
「休載は予定通り」というのかもしれないが、これほどの話になったのならば「取り消して続けます」としてこその「主張」だというのに。

 以前も書いたように、百ミリシーベルトにもいかない被曝で「鼻血」が出るようなことはない。「言いきれない」「言いきれない」という声を取材している新聞もあるようだが、はっきりと「ない」と言い切れるのは、今までの研究で結果が出ている。産経の記事にある岡山大教授のいうのは「ないものをないと証明せよ」という悪魔の証明で、本来「関係ある」というデータを出さなければならない「ある」側が「それができない」時に持ち出す「すり替え」である。
 ネットに出回っている画像によると、「美味しんぼ」の中では原子っぽい絵が描かれて「放射線のエネルギーでフリーラジカルになった原子が過酸化水素を作って粘膜を傷つける」という描写がされ、「実在の学者」が「医学界では異論もありますが~」と説明するシーンがあるが、「異論もある」どころか、そもそもそんな「鼻血メカニズム」自体が認められていない
 放射線で出血するのは強い放射線で造血細胞のDNAが破壊されて血液の更新ができなくなるたるに血小板の減少が起こり、そのために「少しの傷」でも出血するというもので、メカニズムとしては血友病に近い。
 そして、そういう症状が出るのは、JCOの事故の被害者のように瞬間的に大量の被曝をした場合の話になる。

 ちなみに、よく放射線バッジで累積被曝量を測る話が出てくるが、放射線による健康被害は微分で測るもので、積分で類推するものではない。野球で一回に九本のヒットを打たれたら得点されるが、各回に一本ずつヒットを打たれても大丈夫なのと同じである。
「累積値」の話は「もしかすると一回一本でも何百試合もすれば一度ぐらいエラーでランニングホームランになるかもしれない」という考えをしているものだから、あまり深刻にとるものではない。

 編集部と作者に「真実」を語ろうとする意識があるのならば、そういう「きちんとした放射線研究」を反映させた展開も併せて提起するべきで、「識者」などという「好き勝手いうコメンテーター」の言葉を流して「両論併記」したつもりになって「どうだ」と威張ることではない。
 ましてや「絵」をつけて記載した「嘘」に対して文章をつらつら並べて「はい両論併記」とするなど、「マンガ表現者と編集」が取るべきものではない。
 もう一度書くが、スピリッツは「正しい科学理論」を「嘘に倍する精緻さで漫画に描い」てこそ、「きちんとした表記」をしたといえるのであり、そのためには今ここで同作品を休載になどしてはいけない。


 今回の騒ぎでは、作品の中で「アンケートを引用された」団体が、

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 <美味しんぼ>被害調査の市民団体「事前に接触無く困惑」

 週刊誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)の漫画「美味(おい)しんぼ」で、東日本大震災による岩手県のがれきを受け入れた大阪市の住民が健康被害 を訴えたとする調査が紹介された問題で、この調査をしたとする市民団体が16日、「作者や小学館から事前に接触はなく、困惑している」とのコメントを発表した。
 この日は別の市民団体が市役所で記者会見し、コメントを代読した。団体によると、調査は昨年2~4月、がれき受け入れで体調変化がないかをインターネット上で呼びかけ、約800人の回答を集計、市などにデータを提供したという。
 小学館は「編集部が、情報源へ直接連絡を取っていなかった点については遺憾」としている。【茶谷亮】
 毎日新聞 5月16日(金)13時12分

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 あまりの反響に「原子力叩きで正義感ぶっていたら、意外と大きな騒ぎになってしまったビビった」という中途半端な正義感の滑稽さを教えてくれる面白い教訓となる面もあったが、そういう初心さもないような厚顔無恥なところは、

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 実際に原発事故の後、鼻血を出す人はいたようだ。2011年の6~8月にかけて、福島県内4カ所で問診会を開いたNPO法人「チェルノブイリへのかけはし」の野呂美加代表は、こう話す。
「問診会に来られた人や家族の3~4割は鼻血の症状がありました。他の症状は、口内炎や下痢などです」
 同NPOでは、チェルノブイリ原発事故で被災した子どもたちを日本で転地療養させる活動をしてきた。
「20年間で648人の子どもを招いていますが、彼らの症状も同じで、鼻血もよく出しました」
 ※週刊朝日 2014年5月23日号
 dot.2014年5月14日(水)11:30配信 「『美味しんぼ』鼻血描写 現地では『出ても言い出せない雰囲気』?」より

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「放射能デマ屋」の一人を出してきて「美味しんぼ」に便乗する「歪んだ正義感の醜悪さ」を見せてくれたりもする。(この野呂氏は
(2012/06/12の記事、ヒステリーはろくなものではない) で取り上げたように、「福島でジャガイモを切ったら切り口が紫色になった」ととんでもない話を吹聴した人物で、そうやって不安を煽ることで自分の商品を売っているような団体代表である)

「改めて提起」などというのは、せっかく社会的に見向きもされなくなったこういう輩に再びスポットライトを当てて「社会をかきまわさせよう」という下衆な考えを誤魔化している詭弁である。

 この話を、

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 美味しんぼ抗議は「表現の自由侵害」 福島の市民団体

 週刊ビッグコミックスピリッツの人気漫画「美味しんぼ」の東京電力福島第一原発事故をめぐる描写に対し、福島県が発行元の小学館に抗議したのは、「表現の自由の侵害にあたる」として、県内の市民団体が15日、抗議文を佐藤雄平知事に送った。
 県内の子どもたちの「被曝(ひばく)しない権利」の確立を求める「ふくしま集団疎開裁判の会」など4団体。「風評被害を助長する」という県の批判に対 し、同会の井戸謙一弁護士らは「事実の歪曲(わいきょく)。(描写は)根拠のない風評ではなく、体験に基づく見解だ」と反論した。
 朝日新聞デジタル 5月15日(木)22時19分

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 いつもの「なんたらの自由」にすり替えて騒いでいる団体もいるようだが、「美味しんぼ」という作品が「宇宙から降り注いで恐竜を絶滅させて哺乳類の進化を促した、無限のエネルギーを生む不思議な宇宙線」とか「質量ゼロで正か負に帯電し、自由空間で立法格子状のフィールドを展開して電波障害を起こす粒子」について語っている作品ではなく、またまったく架空の世界の話を描く作品でもない実在の人物と地名を使ったセミドキュメンタリー方式の「情報系マンガ」という体裁を取っている以上、「根拠のない嘘」を書くと非難の的になって当たり前である。
「表現の自由」というのは、「何を言ってもいい。責任も取らなくてよい」というものではないのだ。

「鼻血」というのは、人によってはちょっとした刺激で出ることもある「ありふれた話」だが、「血」というショッキングな絵が使えるうえに、確かに急性放射線障害の中に類似の症状があるということで、「すり替え騙し」に使いやすい。だから「低線量被曝というオカルト」を流布する者がよく「不安煽り」に使う。
「体がだるい」というのも、茨城から青森南部までの人たちに、震災直後のことを聞いてみたらいい。似たようなことをいう人間が続々現れるだろう。震度6を越える地震を体験してみたらいい、精神的動揺でそういう状態にもなるものだから。
 このストーリー作者はただ「原子炉叩き」をするために「人の住めない悲惨な福島」というものを必要とする、
(2011/03/15の記事、狂犬を飼っているという自覚を持とう) 以来私が攻撃している「反核団体」と同じ穴の狢。
「美味しんぼ」を擁護するということは、この作品がついた「嘘」を認めることにも繋がるのだ。
「福島の市民団体」を名乗るものがそういうことをするのは、「自分たちの土地がダメであってほしい」と望むというとんでもない行為である。

 「美味しんぼ」は、忘れかけていたそういう輩を再び明るみに引きずり出してくれたというところでは少しは社会の役に立ったのかもしれないが、それだけのものに過ぎない。
 月曜日の午後にコンビニに行くことができたので雑誌棚を見てみたが、もう同紙は「売り切れ」。炎上商法としては大成功だったようだが、そんな「商売」を「表現」として許すのは、「表現者」の自殺である。


 本日の訓練。

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 米国防総省、「ゾンビ」襲来の対応策を策定していた

 ワシントン(CNN) 米国防総省が「ゾンビ襲来」というありえない状況に備えて、詳細な対応策を策定していたことが、CNNが入手した同省の文書から明らかに>なった。
 この文書は、米戦略軍が作成した「CONOP8888」という極秘文書で、現実の大規模な軍事作戦、緊急事態、大災害に対する作戦の立て方の訓練用テンプレートとして、地球全体がゾンビに襲われるという恐怖のシナリオが採用されている。
 しかし、これには合理的な理由があると国防総省は主張する。
 米戦略軍の報道官、クンツェ海軍大佐は「この文書は、軍内部の演習で使用される訓練用ツールと認定されている。この演習では訓練生が架空シナリオを通じて、軍事計画や治安・秩序の発展に関する基本概念を学ぶ」と述べ、「この文書は米戦略軍の(正式な)計画ではない」と付け加えた。
 しかし、この文書には、ゾンビの種類、誕生の仕方、軍事作戦の遂行、ゾンビの倒し方に加え、病院などの医療施設がゾンビに襲われた場合の対応策や、ゾンビの脅威が高まった場合に発電所などの重要インフラに遠隔操作が可能なロボットを配置する可能性への言及もあり、かなり具体的な内容となっている。
 国防総省は、この文書を作成したからといって、決してゾンビ襲来の危機が迫っているわけではなく、あくまでゾンビが米国を征服しようとしているといった大規模かつ深刻な状況への対応を訓練するのが目的としている。
 それにしても、なぜゾンビなのか。同文書によると、人々が訓練用の架空のシナリオを実際の計画と勘違いしないよう、あえて全くありえないシナリオを採用したのだという。
 CNN.co.jp 5月17日(土)12時29分

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 あー、アメリカはよくゾンビとか殺人鬼とか出るからなぁ。

 日本はよく怪獣が出るから、我が自衛隊はそちらの方の訓練を……しているよな? 今は「ウルトラマンのいない時期」なのだし(笑)。



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